お宿の取材で訪れた、秋の宇陀。
奈良県民なのに行ったことのなかった室生寺を今回はご案内いただき、自然の四季と仏閣の織りなす情景に感動。
おいしい山の幸にもたくさん出会えたので、書き残しておこうと思います*
◆室生寺
日本で一番小さな国宝の五重の塔が美しい、真言宗室生寺派の大本山。
奈良県民なのに、一度も来たことなかったという…!
山奥の川辺に静かに佇むお寺ですが、その敷地はめちゃくちゃ広くって。
女人禁制だった高野山に対し、ここは古くから女性の参拝も受け入れたため、『女人高野』と呼ばれ親しまれてきたそう。
ここはなんだか、四季折々の自然情景との対話がとーっても美しい。
金堂のお地蔵さんたちは(内部撮影禁止でしたが)、黒や赤の漆塗りだったり、とってもおしゃれな髪飾りや首飾りをしていて、こんな田舎にあって不思議なぐらいモダンで西洋的。とても面白い!
そして室生寺の太鼓橋のたもとにあるのが、奈良県民絶賛のこちらの山菜料理屋さん。
◆橋本屋
https://www.hashimotoya-uda.jp/hashimotoya/
歴史あるお店の個室にご案内いただくと、窓からはこの景色…!!!
川の水もきれいーーーっ。
女性限定の山菜定食2,160円 を。
すごいすごい!お野菜ばかりやのに味も調理法もそれぞれで全く食べ飽きない。
名物のとろろ汁は身体を温めてくれるもの。
山菜定食(あじさい) 2,160円
ウドわらび、自然薯とろろなどできるだけ地元のものを使用しているそう。
優しいオーナーさん。このお母さんが地元の食材を使用して考え、もう5~60年この山菜料理を提供されているというからすごい!
定食以上の利用で、景色抜群のこの個室が予約可能、なんと室料も無料とのこと!
奈良県ひとって、謙虚というか…ほんとにサービス精神いっぱいなのよね。
おいしかったです♡ご馳走さまでした。
室生寺のレトロな町を散策します。
木の先の紅葉に秋の訪れを感じながら。
さてさて!と、肝心のお宿さん取材へ。
最初に訪れたのは、室生寺に2軒しか残っていないお宿のうちのひとつ、民宿むろうさん。
綺麗に改装されたダイニングスペースからは、室生寺の奥の院が望めます。風が涼しい〜。
なんと!知らなかった。
古民家カフェまで併設されていて、手作りの酵素ジュースがたくさん。
お母さん特製の紫蘇のジュースを入れていただきました。しみるーーー。。
ご馳走さまでした。本当に素敵な場所でした。
次に伺ったのは、農家民宿のらぴゅた宇陀さん。
ここがスペシャルなのは、この大きなピザ窯!
裏の畑で採れたばかりのお野菜たっぷりに、焼きたてのピザが夕食にいただけちゃうのです。
そしてこの、天空のお風呂!
この土地だからできる圧倒的なオープンエアのスケール感!海抜400mの絶景風呂です。
お風呂はホーローと周囲は煉瓦で作られているので、夕方に一度薪で炊きいておくだけで、翌朝まで温かいそう。
望む山々のご説明をしてくださる、オーナーの河井さん。
仲間と飲む場所として作ったピザ釜が、おいしさから評判を呼び、食べにくるひとが増え、酔っ払って帰れないひとが増え、そしていまの民宿の形に辿りついたそう。
ピザ発信のお宿なんて!楽しすぎる!!
詳しい取材は来月に改めて。この畑から生まれるのはどんなピザなのかなー♡どきどきっ♡
宇陀の取材は明日に続きます。
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CEO/Travel Designer/J.S.A.認定ワインエキスパート
岡田 奈穂子(Nahoko Okada)
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