AM 07:00
川面が少しずつ明るくなると同時に起き出し、朝の買い出しラン。
行き先は、昨日見つけていたまちのパン屋さん。
◆Confeitaria do Bolhão
http://www.confeitariadobolhao.com/
早朝から出勤前の方々がコーヒーを飲みにいらしたり、おばぁちゃんが山盛りパンを買っていったり。みんな早起き!
指差しで買ったのは、
Cacetinhosというスタンダードなものと、
Pao de Alfarobaという黒いパン
Mini Nozは、ヘーゼルナッツ卵黄たっぷりパン。
どれも焼きたてで、あつあつ!お値段はひとつ30円とか。愛され店ばんざいーーー♡♡
冷めないうちにと急いで持って帰ります。
AM 08:30
お楽しみの朝食タイムには、昨日買っていた、“Alheira”という柔らかい腸詰のソーセージはカリカリに焼いて。
なに食べてもおいしいなー(´∀`*)
朝食後はまた、ポルトの街をお散歩。どこを歩いても絵になる!特別な観光いらずの素敵なところ。
1番のトラムに乗り、街の東へ向かいます。
AM 11:00
降り場から1kmほど坂を歩き、2013年に改装したばかりのボン・スセッソ市場に到着。
◆Praça Bom Sucesso
http://www.mercadobomsucesso.pt/inicio/
おいしそうなタパスやデザートたちの数々っ♡
こちらはLeitao(豚の丸焼き)を作っているところ。おいしそうーーー!
ここで昼食にしようかと思っていたけれど、まだ準備中のお店も多かったので町の中心へ地下鉄で戻ります。
メトロのBolhao駅からTorindade駅を結ぶ路地には、ローカルな食材屋さんがたくさん。
今晩はアパートで晩御飯を作ろうと考えていたので、ソーセージやチーズなどをかいだします。
チーズを買った道角のこのお店。優しいお兄さんは英語も話せて、チーズの試食もさせてくれ、安くて質の良いオリーブオイルなんかもたくさんあってすごく良かった!
◆Casa Lourenço -Charcutaria e Garrafeira
AM 12:30
お昼は、裏通りで見つけた明らかに地元食堂的なところで。
◆Churrasqueira Lameiras
住所:R. do Bonjardim 546 124, 4000-056 Porto
英語すらまったく通じない店内は、奥まで地元のお客さんで大満員。
指差しでの注文すらままならないけれど、なんとかはるか昔に勉強したスペイン語を思い出しつつ、おじいちゃんにワインとビールを注文します。
カウンターにあった、“Salada de Orelha”
豚の耳とセロリ&パクチーサラダ。これがびっくり美味しくて!本当に忘れられない。。
“Bifanas(ビファナ)”は郷土料理の煮込んだ豚肉のサンドウィッチ。
入り口横の大鍋で豚肉がトロトロ煮込まれていて、すっごく食べたかったの。
お会計をお願いすると、飲み物3杯に、このお料理とバァリャウコロッケまで食べて3人で8€。え??!!ってなった。ローカル食堂万歳。
お昼からはポートワインのセラーツアーを予約していた私たち。
メトロで道路側を対岸に渡り、ゴンドラに乗り換えてセラーの並ぶ場所へと降りていきます。
あら、こんにちはっ(´∀`*)
今回訪問の予約をしていたのは、リスボンに住むローカルガイドさんがぜひとオススメしてくれたこちらのワイナリー。
◆SANDEMAN
http://www.sandeman.com/visit-us
1790年にスコットランド人によって設立された、ポートワインの老舗メーカー。
ポルトガルの学生のマントをはおり、スペインのつば広の帽子をかぶったキャラクター「ドン」の採用は、世界で初めてのブランディングとも言われているそうです。
PM 13:30
いよいよツアーがスタート!現役のセラーを巡りながら、「ドン」に扮したかわいいお姉さんがポートワインについて詳しく案内してくださいます。
今回お願いしていた”1790ツアー”は、1日に1回ぐらいしかない特別なもので、通常は2種のテイスティングがなんと5種も出してくれるという。
醸造責任者らしい男性が出てきて、熱く熱くその違いを説明してくれます。
以下はわたしが必死にとったメモの内容(笑)
★ポートワインの種類とマリアージュ
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1.ホワイトポート
白ブドウから作られるポートで、大樽熟成で最低3年。とてもフレッシュな味わいなので、アペリティフや、トニック&アイス&ライムでカクテルにしてもおすすめ。
2.ルビーポート
赤ブドウから作られるポートで、大樽熟成で最低3年。とってもジューシーでフルーティなので、チョコーレートケーキやガトーショコラ、トリュフチョコなどなにせチョコレートに合う。
3.トゥニーポート
小樽で熟成するため、色も褐色がかり味わいにも落ち着きが。通常のトゥニーは、キャラメリゼされたフルーツやデザート、アップルパイなどにとても合う。ソルティなチーズ&パンプキンジャムも最高!とのこと。
10年、20年のトゥニーポートは、キッシュやチーズなどの塩気のものにも○
30年、40年のトゥニーポートは、それ自体がデザートに合わせなくていい。合わせなきゃいけないなら、80-90%のダークカカオチャコや、シガーを。45分後も口に香りが残ることを約束しますと。
この「●●年」というのは収穫年や熟成期間ではなく、あくまで"スタイル”である。
自分たちのハウス(ワイナリー)のスタイルを知り尽くしたマスターブレンダーによって味わいが管理されている。
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以前ポルトに来た時は、別のポートワイナリーにこそ行ったけれど全然ワインに対する情熱が今より薄くて(笑)
今回改めてきちんと学べて良かったぁ*
そして、近くにあった新しいマーケットで少し買い出しを。
◆Municipal Market of Beira Rio
http://www.mercadobeirario.pt/
ここの果物&野菜屋さんで、サングリア用のフルーツを買おうと思って。でも、Google翻訳を使ってもぜんぜん通じなくて、サングリアはあっちの店で売ってるってば!と言われるばかり笑
前のお店の若い女性が助けてくれて、違う違う、自分で作るからフルーツ欲しいんだってと言ってくれ、やっと買えました(´∀`*)
ついでに白サングリアの作り方も教えてもらって^^
対岸までは3€の渡し舟に乗り、おうちへ戻ります。
昨日は閉まっていた、きっとポルトいち!と紹介してもらったワインショップを除いてワインを買い出し。
◆Vinoteca
PM 18:00
アパートに戻り、夕食のクッキング開始^^
お姉さんに教えてもらった白サングリアのレシピは、洋梨、林檎、オレンジの果実にVinho Verde(地元の微発泡ワイン)、砂糖代わりのホワイトポートが隠し味。
まずは屋上のテラスでしばしアペリティフを楽しんで。
室内に戻り、お惣菜屋さんで買ったベーコンと野菜を、スーパーで見つけたニンニクコンソメで煮込んだり。
マーケットで買ったLeitao(豚肉の丸焼き)や、大好きなMorcela(豚の血のソーセージ)も焼いて用意。
気になると食材を片っ端から♡と、チョイ住みらしくなって来たー♪
すごーい!どれもおいしいやんしあわせーー♡
PM 21:00
やっと暗くなった頃に、またテラスへ出て〆のルビーポートを頂きます。
ポートワインの醸造所を前に眺めながら飲むこのワインの美味しいこと。
ふだんばらばらに住んでる家族と、異国でこんなふうにキッチンや食卓を囲んで。ポートワインの酔いに任せてたーーくさん語らって笑
どんなおいしいレストランよりも記憶に残るかもしれない、特別な夜になりました。
明日は一路、リスボンへ向かいます。
Written by... **
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◆Table a Cloth.Co.,Ltd
CEO/Travel Designer/J.S.A.認定ワインエキスパート
岡田 奈穂子(Nahoko Okada)
Mail: tableacloth@gmail.com