近いのに初めましての家島
gochi荘スタッフのHiromiです。
今回はgochi荘初?の島取材。
知り合いの神戸や大阪に住んでいる人に聞いても家島の場所を知っている人がいなくて、どういうところなのかますます知りたくなって、行ってきました。
家島諸島は姫路市から約18km、播磨灘の沖合に大小44の島々から構成されていて、
その中で人の住んでいる島は、家島、坊勢島、男鹿島、西島の4島で約6,000人が暮らしています。
今回は2つ港を持つ家島本島へ行きます。
姫路駅前からバスに約30分乗って姫路港へ。
ここから小豆島行きの船が出ています。
姫路港からは「高速いえしま」「高福ライナー」の2船が出ています。
家島へは便も多く、予想以上に姫路からのアクセスのよさにびっくり。
料金はどちらも片道1000円で、家島西部の「真浦港」東部の「宮港」両港に行きます。
今回は「高速いえしま」に乗船。
家族からも船乗るの?と心配されるほどかなりの乗り物酔いで
酔い止めを服用して乗船しましたが、思ったより揺れなくて30分で真浦港に到着!
ポニョの世界?と思っちゃうほど、入江沿いに積み木のように並ぶ家いえ。
姫路駅からまだ1時間しか経っていないのに遠くまで来たかのような気分。
港には屋根がある船が、、
訪れた日は家島の一大イベントである天神祭の直前で、この船は当日豪華に着飾り、
海上の安全と五穀豊穣を願い、笛や太鼓ではやしが鳴り響き、音頭に合わせて獅子舞が演じらるのだそう。
さて今回案内してくれるいえしまコンシェルジュの中西和也さんと合流。
中西さんは大阪出身で家島に魅了され、島に移住し、現在いえしま案内人としてガイドなどされています。
◆いえしまコンシェルジュ
まずは原生林に囲われた家島神社へ。
家島神社は菅原道真公が左遷により太宰府に向かう途中、島に立ち寄り、休憩した跡に小さな社を建てた歴史ある神社です。
人の手を入れていないので、原生林がそのままあるのだそう。
神社から山が削られて、山肌があらわとなった男鹿島が見えます。
実は家島諸島は豊富な石材が採れるところでもあり、空港や埋立地は家島の石が
使われるところが多いのです。
次は真浦港と宮港が両方見えるところへ。
天然の入江となっていて、今の季節波が穏やか。
次は島のスーパーを見てくださいと、地元のスーパーへ。
◆ひょうたんや
海に囲まれているから船で姫路港まで買い物に行くのかなと思っていましたが、
ここで魚、肉、野菜、日用品なんでも揃うからここでの生活は
不便ではないですと中西さん。
なんとひょうたんやの鮮魚コーナーにはいけすが。
家島では死んだ魚は猫も食べないと言われるほど、新鮮なお魚に恵まれていて、
まだ動いている魚を買うことは自然なこと。
島だから魚以外は高いのかなと思っていたけど、肉も野菜も加工品も
大阪市のスーパーと変わらない。
ここで一旦中西さんと別れ、一つ目のお宿へ。
◆アイランドハウス いえしま荘
http://ieshima.travel.coocan.jp/
港沿いにいくつかお宿さんがありますが、こちらは真浦港から細い路地を上がったところの高台にあるお宿さん。
ご主人の小島さんにお部屋を案内してもらいました。
ここでは大浴場もあり、広いお風呂にゆったり浸かれます。
ここは海を一望できるから夕日がきれいに見えるんですよと小島さん。
外にBBQコーナーもあるから夕日見ながらBBQするのも楽しそう。
お腹が空いたので、お昼ご飯。
こちらにお目当のごはんがあるんです。
◆カフェ スコット
http://shimakatsu.ieshimacon.com/cafe
真浦港目の前にある建物の2階にあるカフェで平日は13時から夕方まで営業されています。窓からは真浦港が見えます。
店内には家島の案内も置いてあり、そうここは先ほど案内していただいた
中西さんが経営されているカフェなのです。
家島にお茶するところを作りたかったと去年カフェをオープンされたそうです。
料理している中西さん。
家島のえびカレーも迷ったけど、海苔のクリームパスタ 850円を
家島のお母さんたちが作った佃煮、のりっこも添えられています。
こちらも特産である海苔を使っているから風味がよく、
パスタに絡んでとてもおいしかったです。
カフェでは家島のおみやげを購入できます。
中西さんはとても穏やかで、でももっといろんな人に家島の魅力を知ってもらいたいという強い信念が感じられました。
2つ目のお宿はカフェスコットから歩いてすぐの料理旅館おかべさん。
◆料理旅館おかべ
http://ieshima-okabe.travel.coocan.jp/
1階はお食事どころで、お昼に新鮮なお魚の定食が食べれると人気のお店です。
このお宿は知る人ぞ知るじゃこ鍋が食べれるお宿です。
(画像はお宿のHPからお借りしました)
刺身でも食べれる新鮮な魚介をしゃぶしゃぶして食べるお鍋。
ミシュランにも選ばれて、これを目当てに訪れる人も多いのだそう。
ご主人の岡部さんはお宿とお店で料理しながら家島観光事業組合の理事もされていらっしゃる方。
2階3階が宿泊するところになっていて、1日2組限定です。
次はじゃこ鍋食べに泊まりに行きたいな。
ありがとうございました。
送っていくよとおっしゃっていただきましたが、港町が珍しくてどうしても歩きたくて
最後のお宿を目指して宮港まで散歩がてらてくてく。
港沿いに歩いて行くとお宿が見えてきました。
割烹旅館志みず
メディアでも紹介されている名物ご主人が作るおいしいお料理がいただける
オーベルジュ旅館。
お宿に入るとジャズが流れていて、どことなくレトロな雰囲気も感じられます。
こちらもお昼営業されていてお昼の営業終わって従業員の方が帰られるところでした。
こちらでは新鮮なお魚を使った料理はもちろんですが、レパートリーが多いのに
びっくり。好きなものを作っていたら増えたのだとか。
どれも手が混んだもので、おいしいものを食べて欲しいから妥協はしたくないと
ご主人の高島さんの思いが感じられました。
こんなに素敵なお宿だからご一緒に何かできたらいいな。
神戸や大阪から車なくてもアクセスのいい場所だから
もっと多くの方に家島の魅力を知ってもらいたいと思います。
次はお隣の坊勢島と男鹿島に訪れたいです。
Written by... **
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◆Table a Cloth.Co.,Ltd
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松下裕美(Hiromi Matsushita)
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