人の温かさに触れる 高島②
2日目の朝、久しぶりのお布団で気持ちよく眠れました。
さて、朝食は池田さんのご紹介でマキノエリアにある
農家民宿 ちょい宿あだちさんでいただくことに。
◆ちょい宿あだち
https://tyoiyad.jimdofree.com/
会社員されていたあだちさんが2015年にマキノに移住し、
昨年始められたお宿です。
一軒家で1階部分が宿泊できます。
ごはんが炊ける間にお部屋を見せてもらうことに。
ここからメタセコイアの並木が見れますよと
わあ、なんて贅沢。秋の紅葉の季節は観光客で多いスポットだけど、
宿から座って観れるなんてうらやましい。
もうすぐしたら蛍もこの辺りで見られるみたい。
お庭に露天風呂を計画中で、桶もありました。
外の景色を見ながら最高だろうな。
いつできるか聞いたら池田さん次第だと。
なんと家だけでなく、露天風呂まで作ってしまう池田さん、凄すぎる。
さて、お腹も減ってお待ちかねの朝ごはん。
お米は地元で作られたお米で甘くておいしい。卵の醤油漬けがごはんとよく合う。
魚もおいしくてすべてあだちさんの手づくり。
池田さんからモリモリ食べるねと言われるくらい箸が止まらなくて、
それくらいおいしかったです。
一緒に出していただいたお茶がおいしくて、何か聞くと
楊枝に使われるクロモジの木から作ったお茶なのだそう。
こちらもあだちさんの手づくりで飲みやすくて何杯もいただいてしまいました。
2階に隠れ部屋があるよと案内していただきました
大きい囲炉裏の周りには切り株の椅子がたくさん。
池田さんもよくここで集まってあだちさんの手料理食べて飲むみたい。
私も参加したい!
あだちさんが「おかえり」「ただいま」と言えるような
気楽な感じで泊まってほしいとおっしゃっるように本当に
親戚のお家に遊びに来たかのような感覚になりました。
あだちさんも親戚のおじちゃんみたいと思っていたら
話していくうちになんと同郷だとわかりました。
次はぜひ囲炉裏のある部屋で飲みに行きます。
次も同じマキノにある野菜や果物の収穫体験できるところへ。
◆ミネモリサンチ
http://minemorisanchi.main.jp/
広い敷地には野菜や果物をはじめ、ハーブなどたくさん育てていらっしゃって、
ここで収穫体験やイベントをされています。
すももの実
カモミールまで!ちょうど収穫の時期みたい。
他にもオレガノなど普段スパイスの状態でしか見たことないハーブも植えていて、
何が植えられているか見るだけでワクワクします。
お部屋でさっき摘んだばかりのカモミールティーをいただきました。
カモミールのいい香り。夏は氷とハチミツを入れて冷たくして飲むと
汗がひくそうです。
子供たちと木でこういうのも作りますよと見せてもらったのは、
木で作ったカブトムシ。
峯森さんご夫婦の温かいお人柄とお花畑が広がるお庭ですごく癒されました。
桜の季節にはお花見も楽しめるよう。
季節ごとに遊びに行きたいそんな雰囲気です。
あっという間にお昼の時間。
ランチは池田さんが予約してくださった人気のお店。
◆高島ワニカフェ
http://www.wanicafe.com/
高島ビレッジ内にあるお店で、地産地消にこだわっていて、
高島の農家さんのお野菜やお米をここでいただくことができます。
店内には農家さんの写真が飾ってあって、
生産者さんの顔が見れて安心していただくことができます。
昨日行った水口さんご夫婦やこの後いくみのり農園の高橋さんご夫婦の写真も。
私が選んだのはお野菜たっぷりの前菜プレートがつく選べるランチセット。
新鮮な野菜をたっぷり食べれてうれしい。
メインはカレーやオムライスも選べてパスタをチョイス。
少し太めの麺でこちらもすごくおいしかったです。
オムライスもおいしそう。
地元の生産者の方とつながっていて、本当に素敵なお店でした。
お野菜のピクルスなど加工品も販売しています。
予約していくのがおすすめです。
もう一軒、私がHPを見てどうしても行きたかった
農家さんがされているレストランへ。
◆sato kitchen
https://satokitchen.info/
すぐ近くにあるみのり農園を経営されている高橋さんご夫婦が
週末のお昼限定で営業されているレストランです。
HPのお野菜がカラフルで本当に美しくて、
そのお野菜のおいしさを伝えたいと強い思いを感じて
どうしても実際にお会いしたくて、
平日は開いていないレストランを特別に見せていただきました。
古民家を改築した建物で靴を脱いで入るスタイル。
とても落ち着く店内で、地元のお酒やご主人が選んだワインもありました。
お二人ともワインがお好きで冬の休業中にスペインなどで行かれるそう。
今回は食べれなかったけど、次はお二人が育てた野菜たっぷりの
ご飯とおかずのランチセットをいただきに行きます!
(写真はお借りしたものです)
今は農園とレストランで精一杯だけど、将来的に農業体験なども
していきたいと語ってくださった高橋さん。
その時は私も何かできたらなと。
お忙しいのにありがとうございました。
今回最後のお宿は棚田のある畑地区にあるお宿。
◆棚田ハウス
https://greensam323.com/house/
畑の地区に入ると緑色の美しい棚田ととたん屋根がかわいい古民家が現れます。
また他の地区とは違うなんだかおとぎ話に出てきそうな雰囲気。
棚田ハウスは棚田の目の前にあって、棚田の風景や文化を守りたいと
橋本さんがはじめられたお宿。
こちらも昨年からで今回伺ったお宿さんはみなさん始められたばかり。
近くにジャム工房もあって、畑で収穫した日本では珍しいルバーブや梅、
ブルーベーリーのジャムを手づくりされています。
ジャムはお宿で買うこともできます。
今でもきれいな棚田のある畑地区ですが、高齢化と後継者不足の問題を抱えていて、
先祖伝来の棚田を守ろうと「畑の棚田を守ろう会」が発足し、
「棚田オーナー」や「棚田保全ボランティア」を募って
棚田を守る活動をされています。
橋本さんは京都から来られ、地元の方と協力し、
畑に宿泊して畑の魅力を伝える活動をされています。
お部屋は雰囲気で、外国の方も多いことからベットがあります。
橋本さんは地元の方とお味噌を作るワークショップもされたり、
ジャムはもちろんスモークチーズも作られたりしています。
「ジャムのラベルもイラストレーター使って作るの」と橋本さん。
バイタリティーがすごい。
「ここに住むにはなんでもできることは自分でしないと」と。
今回のお宿さんはみなさんなんでも自分で作られてて、
でもそれは生活をしていくため。
明るく前向きに生活される姿を見て学ぶことも多かった今回の取材。
特に2日間案内してくださった志我の里の池田さんありがとうございました。
またみなさんに会いに行きますね。
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松下裕美(Hiromi Matsushita)
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