恒例になりつつある年末年始の夫婦旅。
去年は真夏のニュージーランド。
今年は一転、真冬を味わいにイタリアへ!
今回の旅の予想ルートは。
近頃ワインの評判が目覚ましいフリウリヴェネチア=ジューリア州から、
ヴェネツィアでの年越し、南チロルでのスノーボード(情報なさすぎて未知!w)、
最後にミラノのソルドでショッピング♡
スムーズじゃなくていいから、
ハッピーで美味しすぎる出会いがたくさんありますように。
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29th Dec.
AM 11:00
関西国際空港から、ルフトハンザ航空でフランクフルトへ。
早速の機内食は、ハンバーグを。
ワインはドイツのクラシックなリースリング。
そして、変わらず旅のお供は、ロブマイヤーのトラベラーズグラス。
これにワイン注いでもらうだけで、一気にビジネスクラス気分♡笑
こちらは降下前に出たカルボナーラ。
すごいよね、機内食のクオリティどんどん上がってる。
いつかスカイシェフさんと仕事がしたい!
PM 15:00
11時間のフライトで、フランクフルト空港へ到着。
前回来た時に気になってた空港のカフェバーでドイツの樽生クラフトを早速(´∀`*)
乗り継いで一路、ヴェネツィアへ。
世界遺産、Vicenzaの上を通りました。
はじめて!荷物が一番乗りに来たっ。
幸先良く、レンタカーを借りて今晩の宿へ向かいます。
とはいえ相変わらずわかりにくい貸出作業に、時差ボケ、左ハンドル、初の高速道路にかかわらず、こんな山の中までたどり着いてくれました。ありがとう。
そこまでして来たかったのは。
ベニスの北、VittorioVenetoにあるワイナリー経営のアグリツーリズモ(農家民宿)。
◆Agritourismo Althe'a
http://www.agriturismoalthea.it/en
ここへ来たのは他でもなく、イタリアを代表するスパークリングワイン、Proseccoを味わうため♡
日本では、軽やかで飲みやすく、安うまスパークリングとして格付けされがちなプロセッコですが、もっと真髄を知りたくて。
しかもしかも、ここのワイナリーは
プロセッコの中でも"DOCG"という特別な格付けがされる特上のスパークリング、
D.O.C.G. “Prosecco di Conegliano-Valdobbiadene” を作るワイナリーなのです。
ここに来るまで知らなかったけど、
ConeglianoもValdobbiadeneも、このワイナリーの近郊にある街の名前のようで。
つまり、その特上ワインエリアの中心に泊まれるというしあわせってば!(*^^*)
早速2階のお部屋に案内してもらいました。
かわゆすぎるっ♡
1泊朝食付きで5,000円しないぐらいやのに、この広々&アットホーム感。
田舎民宿ならではのしあわせ*
真下の1階にはレストランが併設されていて、年末ともあって地元の方が家族連れがたくさん。
わたしたちもここでディナーをいただきます。
本当は少し離れたところにある醸造場を見せてもらいたかったのやけど、連絡するとごめんねもうお休みに入っちゃうのと言われていたの。
そしたら当主さんが来てくれて、
ワイン好きって聞いてるよ!代わりにここで"degustazione"(テイスティング)させてあげるからね、と。嬉しいーーー!!!!♡
まずは、スタンダードの
DOCG Prosecco Brut から。
日本で飲むよりしっかりと感じる果実味に、雪の野に咲くようなかわいい白い花の香り。
これに合わせて出してくれた前菜は、Soppressaというこの地方のサラミに
ポレンタ, 生クリーム状のブッラータチーズ、ポルチーニ。
サラミもポルチーニも肉厚すぎ!もちろんおいしい。
次は微発泡の、Prosecco Frizzante
おもしろい!通常の泡の後が微発泡なのや!白ワインのような位置付けなのかな。
そして味わいは、わたし史上最高にフローラル。Chloeの香水みたい!すごい。
Orzotto Burrata and Porcini
ブッラータチーズとポルチーニの大麦リゾット
あ…わたし…しあわせ…ばたっ
ってかんじw
フリッツァンテの芳香さとポルチーニの余韻が溶け合い口いっぱいに広がる。
メインは、Beef 68℃ 12h
12時間低音調理されたローストビーフに
添えられのは、アラディッキオという冬の花
付け合わせは、ポテト、カリフラワー、アーティチョーク。
これと合わせて出て来たのが、Brutよりやや甘い
DOCG Prosecco Extra Dry
わかってたけどわかってたけど!
お肉にまでプロセッコ合わせちゃうのね。
お肉を切り分け、このプロセッコを口に含むと…
一瞬よぎる拒絶からの、何十年来の時を経ての和解のようなマリアージュ。
塩とオリーブオイルだけのシンプルな味付けのお肉に、ワインがソースのように絡む。
驚きを通り越して、尊敬と感動。すごいーっ。
こういう瞬間を探して旅をしてるといっても過言じゃない。
最後に、デザートを。
ホームメイドのパイとスポンジケーキに、ココアのかかったマスカルポーネチーズ。
これ、ほぼ分解したティラミスやーん( ´ ▽ ` )
弾力のあるスポンジケーキには、ラム酒漬けのレーズンなどがたっぷり。
そうだった、ここヴェネト州、それもここのすぐ南にあるトレヴィーゾの街が、ティラミス発祥の地なのやった。
※となりのフリウリ州発祥節など、諸説あります。でもなんせこのへん♡
合わせてもらったのは、Torchiato di Fregonaの
Colli di Conegliano DOCG
甘口のデザートワインです。
"Colli di Conegliano"は、2011年にDOCGの格付けに昇格したばかり。プロセッコや地元のMarzemino種で作られているそう。
こんなプロセッコ、日本で見たこともない!
ティラミスと合わせることで、ここにシロップをかけるごとく味わいを引き立てる。
さっきのお肉にしてもこの最後のワインにしても。
本当においしい食事は、なにも凝ったソースやスパイスを何時間もかけて仕込まなかったって、
主体のおいしい素材と、そこにもう一味を加え、寄り添ってくれるワインや飲み物。
これがあれば充分なのやなと気付けた夜でした。
イタリアの田舎で味わう極上のディナー。
初日から、本当にご馳走様でした。
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世界で一番おいしい旅を、オーダメイドでお作りします♡
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