東京上陸っ◆ 2ヶ月ぶりです。
来週からアメリカのポートランドに成田発で行くので、そのまえに数日の寄り道東京。
昨夜は八丁堀で飲んだまま、となりの新しいホステルに泊まって迎える朝。
AM 07:00
今日は山梨のワイナリーを訪問予定なのですが。
朝一番、友人2人と合流しまず向かったのはまさかの山梨とは反対方向の「千葉」。
そこから更にローカルバスに乗り、表門というバス停で降りて。
ただ!朝ごはんを食べにきただけ♡
ずーっと行ってみたかったパン屋さんのモーニングへ。
◆Zopf
西のシュクレクール、東のZopfというぐらい有名なパン屋さん。
お取り寄せもしたことがあったけれど、いつかここにモーニングを食べにきてみたくて、今回パン&ワイン友達と3人で念願の訪問です。
有名なカレーパンも焼きたて!ラッキー!!!
AM 08:40
2階のカフェに移動してのモーニング。日本で朝食を予約したのは初めてかも?!
お目当ての、しっかり朝食 980円は
玉子料理、スープ、パンの盛り合わせに、ドリンクはアルコール以外の全メニューから選べるという太っ腹さん!
なんでもいいと言われ、スパークリングティー(単品なら530円!!)をセレクト。
ほんのりアルコールの入った、ライムとオレンジの爽やかなティーです。
アルコール入りに反応し、3人ともこれに!笑
シグナチャーの、パン屋の朝食 830円は
パンの盛り合わせがメインで、Fixing(バターやジャム)が3つ選べます。
いっぱいありすぎて迷うーーー!!!
選べる3つで、いちじくコンポート、豚のリエット、黒オリーブバター。
追加(ひとつ100円)で、バジルと松の実のバター、黒糖ラムバター、杏とブランデージャム。
黒糖ラムバターが大はまり!
予約制だからのんびりできて、びっくりしあわせなモーニング。
お手頃やし電車代のがどう考えても高いけれど!!! 夢の訪問に大満足でした。
AM 11:00
武蔵野線で東京を縦断し、また1時間強かけて反対側国立まで。
ひたすらに食いしん坊なわたしたちの途中下車は、なかしましほさんのこのお菓子屋さんをお目当てに。
◆フードムード
おいしいクッキーがあると聞けば、山梨行きの荷物をごろごろ、国立駅から片道徒歩での約20分もなんのその!笑
戦利品たち。チョコとココナツのドロップクッキーと、ピーナツバタークッキー、おいしいと聞いていたアースケーキもぎりぎりで。
お砂糖も最小限なのかな、とっても優しくておいしいパティセリーたちでした。
PM 13:00
立川駅から、特急かいじに乗り込み今日のほんとうの目的地、山梨のワイン郷へ。
さっき買ったキャロットケーキを軽いお昼がわりにいただきながら、約1時間の列車旅。
だんだんと、ぶどう畑が眼下にみえてきました。
PM 14:00
塩山駅に到着です。
駅前のレトロな商店さんたち。
一升瓶のレトロなワインを見ると、この土地がやっぱり日本ワインの里なのやなぁと感じちゃうっ。
2018年4月1日、つい2ヶ月前にワイナリーを設立したばかりの"Cantina Hiro"というワイナリーがあるのですが。
約3年前にワイナリー設立に向け法人化されたころから、ワインメンバーとして応援させていただいていて。今回山梨に来るなら絶対にと、オーナーの広瀬さんへご連絡したところ、自ら駅までお迎えに来てくださっての訪問が叶いました。
真新しいワイナリーは、塩山の山手の斜面に建ちます。
テラスからの景色。雲がかかってなければ、この真ん中ぐらいに富士山がででん!と見えるそう*
おいしい葡萄を作るための、摘穂作業の真っ最中。お忙しい中ありがとうございます・・・!
ワイナリー内を見せていただくと。その清潔さにびっっっくり。
これまで散々にワイナリーを見せていただいて来たけれど、不要なものやゴミのひとつもないところは初めてかも。
「サニタリーを徹底しています」と広瀬さん。瓶詰め機械の洗浄にも前後丸一日かけるそう。
きっとこういうことの積み重ねが、おいしいワインの味に繋がるのだろうなぁ。
そして畑へ。真ん中に植わるのは、日本では珍しいイタリアのNebbiolo種です。
摘穂作業を見せてくださいました。栄養を与える穂や粒を一箇所ずつ選び、その周りを落として行く。わたしには果てしなく思える作業です。
6月の今は葡萄の花が咲くとき。白い小さな花が実の横にちょこんと添えるように咲いています。
この葡萄畑に植わるのはNebbioloの他に、Barbera、Pinot Nero、Trebbiano、Pinot Grigioなどイタリア品種が様々。
どうしてイタリア?と聞くと、「ワイナリーの個性を作りたかったから」と。
畑から戻り、試飲させてもらったのはそのNebbiolo(左)と、わたしがここの初めて飲んだ時からその味わいの深さに感動しっぱなしの山ソーヴィニヨン(右)。
初めていただく日本のNebbioloは、ローズマリーやディルのようなハーブの香りが心地よく。山梨名物の「甲斐サーモン」と合わせたいなぁなんて^^
山ソーヴィニヨンは抜栓後3週間ほどたっているものも頂いたのですが。
去年びっくりした通り!広瀬さんの山ソーヴィニヨンは、開けて1日、3日・・・と日が経つごとに香り高く味わい深く、単純においしくなってくるのです。
でもまさか、3週間も大丈夫なんて・・・
手づくりのドライ巨峰やシャインマスカットを贅沢におつまみに頂いて。加糖してるのかなって疑っちゃうほど、甘さが凝縮しておいしすぎるーーーー!
巨峰の一大ブランド、この地域「牧丘」の巨峰で仕込んだロゼもとてもチャーミングな香りに、すっきりと華やかで綺麗な味わい。
どれもこれも、本当に個性豊か!
IT系のお仕事を経て、実家の葡萄園を継ぎ、5年でという目標を掲げてその通りにワイナリー設立を果たされた広瀬さん。
笑顔の奥にある、ワインづくりへの芯と情熱、飾らないお人柄の温かさ。
それがそのままCantina Hiroのワインにストレートに現れているから、だからわたしはここに来たいと憧れたのだと納得。
ありがとうございました。また来ます♡
PM 17:30
優しくもわざわざ勝沼エリアの宿泊ホテルにまで、広瀬さんが送り届けてくださって。
ありがたいーーーーっ(/ _ ; )
今夜お世話になるのは、ワイン好きのオーナー一家さんが営むこちらの民宿です。
◆B&B SUZTKI-EN
http://winetourism.jp/archives/1486
私たちが泊まるのは、古民家を改装したこちらの離れのお部屋。
テラス
◆Bistro Mille Printemps
内装
①Cheateau Marsの甲州 ヴェルディーニョ 2016
②Enzan Salzberg
③Cheateu Jun KOSHU 2016
①は酸味がしっかりしていてクリーン。ザ!甲州の印象。
②は少し樽が効いていて、バランスが良く、フローラルな香りも心地いい。
③はさすがのJUN様、落ち着き完成されていて日本ワインとは思えない。
甲州でも、こんなに個性豊か!すてきっ。
パンには黒オリーブのペースト。
自家製甲斐サーモンのマリネ サラダ仕立て 1,350円
北海道美幌産 ホワイトアスパラガス 1,800円
地場産野菜の南部鉄器野菜蒸し 800円
夕日
ダイヤモンド酒造 プティキュベ 2015 3,300円(ハーフデキャンタ)
ベリーAらしいチャーミング
都留市 矢野さんの俺のソーセージ盛合せ 1,650円
この燻製がかっている味わいとベリーAの合う不思議…!!!
信玄風鶏モモ肉のコンフィ ミルプラ風 2,150円
コンフィの油がサラダと混ざり合って絶妙な味わい。お腹いっぱいなのにするり食べれちゃう。
本当に、美味しい夜でした。ご馳走さまです。
ホテルに戻って晩酌までしっかりと。
ワインの里の幸せな夜。今日の幸せな出会いに改めて、感謝感謝です。