真夏の九州取材記 嬉野編②
AM8:00
朝起きると外からモーモーと牛の鳴き声が。お腹減った合図かな。
えさやりを少しだけお手伝い。
えさやりの後は朝食。
朝からたくさんのおかず。イカの塩辛やもろみも全部お母さんの手づくり。
お米も混じりっけなしのさがびよりで、本当につやつやしておいしい。
そうそう、夕食もいただいたけど、朝もおばあちゃん手づくりのみそ漬けをいただきました。
これが本当に絶品で、漬かり具合がちょうどよくて、おばあちゃん自慢の味。
帰りにおばあちゃん手づくりのみそ漬けのおみやげもいただきました。
今年泊まった海外の女の子が帰り際に帰りたいくないと泣いたそうで、
それが分かるような本当に温かいご家族です。
また遊びに行きます。
佐賀は有田焼や伊万里焼が有名ですが、
お宿がある嬉野塩田町には志田焼きがあると聞いて伺いました。
◆志田焼きの里博物館
有田焼や伊万里焼は高級磁器ですが、志田焼は大衆向けのものを大量生産する窯場として発展しました。
今は閉鎖されましたが、実際に志田焼を生産していた工場をそのまま博物館にしていて
その当時の様子を見ることができます。
閉鎖した際に当時の社長さんが工場の物はそのままにしておくようにと指示を出し、
本当にそのままの状態で寄付されたのだそう。
ここでは、見学の他にろくろ体験やお皿の絵付け体験ができます。
職員の方が手伝ってくれるので、家で使えるお皿やコップが作れます。
こんな素敵なランプシェードもできます。
作られた体験施設ではなくて、実際に志田焼きが作られていた工房で体験できるなんて貴重。
建物も大正時代に作られていたからタイムスリップしたかのような雰囲気で体験できます。
見学した後は工場を経営していた会社が志田焼きを販売しているギャラリーへ。
◆志田の蔵
http://www.shidanokura.co.jp/company/index.html
素敵な器がたくさんあって、時間があっという間に経ちそう。
昔は火鉢を主に作っていて、ここから東北まで運ばれていったそうです。
今もたくさんの火鉢が売られています。最近ではインテリアとして買っていく人が多いそうです。
この嬉野市塩田町は長崎街道の宿場町と天草からの陶石がここで荷揚げされて有田町や伊万里市、波佐見町へ、帰りの船には大阪などに運ばれる米ややきものなどが積まれた交通の要所として発展しました。
今でも当時の街並みが残っているところがあります。
◆塩田津街並み
https://peraichi.com/landing_pages/view/shiotatsu
◆Vegeキッチン塩田津
http://shiotatsu.jp/salutation.html
この日は残念ながらお休みだったけど、地元のお野菜を使った
お料理や郷土料理がいただけるお店です。
最後に明治から続く地元のお菓子屋さんへ。
◆中山製菓舗
地元のお菓子屋さんなんだけど、売られているお菓子ほとんどが初めてみるものばかり。
和菓子と言っていいのか洋菓子と言っていいのか、、、
江戸時代、砂糖が長崎出島から長崎街道を通って佐賀、小倉、大阪へと運ばれていたので、長崎街道はシュガーロードとも呼ばれ、このあたりは砂糖を使ったお菓子がたくさんあります。
逸口香(いっこうこう)もこの辺りでは親しまれたお菓子で、
中は空洞になっています。
今回嬉野を案内してくださったのは塩田津みらい協議会の筒井さん。
本当に2日間ありがとうございました。
10月には塩田町で日米交流のイベントも開催されるみたいで、今から楽しみです。
◆塩田津みらい協議会
生まれ故郷のお隣の県でも初めて食べるものも多くて発見が多い旅行でした。
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