AM 07:00
昨日までの睡眠を取り戻すようにぐっすり、静かな夜から目を覚まし。朝のお散歩。
道向かい、湖畔沿いにあるという秘湯「こたんの湯」へ。
湖にせり出した無料の公共浴場で、朝から地元のお兄さんたちもいらしてて。
あったかいですか?と聞くと、うんうん、ここがこの辺では一番いいんだよと。
そして屈斜路湖のこの絶景。素敵すぎる。
混浴(いちおう右左に男女は分かれているけれど)ですが、脱衣所もあるし水着も大丈夫みたい。
わたしはこんどはタオルだけ持ってこよう*
AM 08:00
ホテルへ戻り、手づくりの朝食の匂いに誘われるがままにダイニングへ。
焼きたてパンほくほくっ。うれしい。
ドリップで丁寧に入れてくださる珈琲がとても美味しくて。
どこまでもお優しいおふたり。しあわせな時間をありがとうございました。
車にミントを積んでいきなさいと香りのプレゼントも。また来ます!!!
AM 10:00
おふたりにおすすめしてもらった、さくらの滝へ。
深い森の奥にそれらしきものが。こわっっ!!
山道を少し抜けると…
産卵期を迎えたさくらますが急流に立ち向かって遡上してゆく姿がもう、感動的でっっ。
見えるかなぁ。黒く滝に向かって飛んでいるのがサクラマスちゃんたちです。
こんな急流のぼるとか絶対無理やん!とか思うのやけど、へこたれなくて。がんばれがんばれって。
勇気をたくさんもらいました。
この時期だけみたいだけれど、本当に来れてよかったここ!
ようこそ!♡笑
ホーム横に足湯まであるレトロな駅舎なのですが、この駅舎のなかに行きたかった喫茶があって。
ここですここーーー(´∀`*)
喫茶店へは待合室から入ります。
◆オーチャードグラス(喫茶室)
https://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011202/1000232/
いつか北海道ローカル番組で見てからずっと気になっていたの。
ソフトクリーム 380円 をカウンターで。
ミルキーなのに甘すぎずあっさり。美味しいですね、と言うと。「くりーむ童話」という地元のジェラートやさんで、しぼりたて牛乳から作ってもらっていますと教えてくださいました。
この駅前には、おいしいパンやさんとケーキやさん(カフェレストラン併設)がそれぞれあって。
こちらはパン屋さん。
◆PANAPANA
神戸出身の女性が道産小麦と天然酵母で焼き上げる素朴なパンたち。
近くのおばぁちゃんが、いつものとレーズンパンを買いにいらしていた。すてきーっ。
こちらがケーキやさん。
◆suite de baraques cafe
https://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011202/1001075/
ショーウィンドウに並ぶのは地元のフルーツや牛乳、卵を使ったおいしそうなケーキたち。
早い時間に行かないと売り切れ必須だそうです。
このケーキ屋さんは、森のホールという素敵なカフェレストランに併設していて。
ここと駅舎喫茶店は系列なので、ケーキを買ってさっきのところに持ち込むのも可能だそう。
次はそうしようー♡♡
PM 12:30
一路釧路へ戻ります。
そろそろお昼の時間。実は北海道屈指のそば処な摩周で、気になったお蕎麦屋さんを訪問してみることに。
◆味匠もり
https://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011202/1017176/
阿寒・小清産ごぼうを使用した
とりごぼうせいろ 950円 と、
期間限定の夏野菜カレーせいろ 950円 を。
スープに鶏肉の旨味がやまほど出ていて、すこし酸味を感じる摩周そばと相性抜群!一滴残さずごくりっ。
帰るころには満席な地元の隠れた名店。ご馳走さまでした。
釧路に戻るドライブ中に見つけた、晴れのシラルトロ湖。きれいーーっ。
晴れ間も見れてよかったなぁ**
PM 14:00
釧路湿原の東側にある細岡展望台へ。
展望台がいくつもある釧路高原のなかでも、屈指のビュースポットだと。
あちらなら、釧路川をふくむ湿原の全体が一望できますよと、昨日別の展望台のガイドのおじいちゃんに教えていただいたの(´∀`*)
ほんと!湿原の絶景だんぜんこっちやーん!笑
今度はここでカヌーとかしたいなっ♪
PM 15:00
釧路に戻り、先月にできたばっかりのこちらの施設へ。
◆釧之助(せんのすけ)
水産加工・北海道No.1の株式会社マルサ笹谷商店の直営ショップで、なんと水族館まで入っちゃう巨大な施設なのです。
鮮魚や加工品もいろいろ。近郊で漁れたものはやっぱり安いです。
PM 16:00
ホテルへチェックインし、釧路の街散策へ。霧がすごい!
晴れてたら見えるはずの世界三大夕陽も今日は期待できないなぁ。
鰯船ね!乗ってみたいなぁ。
唯一の観光施設といってもいい、フィッシャーマンズワーフへ。
蟹のUFOキャッチャーなんてのもっ○
2階の炉ばたエリアをチラ見して。楽しそう!
知る人ぞ知る、的に話題の岡女堂本家のチーズ煎餅(ナチュラルチーズだけを焼いたお煎餅!ここだけの限定発売)も買いました。
PM 17:00
相変わらずの霧模様のなか、夕方も早々に飲み屋街へ。
カモメが堂々と闊歩する夕暮れの風景。
赤ちょうちん横丁はお盆やすみのお店も多くすこしもの寂しい感じ。
さて!今日は何軒いけるかしら。1軒目はここに決めっ。
◆鳥松
https://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1010248/
釧路ざんぎ発祥とも言われる名店で、お盆ということもあってか予約引取りのお客さんがひっきりなしに。
10席ほどの店内に座り、待つこと15分でビールのお出まし。
ザンギ(骨つき) 580円 を。骨つきはこの後さばくから遅くなるよ、と。よいよい。
更に20分ほどたってやってきた、さばきたて、揚げたてのざんぎは思っていたより軽やかでいくつでも食べられそう!
おじいちゃんが1人、鶏をさばく。そのさばきたてを揚げ、2人のおばぁちゃんが包んだり注文を聞いたり。
オペレーションはとっても遅い(笑) でも愛すべきお店。
佇まいに名店感がすごい。ご馳走さまでした。
次、2軒目!お刺身が食べたいよ〜♡
と夜の更けてきた飲み屋街をぶらりお散歩して次の店へ。
◆居酒屋 達
https://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1011327/
刺身を食べるならここ!と釧路でも評判のお店なようで。
目移りするほどのメニュボード。
付き出しは、子持ち鰊の酢漬けと自家製ポテサラ。
探していたの!新サンマのお刺身 800円
今日から漁始めだと市場で聞いて。まだ値段こそ高いけれど、新ものってすごく嬉しい♡
シメサバ刺 650円、クジラ刺 500円、ウニ刺 500円を合わせて注文。
見た目が悪いんですけど、と出してくれたばふんウニは、500円と思えないぐらい味が濃くて美味しい!
左のしめ鯖なんて、ほぼ生です。すごっ。
初めて聞く、マス子 500円 もお願いして。
強い塩気がポテサラ&日本酒に合いすぎる…!!!
釧路の夜はこうでないとね。
ご馳走さまでした。
霧と店灯りが相まって幻想的な夜。
次!3軒目はゆいいつ、絶対に行きたいからと事前に予約していたこちら。
◆炉ばた しらかば
https://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1016552/
炉ばた発祥の地、釧路にあって。ほどよく歴史があり、観光地化していないしらかばさん。
流石の良い雰囲気です。
太田和彦さんの居酒屋探訪で読んでからずっと来てみたくて。
名物の牡蠣豆腐、なます、豆の煮物が付き出しに。
釧路唯一の酒造、福司の純米酒と。
近くの白糠町で作られる釧路の名焼酎、鍛高譚の梅酒炭酸割りを。
炉ばたに来たからには、何を焼いてもらおうかなと、おすすめを聞いて。机上の昆布をつまみながらゆるり待ちます。
蝦夷鹿の『やきとり』(とりじゃないのに!笑)は、左から。タレ、味噌、塩胡椒。
弾力があり肉のジューシーさがすごい。鹿好きやわぁほんま。奈良県民にあるまじき(笑)
そしてうちのは世界で一番やからね、というししゃもの炉ばた焼き。
醤油の香りが骨の髄まで染み込みほんとに美味しい。日本酒に合いすぎる。
はぁとってもいいお店。
釧路の炉ばたはお値段の表記がなく、会計をしてびっくりするところも多いと聞きます。
ここはふたりで6,000円程と良心的でした。
最後にいただいたお店の名刺と御縁。
ご馳走さまでした。
最後!4軒目には、〆のラーメンとつぶ焼のお店へ。
◆つぶ焼 かど屋
https://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1017376/
1966年創業のつぶ焼とラーメンのみの老舗店。
50年継ぎ足し続けているという特製ダレのつぶ焼は、お父さんが丹精を込めて。
熱々で運ばれてきたら、まずはスープを飲み干します。旨っっっ!!!!
そして身を取り出してびっくり、ぶりんぶりん!!!!!
飲んべぇの〆用に作られたという名代ラーメン 600円は、焦がし醤油のようなコクのある出汁が決め手。
とろっとろのチャーシューがおいしっ!
今夜の4軒はどれもハズレなしの大正解。
全部徒歩圏内だし、おすすめするならもうこのままこのルートでと言いたいぐらい。
釧路は夜が楽しい。間違いないです。
幸せな夜をご馳走さまでした。
明日、大阪へ帰ります。
Written by... **
----------------------
◆Table a Cloth.Co.,Ltd
CEO/Travel Designer/J.S.A.認定ワインエキスパート
岡田 奈穂子(Nahoko Okada)
Mail: tableacloth@gmail.com