取材記◆丹後半島ぐるり旅
2度目の伊根・京丹後取材の2日目。
楽しい昨夜の晩餐にちょっぴり2日酔いぎみつつ、しっかりと朝ごはんは食べれちゃう♡笑
だって、土の子さんの野菜たちを、かやさんが朝食プレートに仕立ててくださったんだもん。
嬉しい〜。。。
おうちの玄関からは、昨夜は気づかなかった伊根の海が。
本当にお世話になりました。
AM 08:30
井筒屋へ昨日に引き続きお邪魔し、養老漁港に漁船が戻るのを待って、浜買いに連れて行っていただきました。
戻りたての船から魚が降ろされると、我先にと良いものを求めて皆さん群がっていきます。
そのほかの魚は船からコンベアに運ばれ、種類や大小に分別されていきます。
面白すぎる!!!!旬の鰆やさごし、鮟鱇にがしら、カワハギもたっくさん。
イカ一杯、お魚一匹でもいいみたい。お会計所に持っていき、種類別に測りに載せて勘定してもらいます。
窓口でお金を払って完了。楽しいーー!システムさえ分かれば一般人も全然OKとのこと。
今度はぜひ最終日に来たい!!!
本日の井筒屋さんの戦利品♡
車に生魚の不思議…(笑) 連れてきてくれてありがとうございました。
帰り道、魚をみすぎてか、水の影までおさかなにみえたっ。さすが伊根。
AM 09:30
今日もまたまた舟屋エリアへ。朝はきらきら海が輝いててきれいっっ。
少し時間があったので、伊根の町をてくてくお散歩していると。
なんだかとっても気になるお茶屋さんを見つけてしまって。
◆台湾茶専門店 靑竈
民家の入口のような場所をおそるおそる入っていくと…海の洞窟のようなこんな空間が!
香りの高いお茶をくださいとお願いすると、今年の春の烏龍茶でよいですかと。
包種茶に分類されるというこのお茶は。青いフレッシュな香りがすると思ったら、どんどんと白桃や洋梨のような甘い香りがたってきて。
こんなに香り高い烏龍茶は初めてですとお伝えすると、きっとそれは水のせいですよと。
靑竈さんでは、わざわざ伏見から白菊水を持ってきてここで8日間寝かせ、お茶に使われているそう。
一煎目は茶葉にお湯を注いで35秒。
オーナーの吾道さんが小さい声で数えてくれる、海を眺めて待つこの「35秒」の安らぎが嬉しくて。
二煎目は10秒、三煎目は8秒、四煎目は10秒。
この水は三煎目で渋みを出す特性があるんですと。なんというこだわりっ。。
台湾の漢方薬やさんのものという、トマトと金柑のお茶受けもすこしスパイスが効いて美味しくて。
お茶も測り売りで販売されていました。
心地よいひとときをご馳走さまでした。
時間になったので、数件先にあるまだ新しい舟屋のお宿さんへ取材にお伺い。
◆舟屋の宿 あうら
ひゃーーっ。やっぱりどうしても憧れちゃうなぁこういうところ。
美術や絵が好きで、フィレンツェなど世界を旅してまわり、今はこの伊根で子育てをしながらお宿を切り盛りする美世子さん。
とってもお優しくて素敵な女性。
夢の一端を、どうかご一緒できますように。お忙しい中ありがとうございました。
PM 11:30
盛りだくさんないちにち!♡
昨日楽しい夜をご一緒いただいた、やさいや土の子の明生さん夫妻の畑にお邪魔します。
もう一度言うけれど、無農薬&無肥料です。
それでもびっくりするほど力強く育つ野菜たち。
出荷用のにんにくと雑草(でもこの土地にはきっと必要な草なのかも)が同じ穴から出てきていて。こんな畑は見たことがない。
過酷な環境を与えながらも、とても愛しそうに野菜や土と向き合う明生さん。
ビニールハウスの中には蜘蛛などの虫ちゃんも。それも共存、だっておいしいもんねっ。
こちらのお野菜はどのこもとても凛と、そした堂々と空に向かっている印象でした。
今が旬の落花生(ピーナッツ)を、ねむさんが茹でて待っていてくださって(´∀`*)
これが生のもの。下が塩茹でしただけのものなのやけれど。
こんなの食べたことない!味が濃厚でクリーミーなピーナッツ。100個ぐらい食べれそう。
どこまでも前向きで笑顔の絶えないおふたり。大好き!また逢いにきます。
お任せ野菜の発送や販売もされています。ほんとーーーにおすすめ!!!!
◆やさいや 土の子
http://tsuchinoko.html.xdomain.jp/index.html
美人な山羊さんたちもいました。ありがとーーー♡
PM 13:30
心はもうもう大満腹なのやけれど、お昼ごはんにと、とっても魅力的なレストランを取材予約いただいていたのでそちらへ。
◆イネノソラGOHAN
https://m.facebook.com/inenosora.gohan/
大阪でサラリーマンと保育士をされていたご夫婦が、この4月に伊根に移住され、11月2日にオープンしたばかりのカフェレストランで。
山の伊根のすこし高台に立ち、風通しの良いのんびりとした雰囲気が漂います。
この日のランチメニュは、イネノソラワンプレート 1,100円。
ご自身で作られるお米に、土の子さん他、伊根町の農家の方々の新鮮でおいしい野菜たち、向井酒造さんの酒粕などを使ったお惣菜がずらり。
伊根といえば海のイメージが強いですが、ここにはじめて来た時に「この空気感がいいな」と惹かれ、移住を決意されたという後藤さん夫妻。
これからの夢はとお伺いすると、ご主人がカヌー公認指導員の資格も持っておられるそうで、カヌーでしか行けないような伊根の秘境スポットに、イネノソラさんのランチボックスを持って行ってもらえるようなツアーができたらなって。
12月からは、ご主人が大好きで勉強されたという「中華そば」もオンメニューになるそう。
三野養鶏さんの鶏ガラと伊根の魚のアラのWスープだって!絶対おいしいに決まってる!!
今は二人でやっているので20食ぐらいが限界ですと。
ランチプレートと中華そばセットの日があるようになるそうなので、必ずならばぜひ予約・問い合わせの上訪れていただければと思います。
PM 16:00
丹後半島をぐるり車を走らせて。
わたしの丹後の実家だと勝手に思っちゃっている、ゆみさんとひーさんのお宿、レストこのしろへ久々に。
すごいすごい!テント泊できるようになってるーーーー!!!
来春からここで、わくわくするようなことが始まる予定ですっ♡♡
ゆみさんと近況や楽しい未来をたーくさんお話ししているうちに夜になり。
PM 19:30
tangonianの長瀬さん(わたしに丹後のおいしい魅力を端々まで見せてくれたガイドさん!)をお誘いし、4人で網野にごはんを食べに行くことに。
◆大吉寿司
再会の乾杯は、地元久美浜の木下酒造さんの日本酒、玉川を錫の燗で。
くーーっっ!♡
刺盛りをお願いすると、白烏賊、バイ貝、鯵、カンパチの4種。
バイ貝の肝までついてきた。あっさりと日本酒に合う!
生の鯖のお刺身なんて、漁港を持つ町ならではのメニュや。
旬の鯵のたたき
ゴボーの唐揚げや
味のしゅんだスジ大根なんて一品まで寸分なくおいしい。
でもでも、今日とびっきりだったのは、ゆみさんおすすめの魚のホルモン煮付け。
びびる!これびびるっっ!!カンパチのホルモンらしいのですが、臭みどころか、むしろ旨味しかない。メニュにもない(笑)
これ食べにだけでもまた網野に来たいっっ。
長瀬さんおすすめの、大吉巻き。
でっかーーーー!そしてそして、しゃりと海苔が美味しいという。ぬかりのないやつっっ。
美しすぎる鯵の骨せんべい。芸術品。
地元の人もひとりひとつ頼んでいた出汁のおうどんは、お腹いっぱいですこしだけ。
基本的にお値段が書いていないので、どきどきしながらお会計をお願いすると…
ひとり2,700円ぐらい。安すぎるでしょ!!!
あーびっくりしたびっくりした。
しあわせな驚きの本当に多い1日でした。
今夜はこのしろさんにお世話になり、明日京丹後市のお宿さんを取材して大阪に帰ります。
素敵な夫婦の形をたくさん見たくせに、家にいなさすぎる嫁でごめんね。
おいしい落花生持って帰ります*
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岡田 奈穂子(Nahoko Okada)
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