AM 07:00
まだ掃除中の朝のミラボー通りを歩き抜けると。
日の当たる北側にはカフェがずらり、反対の南側には銀行などの商業施設が並ぶことに気づきます。
その東端ぐらいにある、セザンヌも足繁く通ったという歴史あるカフェレストランへ朝食を頂きに。
◆Les Deux Garçons
53 Cours Mirabeau, 13100 Aix-en-Provence
Petit Dejuner 9.5€
大好きなタルティーヌの朝食セットには、
かのエシレバターや蜂蜜、ジャムに、カフェオレとオレンジジュースまでつく豪華さ。
フルーツサラダなどもつくセットがあってそっちにしたかったのですが、まだ用意できなくてごめんね、となんと!
クロワッサンとパンオショコラを、「This is a gift.」とくれましたっ♡
起き抜けのエクスアンプロヴァンスの街をお散歩してみます。
あ!大好きなマーケットを発見!♡
この季節、フランスならではのMirabelle(ミラベル)を見つけて少し買うと。杏のようで甘くておいしい~*
黒無花果も。こっちは食べごろまでもう少しっ。
あ!お店少し開いて来たっ。
どこをとっても絵になる、かわいいかわいい街です。
旧市街の北にあるサン・ソーヴール大聖堂へ。
ここでみつけたのは、見事なまでにおおきなパイプオルガン。
美しい回廊の奥からは、ミサの練習をしている歌声が聞こえました。
エクス、一瞬やったけどいい街すてきなところやったなぁ〜。
ちなみにお世話になっていたのは、立地抜群でこじんまりとセンスのよいこちらのホテル。
◆Hotel de France
http://hoteldefrance-aixenprovence.com/
1階にはお城かのような朝食ルームもあり。
お部屋は赤ストライプのアクセントがとてもかわいらしい。
もっといたかったな。お世話になりました。
AM 10:00
今日プロヴァンスのリュベロン地域をご案内くださる方と案内所で待合せをして。
最初の目的地、Lourmarin(ルールマラン)の村へ。
ルールマラン城が見えてきました。
ここは、歩いても30分で回れるというぐらいの小さな町ですが、素敵な雑貨屋さんが次から次へと現れて到底30分では回れなさそうな雰囲気…!!!
カラフルでかわいい器やさんを発見!入ってみることに。
◆L'Atelier Buisson-Kessler
http://www.atelierbuisson-kessler.com/
1980年代からファミリーで造る陶器のお店だそうで。
プロヴァンスらしい鮮やかな色彩と、とっても軽くて手に馴染む器たちはどれもとっても素敵!
ちょっとした遊び心にも、センスを感じるフランスがすき♡
どの通りにも、かわいいカフェやこじんまりかわいいお店が所狭しと並びます。
そして、今回の旅の大発見だったのがこちらのお店(´∀`*)
◆Le Maison FRANC
https://www.maison-objet.com/en/paris/exhibitors/september-2017/la-maison-franc
なななんと。うっかり見つけてしまったのは、素敵すぎるラベンダーナヴェットの専門店。
これは、摘んできたラヴェンダーの香りを包むようにリボンで細工したプロヴァンスの工芸品で。
使用するリボンやラヴェンダーの質によってお値段も様々と聞いていたのですが、ここのものはどれを取っても美しすぎる…!!!
聞くと、2ヶ月前にオープンしたばかりの新しいお店のようで。
作り方まで丁寧に説明してくださったオーナーのフランクさん。
15年前に作り始め、今は自社のラヴェンダー畑も持つという。20名の職人さんをかかえ名だたるファッションブランドの特注品も作るというからすごいっ!♡
今度は畑も遊びに行かせてねっ*
とっておきをひとつだけ。持って帰ります。
嬉しい出会いに感謝。ありがとうございました。
次に訪れたのが、なんとワインテイスティング!この町にもあったの知らなかった。
◆FONTENILLE
https://m.domainedefontenille.com/en/domaine-et-vins/les-vins
となりのLourris村でワイナリーと、星付きのホテルレストランも経営している今話題のところだそうで。
中がいい?外がいい?外がいい!♡と、白・ロゼ・赤とそれぞれ2種類ずつ試飲させていただいて。
希少な白は、Rolle種とホワイトグルナッシュなどをブレンドしたもの。
やっぱりリュベロン近郊の白おいしい。日本ではほとんど見ないのが残念っ。
ロゼは、グルナッシュ、シラー、サンソー、ムーベードのブレンドのものと、グルナッシュとシラーのみ、10ヶ月の樽熟成という珍しいものの2種が。
夏ロゼ最高!秋のキノコ料理なんかにも良さそう。
リュベロンのワインについて色々教えてくださったRobinさん。かっこよいーっ♡笑
最初の白と樽熟ロゼいただいて帰ります。ご馳走さまでした。
ルールマラン素敵やったー!また来ます。
AM 12:00
Bonnieux(ボニュー)の町と、その高台から眺めるLuberonの絶景を車窓観光しながら次の町へ。
実は私にこのプロヴァンスの魅力を植え付け、誘ってくれたのは。
イギリス人作家、ピーター・メイルさんによる20年以上前のベストセラー『南仏のプロヴァンス12ヶ月』という小説。
このへんに彼が住んでいたんですよ、というボニューから続く青々とした田舎道を抜け、次に目指すMénerbes(メネルブ)へ。
ここもフランスの美しい村のひとつに制定されているところですが、良い意味で観光地化されていなくって。
ゆるっとした時間の流れるところ。
ヴァントゥー山を望む美しい眺め。雪がかかっているのかと思いきや、なんと石灰が露出しているのだとか。
AM 13:00
この町の高台にある、わたしがずっと行きたかったレストランに到着です。
◆Maison de la Truffe et du Vin du Luberon
http://www.vin-truffe-luberon.com/
きゃーっっ!想像以上!なんという雰囲気のお庭ーーっ。
こんなところでランチが頂けるなんて夢のよう。
私たちに用意されていた日陰のテーブル。
素敵な夏のアミューズブッシュ。
トマトのタルタル、ゴートチーズのエスプーマ、胡瓜のソルベが爽やかに。
この地方のワインを、とお願いして白とロゼを3種。優しい笑顔のお兄さんのおすすめで。
美味しいよー♡って。ありがとう!乾杯っ。
お料理はまず前菜から1種類。
Comme un jardin du Luberon 21€
山羊チーズのムースとサマートリュフ
トリュフどどーーーーん!!!♡♡
1ピースがおっっきいし、分厚いっ。すごっ!
メインからは2種類、
L'omelette aux truffes noires Melanosporum 42€
ここのスペシャリテという黒トリュフのオムレツと。
Le supreme de pintade a la truffe noire Melanosporum 45€
低温調理のホロホロ鳥とフォアグラのソテー。黒トリュフを混ぜ込んだソースが絶品!!!
フォアグラもなんかさ、遠慮ないよね(笑)
トリュフソースはワインを含むと更に香りが高まり、バゲットできれいにすくって食べちゃった。
例年ならサマートリュフのカジュアルなランチセットがあるのだけれど、今年は不作でアラカルトのみの用意だったそう。
とっても贅沢で美味しい時間でした。ご馳走さまでした。
ここはローカルワインを取り扱うショップにもなっているようで、地下には素敵なテイスティングルームもありました。
暑いあつーーーいっ!いい天気すぎるHappy!!!♡
ミネルブも来れてよかったな。ここに来れた様々なご縁に感謝。。
今度はリュベロンを北に車を進めていきます。
糸杉が立ち並ぶ南フランスらしい風景。
PM 14:30
次に、ここが一押しですと連れて行っていただいたのが、Roussillon(ルシヨン)という町。
ひゃー!なんかすごいところ。ここだけみたらアメリカみたい!笑
この町は赤土の塗り壁の家が並び、遠目からでもその個性がはっきりと。
赤壁が晴れた空によく映えるの。
町の一番上からの眺め。ため息ものっっ。
配色がかわいいと思った先の建物はなんと市役所でした。
暑いので、Cassisのジェラートをテイクアウト。
赤土壁のトンネルを抜けて後ろを振り返ると。
出会えて本当によかったこの絶景。
アイスも美味しかったー♪ごちそうさまでした。
PM 15:30
最後に訪れたのが、Godes(ゴルド)という町。
フランスで最も美しい村の筆頭に挙げられる、天空の村です。
町の中心にはででんとお城が。強そうなお城っ。
お城のまわりぐるりんとお土産物や工芸ショップがありますが、この町もそんなに大きくないのですぐ回れちゃいますっ◯
ナチュラルな石造りの壁がどこまでも続いていて印象的。
時間がおしおしで滞在時間30分!笑
それでもしっかり楽しめた充実のリュベロン滞在でした。
PM 17:00
アヴィニョンの旧市街までお送りいただき。充実した今日の1日に本当に感謝です。
今夜から2泊お世話になる旧市街のホテルへチェックイン。
◆Les Jardins de Baracane B&B
http://www.lesjardinsdebaracane.fr/
立派な中庭に連れていっていただき…よく来たね、ウェルカムドリンクはいかが?と。嬉しい!
もふもふ猫ちゃん。街中にこんなに広々とした庭を持つゲストハウスがあるなんて。
2階にあるお部屋もゆったりと、そしてとってもかわいい。
ふぅっと休憩、ちょっぴりのお昼寝タイム。
PM 18:30
アヴィニョン橋をてくてくと見に行くことに。
久しぶりのアヴィニョン。大通りはとても賑やか。
旧市街の城壁を出ると、まもなくアヴィニョン橋が見えてきます。
出たでたっ!!!ほんと、途中で切れてる。17世紀に流されて以来、壊れたまま残されています。
入場料を払って、いざっ!橋の上に。
西陽がまぶしいーっっ。いつか読んだ、エルマーとりゅうみたいなのいるっ。
ここがはしのはしっこ!ひゃっ。
カヌー楽しそうっ。でもここのローヌ川の水はあんまり綺麗じゃない(笑)
大きな橋じゃないけれど、まつわる伝説や途切れた佇まいなどが人を惹きつけてやまない。
また来れてよかったぁ。
旧市街に戻り、坂道をがんばって登ると。現れたのが、この街のシンボル、Palais des Pape
積木みたいに整った外観。そして夜と思えない青空。もちろんノン加工です。
PM 19:30
夕食はメゾンドットのオーナーさんに、ローカルなところでおおすすめを聞いて予約してもらったレストランへ。
◆L'Épicerie
https://www.restaurantlepicerie.fr/
スパイスを使ってアレンジしたプロヴァンス料理を出すお店で。予約してもらってて良かった!どのテーブルもReservedの大人気っ。
裏小道をくぐり抜けた先にあるのやから、これは地元の人に聞かないと見つけられないやぁ。
ハウスワインは、AOC VentouxのDomaine "Les Hautes Briguieres"のもの。12€♡
前菜の盛り合わせがおいしいよと聞いていたので、L'EPICIERE Plate 20€ を。
ローカル産の生ハムメロン、ズッキーニのガスパチョ、フレッシュチーズのブルスケッタ、サーモンラップ、人参のプディング、オリーブとトマトのケイクなど盛りだくさん!どれもおいしーーいっ。
Lamb Shank with apricots 23€
ラムシャンク(スネ肉)のタジン煮込み
デザートも絶対期待できるよねRasberry Cheese Cake 8€と、
Apricot《tatin》with vanilla ice cream 8€
ほぼアンズ。9割アンズ!(笑 )のタルト。
ひゃーっ。ボリュームたっぷりこれでもかーっっ!しかしおいしいっっ。
お腹いっぱい、珈琲までいただいてお会計はひとり27€。なんとっ。人気な理由がわかります。
PM 21:15
教皇庁でやっていた"VIBRATIONS"というプロジェクトマッピングショーに飛び入りで入場。
世界遺産の建物に、映画さながら作り込まれた360度のマッピング。壮大ですごいっ!!!
ひゃーすごかったーーー!大迫力やったーーー!!これで10€はお得さんっっ。
遊びすぎてぐったり疲れきった夜。あぁ楽しかったぁ。
文字量も写真も過去最高枚数ちゃうかなとおもうぐらいインプットだらけの1日!♡
明日は1日予定なしこちゃん。それはそれで嬉しい。きっとまた晴れますように。
Written by... **
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◆Table a Cloth.Co.,Ltd
CEO/Travel Designer/J.S.A.認定ワインエキスパート
岡田 奈穂子(Nahoko Okada)
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