歴史で味わう柳生
今日の取材は、奈良の"柳生"というエリアへ。
大和肉鶏を生産する中家家のご家族と一緒に、柳生観光協会で事務局長をされている方にご案内いただけるという、とても特別な日。
まずは柳生の歴史を知るため、芳徳寺をご案内いただきました。
柳生というこの土地が「柳生新陰流」に由来し、江戸時代から徳川将軍家の剣術指南役を務めたりと、剣術や忍術に重要な役割を担っていたことを知って。
現在もこのお寺は、剣道の聖地になっているそう。
雀が奏でる阿吽の呼吸が美しい、柳生家の家紋。
家紋をこんな間近で見て感じることなんて、普段ないし貴重ーーーっ。
のんびりと美しいところ。
裏山には街道の道しるべにもなっていた六地蔵さん。かわいい!♡
そして次に、柳生の観光拠点となるお茶屋さんにご案内いただき。
◆柳生茶屋
街道沿いの足休めとなる「お茶屋さん」がこの辺りにはたくさんあって。
軽食やお茶がいただけるところから、割烹のように進化したところまで様々。
この柳生茶屋さんは土日月のみのオープンですが、お食事のほか、レンタサイクルも貸出されていました*
次に、旧柳生藩家老屋敷へ。
奈良ではとても珍しい武家屋敷。ここは江戸時代の姿ほぼそのままに現存していました。
そして次に、今日アテンドしてくださっている方が所有されている、剪定された日本庭園が魅力的なお宿さんに連れて行っていただき。
海外の方などには、このザ!日本な雰囲気良いだろうなぁ。日本人でもなかなかに珍しく思う。
午前の最後は天石立神社へ。
御神体は、天照大御神の神話にまつわる4つの巨大石。苔が表面を美しく緑に飾る。
空気がひんやり、しとしとと。
杉林を奥に進むと、天狗伝説の残る一刀石。
伝説はさておき、どうしてこんな形になるのか神秘すぎるっっ。
まだ広くは知られていない、とんでもないパワースポットでした。
PM 12:30
お楽しみのお昼は、柳生地区の南にある"丹生(にゅう)"というエリアへ♩
山羊のマレくんにお出迎えを受け、林の中へお隣の東さんが育る椎茸をまずは収穫に。
なってるなってる!!!ちょうど最近しとしと雨模様だったのが良かったみたい。
とっても肉厚の原木椎茸さん!!!
これが今日のパスタになるんだってー!嬉しすぎるっ*
PM 13:00
待ちに待ったお昼ごはんは、こちらでー!♪
◆アトリエ ラ・ズッカ
大阪からこの地を気に入って移住されてきてご普通が営まれるイタリア料理レストラン。
地元の農家さんから素材を仕入れ、10月~6月限定で完全予約制にて営業されています。
温かい暖炉のあるダイニングで、長テーブルをみんなで囲み。
早速前菜に頂いた、山添村の農家さんのルッコラサラダはしゃきっしゃき。
メインはさっきの!椎茸のアマトリチャーナ。
驚きのコリコリ食感!寒い中じっくりと大きくなるので、その分肉厚でしっかりとした椎茸に育つのだとか。
食後には、ほうじ茶プリンが。無農薬でご自身で育てられるお茶だそう。
キャラメルのような優しい甘さとお茶のコク。しあわせでした。。
発酵ワークショップなども様々されていて、今後またご一緒できる予感。
おいしいランチをご馳走さまでした。
PM 14:30
近くに素敵な農家民宿があると伺っていて、そちらも見せていただくことに。
◆十六夜山荘
https://izayoisanso.jimdo.com/
母屋にご案内いただくと、囲炉裏やお茶室がありまた文化的な雰囲気。
奥にはなんと!蔵を改装した宿泊部屋。
キッチンまであって、すーてーきーーーーっっ!!!♡
2階にはベッドルーム。奥にはかわいいバスルーム。
蔵の中は冬でも温かく、ここで泊まりたいーーって思っちゃった。。
こにらは大家族で泊まるのも楽しそうな宿泊棟。
喧騒を離れ、広々と過ごせそう*
茶摘みしてお茶づくりを体験したり、春の山菜を収穫して天ぷらを作ったり。
色んな体験がこれから始まりそうな予感♪
そして、お隣の山添村にもご案内いただき。
◆布目の里 山添店
山添の農業グループから派生した、農産物の直売所兼、加工所さんで。
おいしそうなお野菜が販売されていたり(これは今が旬のたぁ菜)、
パンと洋菓子工房も看板めちゃくちゃかわいいーっ。。
併設のレストランでは、季節のお野菜や自家製パンを使ったランチの他、村内で育てられた生姜やきなこ(大豆)を使ったラテなど、魅力的なメニュもがたくさん。
山添名産の和紅茶をいただきました。とても優しいお味。
特産品を用いたお菓子たちも、どれもとってもおいしくて!はまっちゃった*
実は今日ご一緒していたのが、こちらの運営に携わられる方々で。
農村と地域、消費者を繋げる素晴らしい場所。ほっこりとしあわせでした…*
そして奥にはなんと、動物園も…!!!
ムーミン谷みたいな煉瓦棟からは、山羊さんがぴょこんって顔を見せてくれて。
人懐っこくてかわいいかったー!♡
PM 16:00
旅の〆は、奈良県の景観遺産にもなっている神野山へ。
茶畑の中を上に上に登っていくと。
山頂の展望台からは、生駒山や月ヶ瀬の梅林、伊賀までも360度眺める素晴らしい景色。
天気の良い夜には一面の星空が。5月の初めにはツツジが咲き誇るのだそう。
奈良出身なのに、恥ずかしいぐらいにまだまだ知らない光景がいっぱいで。
また知れた嬉しさを胸に、また大阪へ帰ります。
今日も1日、しあわせなたくさんの出会いをありがとうございました。
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◆Table a Cloth.Co.,Ltd
代表(CEO) /Travel Designer/J.S.A.認定ワインエキスパート
岡田 奈穂子(Nahoko Okada)
*世界で一番おいしい旅を、オーダメイドでお作りします*
Mail: info@tableacloth.com
大阪府知事登録旅行業 第3-2945号
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1988年奈良県生まれ。株式会社 Table a Cloth 代表取締役/トラベルデザイナー。ヨーロッパやアジア諸国からの雑貨バイヤー・輸入業の仕事を経て、現地の人や文化に実際に目で見て触れてもらいたいと旅行業へ転身。いつも私に素晴らしい出会いをくれる『旅』が本当に大好きだから、お一人お一人に合わせて、行ってよかったとずっと思える旅をお作りします。第4回「LED関西」ファイナリスト、第17回「女性起業家大賞 奨励賞」受賞。
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