たくさん美味しいものを食べた翌日は、
靴紐をぎゅっと結んで。
ロンドンで買った真新しいウェアを着て走る、ストラスブールの清々しい朝です。
煙突から煙がでてる!だけで、
なんか素敵な朝に思えてしまう。
まだ準備中でしたが、
パティスリーの第3位も見つけました。
◆Patisserie Barthelemy
https://m.facebook.com/patisseriebarthelemy/?locale2=fr_FR
ランニングから戻るとなんと、
お母さんがパンを買いに行って朝ごはんを用意してくれていて。
これもアルザス名物のパンよと、さくさくクッキー生地の乗ったブリオッシュのようなのも。
美味しかったー!おかげで元気いっぱい!
今日はこれから列車で、RibeauvilleとHunawirのワイナリーへお出掛けです。
まずは起点となるColmarへ。
3度目のコルマールは、もう地図いらず。
何度来てもやっぱり可愛いわ!大好き。
Petit Veniceを足どり軽く通り過ぎ。
前に泊まったホテルも見つけました。
相変わらず元気いっぱいのマルシェ!
どこを切り取っても絵になる町やぁー。
そして街はずれの広場よりバスに乗り、106番のバスで約40分、往復6.4€。
信じられない絶景を横目に、
ワイン街道沿の可愛い村を経由しながら、Ribeauville村に到着です。
出迎えてくれたのは、たくさんの笛吹さんとコウノトリたち。
フランスでも屈指の『美しい村』に選ばれているRibeauvilleは、観光名所であると同時に
周囲に3つのGrand Crusを持つワインの村でもあります。
この村で評判のお菓子屋さんものぞき、
◆Gilg
http://www.patisserie-gilg.com/
お昼ごはんにしようと、
観光地らしからず料理はすべて手作りでつくっていると評判を聞いていた、こちらのレストランへ。
◆Winstub La Flammerie
http://www.winstub-ribeauville.com/
お手頃&軽やかでランチには最高♡の
単一品種が基本なアルザスワインのなかで、区別して表記されるブレンドワイン
Edelzwicker 4€(25mlで!!!)と
"La Ribeaupierre" 10€ という、
リボーヴィレ産のチーズを使ったアルザス名物のタルトフランベを。
いくら薄焼きといえど、でっか!
到底食べ切れません(笑)
でも、この特産チーズめちゃくちゃ美味しかった。
もうひとつ、この村で見たかったのが
伝統の赤いチェック柄のリネンナプキン。
いわゆる、テーブルクロスです。
これも撮影ですこし使えたらと思って探していたのやけど、今朝お母さんに、リヴォービルはナプキンの村だよと聞いていて。
ナプキンやさんや陶器やさんはたくさんあったけれど。
どこにでもあるお土産みたいな、チープなものならいらないなーって思ってたら
なんだか良さげなアンティークショップを見つてけて!
◆Legrand Marie-Christine
クローズしてたけど、
お茶飲んでるから電話して〜と書いていたので電話したらオーナー兼デザイナーのお姉さんが戻ってきてくれて
チェックの柄の違いや、ひとつひとつの生地の年代などを細かく教えてくれました。
イメージにあいすぎる
1920年代のリネン生地を使ったものに出会ってしまい、お値段すこし貼りましたが、えいやっと購入。
大切に使います!ありがとう。
ここから歩いて2.5km、約30分。
町の奥へ進むと、お城が山の上に。
新緑の香りが漂う小道を歩き。
小さな葡萄の蕾を見つけて嬉しくて。
この辺りの仕立ては
葡萄の木がみんな手を繋いでるみたい( ´ ▽ ` )
隣のHunawihrという村が見えてきました。
この小さな村にある1軒のワイナリーが今日の目的地です。
◆Domaine Mittnacht Frères
http://mittnachtfreres.fr/index.php/fr/
奥さまが日本人というこちらのワイナリー。
元々パパのおすすめで飲み始めたのやけど、奥さまのお父さんが札幌でお寿司やさんをしていることもあって、お寿司に合わせて作ったキュベ "Gyotaku" が本当に美味しくて。
度々買っては、馴染みのお寿司やさんに持ち込ませてもらったりしていたのです。
ぴんぽーん。あれー、誰もいない。
お庭にもいない。
でも綺麗なところ。連絡入れてるし、戻って来てくれるよね。のんびり待とうー♡
と、亭主のクリストフさんが戻ってきてくれたのはバスが来る10分前!笑
ごめんねごめんねと、大慌てで
念願で大好きな、Cuvee Gyotakuから。
40%のPinot Blancに、30%のRiesling、
GewerztraminerとMuscaとPinot Grisの
5つの品種をブレンドして、
お魚だけでなくワサビやガリとの相性も考えて作っているのだとか。
そして、この村の葡萄で作られている、
MuehlforstのRiesling 2014は
ミネラルとシトロンのとても力強いアロマ。
Rosacker Gewerztraminer 2015は、
さっきお庭で出会った、葡萄の樽をお家にしていた蜂ちゃんの蜜をそのまま味わったかのような、甘いアカシアの花と樽の香りが。
今日はビオディナミの暦で
土に栄養を与えるとても大切な日だったよう。
2時間に1本のバスが丁度来るとこだったので、ワインの1本も買えないまま、ありがとう美味しかった!とお別れ。
また来るね。日本できっと買うからね。
Colmarの駅へ戻り、
また30分かけてStrasbourgへ。
さっきワインを買えなかったので、
昨日覗くだけのぞいて気になってた
ストラスブールいちの品揃えというワインショップへ。
◆Vino Strada
http://www.vinostrada.com/
見つけたら思い切って、とおもってた
Domaine Ostertagのグレードビンテージ 2010 を見つけてしまって、
あと2年は寝かせてよと言われながら、ふたつ返事で購入!
ここでも、面白いワインあるから飲んでく?とChinonのストラクチャーの綺麗なワインをどぼっと飲ませてもらいました(笑)
向かいにはこのワインショップが経営するワインバーもあったので、今度はここ行ってみたい!
そして長い旅を終え、おうちへ戻って
またお母さんにお茶を入れてもらいながら、
失くした傘袋をちくちくと。
我ながらかわいくできましたっ(´∀`)♡
そろそろ行きましょ、と
お母さんおすすめのアルザス料理やさんへ
今夜はご馳走するわね、と。嬉しすぎるっっ。
◆Chez Yvonne
http://www.restaurant-chez-yvonne.net/
色んな著名人の方が来ているという、
とても伝統的でクラシックなレストラン。
お母さんのおすすめがいいー!と言うと、
じゃぁと私には、Coq au Riesling, spaëtzle
雄鶏のリースリングワイン煮込み。
ここに、シュペッツレというパスタがつきます。
クリーミーで少しワインからの酸味が感じられるコクの深いソース。絶品です。
ワインも合わせてね、と
RibeauvilleのRieslingを頼んでくれて。
アロマティックで美味しい!
お母さんがとったのは、
Maennerstolz (saucisse fumée porc-boeuf) avec choucroute
豚牛の合挽き 燻製ソーセージ
付け合わせにはアルザス名物のキャベツの酢漬け、シュークルート。
って、長いわ!!!(笑)
ひと皿がおっきすぎて、お腹いーっぱい。
デザートいる?と聞かれたので
いらない!でもアルザスのPinot Noir飲みたいな♡という私のわがままを笑顔で聞いてくれ。
すっかりご馳走になってしまって、
夜のストラスブールをぐるりと散歩しながら、のーんびり家路につきました。
あーしあわせ。信じられない夢みたい。
だいすきな人、美味しいごはん。
でもこんな風に楽しめるのはぜーんぶ、
日本に居ながら支えてくれる人や、迷わず進める道が有るから。ありがとう。
今日は月が綺麗だったよ、お休みなさい。