AM 07:50
あたらしい朝の始まり。
この時期のヨーロッパの朝はのんびり。
窓から差す朝日に誘われて外に出てみると、とても澄んだ空気に、思わず背伸びっ。
目の前には葡萄畑が広がります。
ねぼすけさん、おはよーう♡
1階のかわいいダイニングには、宿泊していたわたしたちのためだけに朝食が用意されていて。
あたたかいなぁ。ありがとう。
生ハムも美しいーーっ。自家製のブルーベリーコンフィチュールと頂きます。
朝食後、キッチンにお邪魔すると
昨日のデザートで感動したケーキがおいてあって、これー!好きやったー!というと、
これは、Panettone(パネットーネ)だよと。
ヴェネト州でクリスマスだけに食べる伝統菓子だそうで。
おかきと交換して♡と、物々交換してもらいました(笑)
お世話になりました。ありがとう。
AM 10:00
お世話になったアグリを後に、今日はフリウリヴェネツィア=ジューリア州へ。
朝のプロセッコの畑たち。
また高速をひた走り、最初の目的地サン・ダニエーレへ。
サンダニエーレといえば、生ハム!!!
パルマの生ハムよりも更に厳しい法律に基づいて作られる、サンダニエーレブランドの工房を訪問します。
◆PROSCIUTTERIA DOK DALL'AVA
http://www.dallava.com/index.php
お姉さんにアポイントを取っていることを伝えると、待っていたよと。まずは、サンダニエーレの製法の説明をしていただきます。
イタリア産豚の後脚のみを使い、イタリア半島の南、Savoia産の海水塩に漬けて洗い、脚通しを重ねることで自然にプレスを行うことで水分を極限まで抜く。
そして、最低14ヶ月の熟成をかけてやっと出来あがるというこだわりよう。
そして、特別に熟成庫へ入らせていただいて。
すごい、圧巻ーーーーっ!!!
3万本の生ハムの原木の中を歩くなんてなんという体験(笑)
夏の部屋、冬の部屋と温度湿度は色々。
熟成度合いを確かめるために使われるのは、馬の骨から作られるスティック。
DOPの称号を示す刻印もしっかりと。
うれしい!しあわせっ(´∀`*)
たくさん学ばせてもらったあとは、実地体験♡
併設のレストランでランチに。
このあたりのワインを1杯、と出て来たのはCalice Friurano 1€
生ハムにも負けない力強い果実味が心地よい。1€って!!!笑
Prosciutto Experience 25€ をシェア。
Dok Dall'ava 16ヶ月の他、5種類の生ハムを食べ比べ。
付け合せも盛りだくさん!贅沢にも生ハムメロンまで楽しんじゃうっ(*´꒳`*)
全部美味しかったけど、わたしはスタンダードな16ヶ月かな。口に入れた瞬間とろとろとろけてなくなっちゃうっ。
お隣のショップも物色して、あー楽しかった!
お次はここから約50分、フリウリ州きっての美しい街と言われる、世界遺産のCividale del Friuliへ。
●Cividale del Friuli
かわいい街すぎるーーっ。水が青い!!!
さすがの年末、人気はすくなめ。
パンプキンたくさんっ。中には物語が。
奥に猫ちゃんまで隠れてる。
ほんとにどこをとっても絵になる街です。
広場の一角にかわゆいケーキ屋さんを見つけたので、ひと休憩することに。
◆Zuckerfee
https://m.facebook.com/Pasticceria-Zuckerfee-325502627638518/
ホワイトチョコ&バナナのムースと、マンゴーココのプティタルト。
Cafe Lungoに、
Succo melaという謎の緑のドリンク(笑)
自家製の青リンゴジュースでした。
めちゃおいしくって全部で6€だったから、結構お安い。いいところみーつけたっ( ´ ▽ ` )♡
ローカル感まんさいのクリスマーケットにも出会いました。ほっこり。
マーケット中央におもむろに置かれたプロセッコ。きっとドリンクフリーなやつ。
ちなみにクリスマスマーケットといえど、今日は12月30日です(笑)
PM 15:00
まだお宿に行くには早かったので、国境を越えてすぐそこのスロベニアへ行ってみることに。
向かったのは、Nova Goriziaという街。
スロベニア11の特別市のひとつで、昔はイタリアのGoriziaと一つの街だったけれど、1947年の鉄のカーテンで東西分離され、2004年までこの国境に壁があったのだとか。
国境を超えた瞬間に変わる空気感。こんな場所は始めて。
特に目的もなかったけれど、せっなくなのでスーパーでお買い物をしてみることに。
サンタの大量生産!禁止っ!!!笑
急遽スロベニアの特産品を調べ、
山のハーブを合わせたスロベニア特産のハーブティーや、
南瓜の種から作った香ばしいオイル。
スロベニアといえば!な蜂蜜に、これは胡桃をたっぷりと漬けたもの。3€程。
近頃はスロベニアワインの評価も高いし、
ビールもなんか、凛々しいかんじ。
いつも"試したい欲"すごすぎて、ちゃっかりと色々お買い物っ♡
イタリアへ戻る時の夕焼けがとっても綺麗で。
ここに来れた今日にとっても感謝しちゃう。
そして、フリウリ州きってのワイン産地、Cormonへ戻り、雑誌で見てからどうしても来てみたかったこちらのお宿へ。
◆La Subida
着いて早々、チェックインもせず、寒かったでしょと暖炉の前に案内されて。
プロセッコとチーズのスナックで、ウェルカムアペリティフ。
ここは、異なる設えの17棟のログハウスで構成されるオーベルジュで。
私たちに与えられたNo.12は、広々としたジャグジー付きの2階建てハウス。
PM 18:00
さっきのスーパーで買った、スロベニアビールでアペリティフを楽しんで。
さっきのレストラン棟へ戻り、お楽しみの夕食タイム♡
スターターは、Pork Salad と。
このレストランがオリジナルで仕立てる、
MITJA 2016 Bianco
青リンゴの果実に、スパイシーさを加えたようなワイン。
温度が上がるほどに、どんどん開いておいしくなる。
前菜から2種類、
Carpaccio di Chervo al Kren
鹿とザクロのカルパッチョ
I Fiori di Sambuco, le Pere e le Noci
チーズと胡桃の揚げたラビオリ
エルダーフラワーソース
Terre del Faet, Malvasia 2016
わずか1万ボトルしか作っていないという、ここCormonsの白ワイン。
鹿さえも受け入れる野性味と力強さを持ちながら、綺麗さを兼ね備えたワイン。
パスタも同じく2種類をシェアして、
I Girini, Briciole di Pasta Buttata
ザクロとソーセージの小さなパスタポット
ハーブの練り込まれたサルシッチャの、絶妙な塩加減がおいしすぎる。まさかのレシピまで添えられて。作りたい!!
I Tortelli dai Mille Sapori
カリフラワーとシェーブルチーズのラビオリ
バターナッツのピューレが添えられる。
合わせてと出て来たのは、
Meroi, sauvignon 2016
イタリアのソーヴィニヨンなんてほとんど飲んだことないけど。
いつもの草原らしさではなく、針葉樹林佇んでいるような清々しさがある。温度があがるとパッションフルーツの香りが出てきて、樽まできかせる七変化のオリジナリティ。これはおいしい!!!
白ワインビネガーのソルベを口直しに。
メインは1種類、
Il Cervo, la Trota e il Pistacchio
鹿のグリル イクラとピスタチオペースト
メインに合わせて…って!!!
頼んでもないのに、どんどんペアリングされるワイン(笑)
Masut da Rive Rosso 2013
Merlot種で作られたワインらしいけれど、フランスのそれとは方向性が真逆で。
野に咲くワイルドベリーに、スモーキーさも併せ持つある意味とても男くさいワイン。
最後に、小菓子をいただいて。
ツリーには自家製のクッキーやドライフルーツ、瓶にはリンゴのキャラメリゼピューレ。
こちらではやっぱり年明けまでまだまだ、クリスマス気分みたい。
そんなアバウトさもとっても心地よい、イタリア地方の夜でした。
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