Buono Voyage.

旅の目的はいつだって、おいしいワインと料理に出会うこと。

冬海の香り いただきます

 

AM 9:00
一日お世話になった夫婦に見送ってもらい、朝の洲本の街へ。

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今日の旅連れ人との待ち合わせまでまだ時間があったので、市役所前のこちらのカフェで朝食をいただくことに。

 

◆Cafe Mallow
https://tabelog.com/hyogo/A2806/A280602/28045264/

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モーニングセットから、
厚焼玉子のサンドプレート(ドリンク+300円)を。

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ふわっふわの卵は、注文後に巻いてくれます。

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こだわりハンドドリップの珈琲は5種類から選べ、私はおすすめのメキシコ産のものを。

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しあわせな朝食タイムでした。ご馳走さま。

 

AM 10:00
レンタカーをピックアップして、バスターミナルで合流し、いざ南あわじのドライブへ!

 

福良港にあるマルシェへ寄り道。

◆福良マルシェ

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AM 12:00
地元の方がよく集っていると、島の夫婦に教えてもらったこちらで昼食を。

◆ひらまつ食堂
http://www.m-awaji.jp/~hiramatsu/

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メニューがたくさんありすぎて、迷う迷う!

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朝に予約の電話をしたときに、今日は魚があまり入らないかも…とおっしゃってましたが

すぐお隣の漁港から幸いにも大漁だったみたい♡

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地元の方が予約してまで必ず頼むという

おさかな定食 1,650円 ひとつをわけっこ。

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本日のメインは、足赤エビ天ぷら、野菜天、ブリの塩焼き。たっぷり!
これに、小鉢、お造り、ごはん、赤だしがつく豪華さです。

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海老も特大!おとくすぎる!!!

 

追加で、ハゲのうす造りを単品で。

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きゃーーー!ぜいたくー!!!
肝もド新鮮、身もぶりっぶりー!!!

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これはここでしか食べられない。

 

そして、鰆のタタキユッケ

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皮目が炙ってあって、甘い玉葱とからめて温かいごはんに乗せると絶品!!!

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頼んだものどれも、正解すぎるチョイス。

単品は値段の記載なかったけれど、お腹いーっぱいになってひとり2,400円。
ここはぜひ再訪したい。

 

オープンからまたたくまに満席でした。

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PM 13:30
鳴門海峡を渡って、大塚国際美術館へ。

海がきらきら、きれいーっ。
晴れていて本当にドライブ日和!

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◆大塚美術館

http://o-museum.or.jp/smarts/index/1/

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どーん!一度来てみたかったのーーー!

世界の名画が陶板複製の素晴らしい技術によってここに一同に会します。

 

長い長いエレベーターを上がると

いきなりの…システィーナ礼拝堂

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現地ローマのものより広々に感じる。

 

床に道順がふってくらてあるのでとても見やすく、平日なのでのーんびりが嬉しい。

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欧州の主要な美術館はたいがい行ったけれど、マイナーな場所にあって見れてなかったものたちとここで出会えて、大満足。

 

特におもしろいなと思ったのが、

たとえば『最後の晩餐』でも、世界中から集められているから、トルコのもの、ギリシャのもの、そしてもちろんミラノの本家のものまであらゆるスタイルを見比べられること。

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同じシーンでも、文化によって描かれ方全然違う。

見どころ多すぎて、やや見疲れ感は否めなかったけれど(笑)

来れてよかったーーー(*^^*)

 

PM 16:00

また鳴門海峡を淡路島側へ渡り戻り、南あわじにある今日のお宿へ。

3年ぐらい憧れ続けて、夏から予約を入れて満を持しての訪問です。

 

◆南海荘
http://www.nankaiso.com/main/

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すこし高台にあるお宿。一歩中に入ると、レセプションから夕日のかかる海が一望。

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こじんまり、館内のしつらえも素敵。

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今日泊まらせていただく部屋は、改装したばかりという、淡路島出身の和紙作家ハタノワタル氏による設えの客室「おのころ」。

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ここからも海が。

 

シンプルながらも和紙ならではのあたたかみと開放感のある角部屋です。

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貸切で利用できる温泉は、わたしが淡路でいちばん大好きな、とろっとろのうずしお温泉。

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もちろん源泉掛け流し。あぁしあわせ。

 

PM 16:54

西海岸に夕日が落ちて行きました。

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ここはお料理が評判の美食宿として有名なのですが、何年間も来たくてこれなくて本当に楽しみにしていたのは、シェフの竹中さんが作る、「平日限定」のイタリアンコースディナー。

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PM 18:30

お昼だってたくさん食べたはずやのに、期待でもうお腹がぺこっぺこ!

電話で呼ばれ、1階の和個室へ通されます。

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ワインにも相当なこだわりがあるようで、乾杯にと
L.V.H.B. Cremant de Bourgogne
Cuvee Chardonnayを。

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畳でスパークリングなんてとても素敵!!!

 

最初に出たのはまさかの、天然フグの握り

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歯ごたえがすごい…

 

前菜は。コチと煽りイカのタルタル

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柿と淡路玉葱が混ぜられ、ブンタレッタというお野菜やパセリソースがスパークリングにとても合う。

 

酵母からここで作っているという自家製のガーリックトーストも美味。

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前菜2品目は、イサキの一夜干し 菊芋のソース

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セルフィーユなどの普段出会わないお野菜もすべて、淡路島産のものだとか。

 

島フグと3年フグの白子パスタ

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なんと贅沢なパスタ。永遠に食べていられそうなほど旨味がよく絡んでる。


フェンネルが爽やかに香るパスタに合わせて、といただいた白ワインは。
Pecorino, Abruzzo 2015

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フルーティでほんのり磯の香りがするワインが、フグのパスタと絶妙に合う。

 

パスタ2品目は、

牡蠣とチーマジラーパの手打パスタ
淡路の青レモンの皮と黒胡椒

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青々しくも深い旨みを感じる1品。これも美味しい…!!!

 

鰆と原木しいたけのグリル 白子のソース

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底に隠れていたのは、西洋カブのリゾット。

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味以前に鰆の立派さにすでに驚き。

 

青レモンの天然酵母パンも追加でいただくと、

もちもちと味わったことのないカンパーニュでだだはまり!

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思わず、買えないですかこれ?!と聞いてしまったほど(笑)

 

メイン2品目、淡路牛のイチボのロースト

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人参と黒大根、にんにくとカリフラワーのピューレが添えられて。
1時間程かけてゆっくりと火入れされたお肉は脂ののりも上品で、驚くほどジューシー。

 

赤ワインもすすんじゃうっ♡

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もうおなかいっぱい!やのにー!

炭水化物食べすぎ!やのにほんとに美味しかった、炊きたてご飯と赤出汁さん。

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最後に、ガトーショコラと柿のソルベを。

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信じられないほど贅沢な食体験。

1泊2食付きで、宿泊代はひとり14,000円ほどなんて、本州ではありえないコストパフォーマンスかも。

 

食べてすぐ、ごろん!ばたんきゅっ。

温泉もあって、こんな贅沢は日本ならではですね。

島の恵みを本当にご馳走さまでした。