人の温かさに触れる 高島①
5月下旬、高島に2回目の取材へ。
今回はかばたを見たくてJR新旭駅で下車。
かばたは山からの雪解けが伏流水となり
各家庭から非常に綺麗な水がコンコンと湧き出すシステムなようなもので
琵琶湖一帯の各家庭にあったけど、今は針江地区にしか残っていよう。
この地区に入ると水路や外かばたを見ることができます。
その地区にある昔から続く川島酒造へ。
https://www.sake-kawashima.co.jp/
高島市にある4軒の酒造うちの1つで創業150年以上の老舗の酒造です。
店内にはたくさんのお酒が並んでいます。
おすすめを試飲させていただきました。
藤樹はまろやかで飲みやすく暑かったので、すうっと飲んじゃいました。
外には酒造のかばたが。
きれいなお水が流れてるからおいしいお酒もできるんだろうな。
川島酒造のすぐ近くにあるお豆腐屋さん
上原豆腐店
お店というよりはご自宅で、ここかなと入っていくと冷やされているお豆腐発見。
お豆腐は木綿のみで注文するとかばたから取ってくださいます。
上原さんのお祖父さんが水がきれいでお豆腐屋さんの目の前に
正伝寺があることから豆腐屋さんを始められたそう。
工房の中も見させていただきました。
お店を出た後、宿まで時間あるからそれまで食べてねと
なんとお箸とお醤油を渡しに自転車で追っかけてきてくれました。
豆の味がしっかりしておいしかったです。ありがとうございました。
いつまでもお元気で。
次に向かったのがかばたの見学をされている生水の郷の案内所。
かばたは各家庭の敷地内にあり勝手に入ることはできないので、
事前申し込みで生水の郷の方見学できるところを案内してくださいます。
ただこの日はあいにくの定休日
公園にあるかばたを見ていると地元の方が声をかけてくださって、
話を伺うとなんと生水の郷委員会の方でした。
せっかく来たのだからと大きな外かばたがある方に電話してもらい
特別に敷地内に入ってかばたを見させていただきました。
家の外にあるのが外かばたで、家の中にあるのが内かばたと言うのだそう。
これは外かばた。野菜を冷やしたり日常的に使割れてるみたい。
大きい鯉が泳いでいます。
普段は見学を申し込まないと見れないので、
見たい方は生水の郷に連絡してくださいね。
川で魚を捕っている学生さんに会いました。
琵琶湖の魚の生態を勉強するために東京から来たのだそう。
さて、お昼の時間。学生さんたちが近くでお昼ごはんを食べるということで、
生水の郷委員会の美濃部さんと一緒に私もついていくことに。
◆ラシーヌホーム針江
https://www.harie.jp/
針江地区にある宿泊施設で併設されているレストラン「しょうずレストラン」で
ランチをいただきます。
料理を待っている間に中庭にあるかばたを見学。広い中庭でBBQすることもできるのだそう。
なんとレストランの中にもかばたがあり、自由に飲めるようになっていました。
美濃部さんがおいしいから飲んでみてと。
湧き水は軟水で、柔らかく冷たくておいしかったです。
こんなにおいしいお水があちこちで湧き出ているなんて本当にすごい。
今日のランチは高島市名物「とんちゃん焼き定食」。
鶏肉に味噌だれを絡めたもので、白ごはんにあう!
しょうずレストランでは地元の食材を使った料理を出されていて、
お米も近くの農家さんのお米で、
先ほど行った上原豆腐店の豆腐や川島酒造のお酒もいただくことができます。
ラシーヌホーム針江はもともとジーンズ屋さんで入り口にあるショップで
ジーンズも販売していました。
お忙しいのにラシーヌホームの西村さんにお話を伺い、
最後は駅まで送っていただきました。
針江はもちろん高島の魅力を伝えたいと美濃部さんはじめ地元の方と協力して
琵琶湖でのカヌーなどのアクティビティや農業体験も行われています。
何かご一緒にできたらいいな。
さて、電車に乗り、マキノ駅で待ち合わせ。
3月に一度取材させていただいた農家民宿「志我の里」の池田さんにご協力いただき、
今回は高島の案内とお宿さんをご紹介していただきました。
まずは有名なメタセコイアの近くにある池田さんおすすめのカフェへ。
◆Koti Cafe
http://takashimatime.com/koti/
「Koti」はフィンランド語で家という意味で、
木のぬくもり感じる店内は本当に家のように落ち着く雰囲気。
私は自家製梅ソーダを注文
暑いだったからシュワシュワ感がうれしい。
サービスでブルーベリーのヨーグルトアイスもいただいちゃいました。
お店は中村さんがお一人で切り盛りされていて、
地元の食材を使ったランチメニューやケーキなどのデザートもあります。
店内は地元の方の手づくりアクセサリーや雑貨も販売されています。
居心地がいいから長居してしまいそうだけど、次の目的先へ。
Koti Cafeさんの目の前にある池田さんがここの野菜をよく買いますという
みなくちファームさんへ
◆みなくちファーム
https://www.facebook.com/MinakuchiFarm/
マキノご出身の水口さんと奥様の良子さんご夫婦で
原木椎茸や無農薬野菜の栽培をされています。
いくつかある内の畑を見させてもらいました。
次の日が雨の予報だったので、この日は急ピッチで野菜の苗を
植えていらっしゃいました。
夏にはマクワウリが収穫できておいしいよと良子さん。
ぜひ夏に食べに行きたい!
こちらで作られたお野菜は高島の道の駅で販売している他、
出荷場を兼ねている直売所でも購入できます。
皮なしの玉ねぎを購入。大きくてきれい!
辛みがないから水にさらすだけでおいしかったです。
直売所の建物の半分が改装工事中で、農業体験できたりピザなど
食べたりできるスペースになるそうです。
こちらもすごく楽しみ。
メタセコイアの並木を通って次の目的地、たらいち邸へ。
◆たらいち邸
https://www.taraichi.com/
上開田集落で「太良一」と親しまれた古民家を改装して
2018年に始められたばかりの農家民宿さん。
共同経営をされていますが、主に宿のお仕事をされているのが
なんと20代の河野さん。
愛知県出身の河野さんは学生の時にマキノに来て、
この場所に惹かれ近所の方に教えてもらいながら農業を始めらたのだそう。
古民家の中はとても広くて、一棟貸しなので、自由に過ごせます。
あちらこちらに昔ながらの物が。河野さんがいいなと思ったものを
インテリアとして置いているのだそう。
これは体重計
小さい頃、おばあちゃんの家で見たことあるミシン
かまども昔ながらの感じで素敵。ここで炊いたご飯は絶対おいしいはず!
古民家の中を探検気分で見て回ると階段発見。
ワクワクして登っていくと素敵な空間が。
ここで静かに過ごしたり、書いたりしていただけたらと、
ノートとペンが置いてありました。
さらに階段を上ると広い屋根裏のような空間。
地元の酒造のお酒も揃えていて、
夜は囲炉裏料理とお酒が楽しめるようになっています。
特注のビアグラス。陶器だからクリーミーな泡を生み出すそう。
昔ながらの建物で懐かしさもありながらどこか新しさも感じるのは
河野さんの宿ならではかもしれない。
農業の他に豆腐や酵素ジュースも作っているようで、
できるものは自分で作るその精神私も見習わなきゃ。
河野さんありがとうございました。
宿に帰る前に池田さんおすすめのピザ屋さんへ。
Pizzeria Makino
http://pizzeriacivediamo.com/
この日は定休日。次は絶対薪窯のピザを食べたい。
もともとピザの移動販売からされてて、
実店舗もされながら土日はケータリングやイベント出店されていますので、
行かれる前は営業日を確認してくださいね。
そしてもう1軒、近江駅近くの商店街にある滋賀ならではの川魚の専門店へ。
◆川魚の西友
http://www.nishitomo.co.jp/s_tenpo
琵琶湖の魚が売られていて、
ちょうど鯉をさばいているところを見ることができました。
鯉の煮付け!今日買った日本酒に合いそう。
めずらしい魚の佃煮もあって迷う。試食もさせていただきました。
この辺りでは山椒などで炊くのだそう。
さて、宿泊先の宿、池田さんの志我の里に到着。
2階でご飯食べましょうと、前回来た時の昼間の感じとは違ういい雰囲気。
なんと夕食はお昼行ったKoti Cafeの中村さんが出頭料理人として
作ってくださいました。
種類たくさん!
みなくちファームさなど地元の農家さんのお野菜づくしで本当にうれしい。
みなくちさんの切り干し大根はいつも食べているのと全然違って、肉厚!
あまりに感動して次の日買いに連れて行ってもらいました。
鯉の洗いもおいしくて取材で来てるのにお酒が進んじゃう。
この後、Pizzeria Makinoのまっきーこと、
牧野さんも合流して日本酒やビール飲みながら楽しく過ごしました。
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