AM 06:30
「めちゃくちゃかわいい漁港に連れて言ってあげます」と、ひーさんがお迎えにきてくれて。
やさしい1杯のコーヒーから始まる朝。
連れて行ってくださったのが、竹野(たかの)漁港というところ。こじんまりほんとかわいい!
戻ってきたばかりの船から魚を上げています。
きゃぁっΣ(゚д゚lll)アナゴ落ちてるっ!!!!!!笑
アジを手早く仕分ける西口船長さんは、"飛丸タクシー"という漁船観光も行う、名物船長さんだそう。
水も透き通っていてとても綺麗でした。
漁港の上にある大成古墳群からも、きらきらの海が。
この海にそびえる"立岩"までの参道を持つ、竹野神社へ。
地元の方は親しみを込めて"いつきさん"と呼ぶそう。
塀にある白い線は、由緒正しい神社の証。
こちらが海へ続く参道です。すてき。
そのまま、有名な漁港を持つ間人(たいざ)の街へ朝のドライブ。
このま新しいへしこ工房さんは、なんとケーキが美味しいそう!笑
AM 08:30
公民館で会った、中浜の吉岡提灯店さんへ。見せてあげますとよと言ってもらったのを、大いに本気にして訪問です(笑)
お祭りの多い丹後に22軒ほどあった提灯やさんも、今では2軒が残るのみ。
提灯の原型となる「型」を見せてもらいます。
丹後は6枚、浅草寺などの提灯を作ったりと有名な京都の作り手さんは、8枚板を使うそう。
この型に、秋に切った竹を横に螺旋状に巻きつけていき、糸を盾に掛けで固定。そこに丹後の二俣和紙という手漉き和紙を、ノリをつけて貼っていきます。
手漉きならでは、繊維がしっかりと詰まっていて、薄いけれど破れにくい。
最後に、パキパキっと型を外して、竹べらで折り目をつけて畳んでいく。
すごい!職人技!!!
ここに絵付けをし、"油ひき"という軽い防水加工を施し完成します。
この時、"家紋"を手書きで入れるのですが、家の数だけあると言われるため、着物や風呂敷を持ってきてもらって違いなく書くことにとても心を使うそう。
ご案内してくださった雄一郎さん。優しさのかたまりみたいな方でした。
今はなき、おじいさんと2人で作ってきた提灯。貴重な体験をありがとうございました。
そのまま中浜の街を歩いて案内していただきます。
大豆を撒いて、自家製納豆をつくるというおじちゃん♡
のどかぁ。
丹後で採れる貝を何十年にも渡って集め歩き、自宅に展示している池井先生にも会いに連れて行ってもらって(´∀`*)
出版されている詩の作家さんでもあり、町の身近なアーティストさんなんですと。
こうやって並べると新しいアイデアが思いつくかもって思って。と。すてき!きゅんっ。
良いものたくさん見せていただきました…!ありがとうございます♡
ここの漁港には、烏賊釣りやアゴ拯き(トビウオ)に使う船たちが。
昔の郵便局の建物も残っていたりと、とてもノスタルジックで楽しい町並み散策でした。
AM 10:00
伊根へ向かうドライブの途中、丹後岬のいちばん端っこ、経ヶ岬の灯台へ。
ちょこん。かわゆっ!♡
AM 10:30
週末には浜買い(漁師さんから直接魚を買える)ができるという、珍しい伊根の新井漁港へ。
近くのひとがバケツ持って買いにくるんだってー!楽しそう!!
こちらは新井崎神社。徐福さんという祭神さまが上陸したという伝説がのこるところ。
とても気持ちよくて、ここで1日中のんびりしていられそう。
おーっきな棚田!1枚1枚が大きくて、美しいすごいっ。
そして久しぶりに伊根の町へ。
暑いからアイスを食べようー♡と連れて来てくださったのは、なんと…酒蔵!!!
◆向井酒造株式会社
アイスの前に、せっかくなので試飲をと。代表銘柄の特別純米酒、"京の春"を。
伊根町の契約農家さんで作る赤米を使った1本も。甘やかで美味しい!
その赤米酒粕を使った、もうひとつの名物がこのアイス最中 "あかちゃびん" 400円。
テイクアウトをすると、向かいの海に突き出たテラスでいただけるのですが。
景色もさることながら、酒粕の香りがふわりっさっぱりと甘くてこれめっちゃ美味しい!
最近食べたアイス界No.1かも?!大好きなルマンドアイスと張るかもーーっ!♡♡
女性の名物杜氏さん、久仁子さんをご紹介いただいて。笑顔が素敵すぎるーーー!♡
とっても珍しい赤米の酒粕までいただいてしまいました。嬉しいっっ。
PM 00:00
お昼にお呼ばれになったのは、神戸から移住してきて、今は伊根の観光案内所で働かれている高井さんのお宅。
到着して戸をがらがらと開けると、漁連OBの秀樹さんと、近くで伊根のローカルガイドをされているカヤさんが、なんと玄関先で魚をさばいてくれていました。
豪快ながら丁寧なお仕事っ。おいしそうー!!
今朝、伊根漁港に定置網であがったものをバケツで買いに行ってきてくださったそうで。
なんと、アジ30匹分!に、角飛魚をお刺身に。
残った骨は唐揚げに、炊合せなどいろいろと。
めちゃくちゃ豪華ーー!すごいー!!
人参とエノキ、加悦(与謝野町)のトマト以外は全部伊根産ですよと。
かやさんの自家製かりんジュースに。
「手前味噌です」と、高井さんの自家製味噌と秀樹さんのワカメのお味噌汁。
脂のびっくりのった、ぶりんぶりんのアジを。
一緒ににぎったすし飯おにぎりに載せて♡
漁港から食卓へ。みんなでごはん。
楽しいな〜おいしいうれしいなぁ〜(´∀`*)
お腹がいっぱいになった後は、みーんなでお散歩をして、まりこさんという方に会いに行きました。
昔はこの一帯にたくさんあったという西陣織工房の、伊根でたった2軒だけのこるところで。
機織り機のカタカタという音が外まで聞こえています。
すごいーーー!初めて見たーーーっ!!
今織られていっているのは着物の帯です。
2~30年前は、糸の吊り込み本数が今の倍ありもっと、細かいものが織れたのよと。
とっても繊細な源氏物語の絵巻物を見せてくれました。仕事の細かさに、すごいの一言っ。
「簡単簡単。誰でもできるわよ〜♡」と笑うまりこさん。
いえいえ、いつまでも伝統を紡いでいってほしいなと思っちゃったのでした。
着物、着よう。ありがとうございました。
PM 15:00
大阪に帰る前に卵を買いたい!という私に、本当に美味しい卵ならと、伊根の山あいにある養鶏場へ連れて行っていただいて。
◆三野養鶏
http://thetango.kyoto/food/713/
鶏が食べるもので卵の味は決まるからと、地元のお米や魚粉、トウモロコシなどを自家配合し餌にとことんこだわって家族で営まれています。
「卵は生き物だから。綺麗にみがきすぎても弱くなっちゃうし加減が大切。嘘じゃないのと言われるけど、生でも夏は最低2週間~1ヶ月、冬なら2ヶ月持ちますよ。」とお父さん。
市場にはあまり出回らないという、MS玉を購入させていただくことに。
小さい若鶏の卵で、若さゆえに味が濃く、黄身の割合が高いので卵ごはんにするには最高だとか…♡
10個で220円、18個買って390円というお安さ…!!!
クオリティを考えればきっともう少し高くしてもいいんだけれど、給食とかね、普通の人に本当においしい卵を買ってほしいからねと。
生後100日前後の美人な子たちにも会わせていただきました。
また美味しい卵を産んでね。
PM 17:00
車ではるばる宮津まで送っていただき、そこから高速バスで大阪へ。
あっという間の2泊3日。
おいしいものを探しにいったはずなのに、思い出すのは、迎えてくださったみなさんの優しさや笑顔ばかり。
おかげさまで、五感全部で心から。丹後の魅力を味わえた気がします。
きっと今度は私が伝える番。がんばらなくちゃ!
みなさま本当に、ありがとうございました。
大好きっ!♡♡ また会いに帰ります。
Written by... **
----------------------
◆Table a Cloth.Co.,Ltd
CEO/Travel Designer/J.S.A.認定ワインエキスパート
岡田 奈穂子(Nahoko Okada)
Mail: tableacloth@gmail.com