朝起きて、恒例のランニング。
きのう雨に降られた
ガロンヌ川のポン・ヌフ橋へ。
今日はすっきりと、晴れ!
うれしい。
遠くつづくボルドーまで思いを馳せながら
近くのおいしそうなパンやさんで
バゲットとカフェオレをテイクアウトし、アパートへ戻ります。
今日はレンタカーを借りて、
ラングドックからルーションのほうへドライブdayですっ♪
まずは城壁の街、カルカッソンヌヘ
1時間のドライブ。
Carassonne
スペインとの国境に程近く、
昔から要塞として機能してきたこの街は
ここを見ずには死ねない、とまで言われるほど、
お城とそれを取り囲むように並ぶ城壁、巨大な2つの堀が見事。
お腹がすいていたので
お城の目の前の The!観光レストランで小腹を満たし。
世界遺産は数あれど、ここは特別にすごかったぁ!
カルカッソンヌを後にし、
次に向かうはLimouxという街です。
Limoux
カルカッソンヌから約40分、
観光地とかではきっとないのやけど
どうしても来たかったのは、
ここが素晴らしいスパークリングワインを作る土地だから。
そして、わたしたちの結婚式で
乾杯にサーブした美味しいスパークリングワイン。
"Cremant de Limoux"
その時のワイナリーへ、写真とともに連絡をしてみると
ぜひ来てー!と言ってくれていたのです(*^^*)
うれしい縁でたどり着いたワイナリーがこちら。
◆Domaine J Lauren
http://www.jlaurens.fr/index/en
もともとはシャンパーニュのメゾンが始めたこの小さなワイナリーは
今でもスパークリングワインのみを造っていて。
わたしたちが訪れると、
オーナー自らが待ってくれていて
発酵庫や動瓶のマシンまですべて案内してくれました。
すごいー!!!
瓶内の滓を氷らせて抜くという、
初めて見るメトードクラシコの製造過程に、テンションあがりまくり。
こんなの見れるなんて。
そして念願のテイスティング。
ふたたび出会えた、
乾杯の"Les GRAIMENOUS"の美味しさに、やっぱり感動。
どれもこれも美味しいうえに、
1本10€前後という素晴らしすぎるコストパフォーマンス!
日本には入れてないの、という
Mauzac種のBlanquette de Limouxがフルーティーでとてもおいしくて
今晩飲むのに1本くーださい、というと
「あなたたちのお祝いに、プレゼントさせて!
遥々来てくれて本当にありがとう」と。
お礼を言うのはこちらのほうやのにーーー(;_;)
これからわたしたちの家でのお祝いごとには、
きっとここのクレマンが何度も登場するのやと思う。
本当にありがとうございました。
そしてまたここから1時間半のドライブ。
ピレネーの山合いを駆け抜け、
この旅でいっっっちばん楽しみにしていた、
ルーション地区のワイナリーホテルへ。
◆Domaine RIBERACH
http://www.riberach.com/
こんなとこ、誰がくるんー!ってゆうぐらい
山の奥深くにあるワイナリーホテルなのやけど。
古いワイナリーが
とってもお洒落にリノベーションされ
客室なんて、コンクリートの発酵タンクだったところ!
そして、お部屋のすぐ横にあるホテルのレストランは
なんと、1ツ星を獲得しているのだとかー!
到着も遅かったので、早速の晩御飯。
やや軽めの64€のコースをセレクト。
アミューズブッシュは
Fried Ravioli with wild asparagus
IGP Cotes Catlanesの
"Synthese"
品種: Grenache Blanc,Macabeo,Grenache Gris
&
"Hypothese"
品種: Grenache Gris100%
グルナッシュグリ?!と聞くと、
とてもめずらしくてフランスでもたった6haしか作っていないのだとか。
貴重ー!キレのよい美しい酸が心地よくおいしい。
そして前菜より、
紫芋のフリット マッシュルームスプレッド
アスパラガスのカプチーノ
牛肉タルタル フォアグラのムース載せ
L'Oignon de Toulouges
玉ねぎをいろんな調理方法で。
オニオンのアイスクリームに、スゥィートワイン漬け
オニオンビスケットに、トリュフフリット
シェフの才能を感じずにはいられない、手の込んだ1品。
Encornets de Meditteranee
烏賊の オリーブ、パルミジャーノ、手長海老ミンチ詰め
コルジェを添えて
合わせたのは、Roseの"no.14"
品種: Syrah100%
Props de Paturages
ラム肉グリルの海藻巻き
ラム肩肉と豆のミンチ 茄子の花に
茄子とムール、葱のピューレ
"These" Grenache100%
&
"Hypothese" Carignan100%
ダークチョコのようなビターな味わい。
フロマージュの盛り合わせ
プレデザートは
Vanilla Pannacota
バニラパンナコッタ アカシアの花のゼリー
Carottes...
キャロットをいろんな手法でデザートに
薔薇とペッパーのアイスや、自家栽培の鬼灯
アプリコットジェラートとともに
最後の小菓子は、
オレンジマーマレードのスフレマカロン
ショコラとヘーゼルナッツのマカロン
キャラメルやヌガーたち。
びーーーーっくりおいしかった!!
そしてどのお皿も、目にも美しく楽しくて、
あっという間に時が過ぎたディナーやった。
もうほんとうに、また来たい、
というか来るのじゃないかな、わざわざ!というぐらい。
徒歩10秒でお部屋にたどり着き
夕方もらったスパークリングワインとともに
またしあわせな夜を過ごしたのでした。