AM 7:00
東京の朝は、ホテルでの朝食から。
ホテルロビーでの朝食って、無条件に好き。
洋食・和食に、天然酵母のパンまでいろいろあったけれど
ここで特筆すべきだったのが、ホテルカレー。
とろり煮込まれたお肉がごろっごろ、ホテルの洋風カレーってなんでこんなおいしいのやろ。
朝からとーってもしあわせな気分になりました。
ちなみに、今回宿泊したのはこちらのホテル。
◆ホテルスプリングス幕張
http://springs.gdd.jp/
朝食付きでひとり7,000円と、東京にしては格安!しかも、成田空港までホテルから直通バスが出ています。便利〜。
そして、そのシャトルバスで約40分。
AM 9:00 成田空港へ到着。
大丈夫かな、ほんとに乗れるかな、とまだ拭えない心配を胸にエアインディアのカウンターに向かうと、昨日神様のような対応をしてくださった担当の方が居てくれて。
お礼を言いに行くと、大変でしたね、と。
2人掛けの素敵なシートを用意してくれて、笑顔で見送ってくれる皆さま。
エアインディア、めちゃすきです大好き!
本当に、ありがとう。行ってきます(*^^*)
出発前のラウンジで朝ハイボールをいただき。
AM 10:30 いざ搭乗!♡
かわいいおじさんたちが迎えてくれるー!!!
コンセントもツボ押し付きフッドレストも何から何まで揃っていて、かなり快適な機内です。
ほどなく昼食がサーブされます。
飛び立つ前から機内に拡がるカレー香。
テンションあがる!!!
飲み物のサーブ台にはなかったけど、ワインある?と聞くと持って来てくれました。
やたーーー!!!! SULAのワインやー!!!
SULAはインドワインでシェア8割程をほこる高品質ワイナリーで、オリエント急行でもサーブされているほど。
これまでも何度か飲んで来たけど、スパークリングをはじめどれもとってもおいしくて。
この"MOSAIC"も、辛口ながらに、蜜のような太陽の甘さがあっておいしい。
ちなみに、グラスはいつもの持込トラベラーズグラス、プレゼンしていただいたROBMEYERのものです。
持ってくるもんあほすぎると隣に突っ込まれながら(笑)、でもうれしいやんマイグラス♡
お楽しみの機内食!
わたしは、Vegetalianを選択。
ほうれん草のカレーに、角切りのカッテージチーズがころころ。"サーグ・パニール"というカレーかな。付け合せのダルも◎
しかも、ライスはわざわざに、クローブとカルダモン、レーズンで炊いてある。
ノンベジのChicken、といってももちろんカレー。
こちらのカレーも本格的すぎる!
こちらのライスはまた香りが違って、クミンで炊いてある。こだわりすごっ。
インドワイン、特に赤ワインはびっくりするぐらいカレーのスパイス香を引き立てる。
こちらもSULAのもの、ハーブなどの複雑な香りをたくさん持ってる。
スパイ談義をしながら、飲んで食べて。
こんな機内食楽しいの、初めてかも!!!♡
着く前に軽食的なのもでたけど、それはインド要素ゼロやったので夜を見越してパス。
写真すら撮らなかったやーっ。
PM 17:00
約9時間のフライトを経て、デリーのインディラガンディー国際空港へ到着。
やっとやー!嬉しすぎるっっっ。
気温は36℃。暑い!けど夕方やからまし。
お願いしていた送迎で、まずはホテルへ。
デリーに来るなら、ここ以外考えられない!と思うぐらい泊まってみたかったところ。
◆Scarlette New Delhi
http://scarlettenewdelhi.com/
同世代で、アパレルブランドをも持つフランス人女性がオーナーの4室だけのゲストハウス。
さすが部屋のインテリアも可愛すぎる!!
備え付けのガウンは、オリジナルのブロックプリントのもの。素敵すぎるーっ。。。
1階で売っている雑貨やアクセサリーも素敵。
晩御飯に行って来るね、戻りは深夜になりそうと伝え、次に向かったのはニューデリー駅近くのメインバザール内のこのホテル。
今回、滞在中のチャーター手配や列車のチケット手配でお世話になったのが、現地シゲタトラベルのRajanderさん。
彼に挨拶と、急遽の変更にも快く対応してくれたお礼を言いたくて。
今後の仕事のお話をすこしさせていただきながら、おいしいチャイをご馳走してくれました。
晩御飯の予約は22:00からやったので、
軽食すっとばしておなかぺっこぺこの私たちはおやつにカレーを食べに行くことに♡
PM 19:30
メインバザールは、この時間でもとても賑やか。
おいしいと評判の、3兄弟のラッシーやさんを発見!
これまた一番おいしいと聞いていた右の長男さんのところで、プレーンラッシー 20ルピ(約35円)をテイクアウト。
その場で氷を割って、自家製の固形のヨーグルトとシェイクして作ってくれます。
すっきりおいしい〜!!!
場所は、ラジグル・マーグとメインバザール通りの交わるところ、Hotel Metropolis Tourist Homeの近くです。
そしてそして、車とリキシャがびゅんびゅん通る、ぼーっとしてたらすぐに轢かれそうなメインストリートを歩いて…
お目当のレストランへ到着!
◆Sonu Chat & Restaurant
住所:Shop No. 5045, 46, Main Bazar
これだけは絶対食べたかった、ここの
Paneer Butter Masala 150ルピ
お、おいしい〜!!!インドってば!!!!!
チャパティも焼きたて最高ーーっ。
"Paneer"は、カッテージチーズのこと。
これを使ったカレーがインドにはたくさんあるのやけれど、どはまりの予感しかしない。
作り方を見せてもらうと、焼き揚げた三角形のカッテージチーズに、バターカレーやスパイスを強火で混ぜ合わせて作っていました。
そして、Limited Tali 70ルピ も。
Palak Paneerと、Dali Fryに、
(ほうれん草カレーと、ひよこ豆カレー)
じゃが芋と麩の煮込みのような付け合せ。
このひよこ豆カレーもかなりおいしかった!
あかんあかん、あくまでおやつ。
食べきりたかったけど、油の多いインド料理はあとで胃にくると聞いていたので我慢っ。
またメインバザールを歩きます。
角を曲がるとき、ぶつかりそうになったのが
牛!!!!!!
普通にいる。野生?かな。
人間が通りがかりに食べ物を献上していく。
文化の違いやなぁ。
まだ少し時間があったので、徒歩5分ぐらいのところにあるスーパーマーケットに行ってみることに。
◆Reliance Supermarket
住所: DB Gupta Road, Chuna Mandi, Paharganj, New Delhi
地元のスーパーマーケットが大好きな私たち。
良さげなナッツクッキーは20ルピ(約35円)
MASALA!のカップヌードルや
旦那さんが絶対買いたいと言っていたこちらのバスマティライス。一番高いもので200円ぐらい。
チーズをカレーによく入れるからか、モッツァレラチーズのようなものもたくさん!
ゆるキャラにきゅんっ。
さすが、常夏インド。チョコは冷蔵庫に。
この時間に外を歩くのはちょっと怖かったけど、明るい道やったし、無事にシゲタトラベルまで帰ってきて。
今夜のディナーまで送迎していただきます。
着いたのはここ。
◆Masala Library
http://www.masalalibrary.co.in/
デリーで、日本では絶対食べられないような本場の「モダンインディア」を体験したくて。
調べまくったすえにたどり着いた、日本語のレビューすらまだ1件もなかったこのアドレス。
本店は美食の地ムンバイにあり、インド全土の伝統料理をフュージョン化した素晴らしいお皿が頂けるというので、楽しみにしてたの!
PM 21:30
予約時間にはまだ早かったので、
テーブルが準備できるまでバーでアペリティフを。
やっぱりのインドスパークリング、
SULA brut 700ルピ
あぁこれおいしいねんなぁ!だいすき。
間も無くテーブルに案内頂き。お楽しみのショータイムのスタート。
アラカルトもありますが、
せっかくなので、"Chef's Tasting Menu(2,700ルピ/ノンベジ)"を頂くことに。
このシェフのテイスティングメニューは、お任せでなんと19皿!!!から構成されるコースメニューで。うち4皿は選択制。
まず最初のamuse bouche。
一見卵?!なアミューズは、黄身はマンゴーのジュレのようなもので、白身はココナッツウォーター。爽やかに、コースの始まりを。
次に、Snackが6皿。
・madur vada, clear rasam
上のミニ揚げ餃子を口に入れ、下のrasamというトマトベーススープを飲み合わせる。
・street poppadum
右は黒米とチーズスナック、左は小さなボンベイサンドウィッチだとか。
・deconstruction of samosa
グリーンピースとアーモンドのフライドサモサ。とても好みのお味。
・airy ram laddu, sol-kadi
チーズフライに、ココナッツチリサワーエスプーマ。
・nadir churma
レンコンチップの下には、大根のヨーグルトサラダのような。おいしい!
・farmer's staple
キャラメリゼしたオニオンを挟んだチャパティのような。これもおいしい。
合わせた白ワインは、
・Danzante / Sicilly / Pinot grigio 700ルピ
・Villa Fassini/Tuscany / Trebbiano 700ルピ
次が、Mushroom chai
マッシュルームとトリュフシュガーのチャイ。
シュガーといいながら、全然甘さはなくて旨味たっぷり。
Galouti kebab
上にかかるのは、ミンチよりもっとクリーミーにしたラムペーストのケバブ。
中にはスポンジケーキ。不思議。
選べるメインの1皿目は、
Curry leaf prawn
カレーリーフでグリルした海老は、海苔醤油のような香りがする。おいしい!
Ghee roast scallops
ホタテのグリル ビーツとスプラウトのソース
2皿目は、
Quail recheado butter tossed cholya
鶉のピリ辛照り焼き煮込み。
Tawa keema
6日間煮込んだゴーヤのキーマカレーは、パクチーの効き具合が絶妙!
3皿目、
Chilli and ginger salmon roast
サーモンのグリーンマンゴーソース
火の入れ具合が最高。
Nuga pork, braised black beans
黒にんにくと八角でマリネされた豚肩肉
台湾の豆鼓料理のようなしっかりした味付けで、これはなんともっ!!!!!
記憶に残る1皿の仲間入り決定です。
お口直しのSorbet
胡瓜とライム塩のソルベ
赤ワインから、Bodega Norton Reserba
Algentina / Malbec 700ルピ
Celery and chicken thukpa
チキンチュッカという鶏出汁のきいたスープに、グリーンピースのヌードルペーストを注ぐパフォーマンス。
最後の選択できるメインは、
Telangana pepper lamb
カシュミール産のラムチョップ
ほうれん草のクリスプ、クミンライス添え
バターのきいたクミンライスが半端ないっ。
Langoustine moilee
南インド産のロブスターのココナッツミルクカレー
ココナッツミルクの程よい甘さに、ブラックマスタード。もうね、デザートみたい。これが一番かも、早速更新しちゃういきおいっ。
はぁ、おなかいっぱい!あとはデザート。
と思ってたのに…見落としてたみたい!!!
Curry, bread と、Fermented pakodi dal
なにやらここに来て豪華セットが到着...!!!
・チベットの蒸しパン、チャパティと3種のカレーのテイスティング
・ブルーチーズフリットのまろやかダルカレー
・西京焼のようでおいしすぎた鱈のリゾット!と、グレービーソース。
このチャウダー風味もお味抜群やけど、ほんまにお腹いっぱい…くやしい…
お腹すいてたら、これだけで1時間は飲めそうなプレゼンテーション。ほんとにすごい。
最後のDessertプレートも美しく。
・Bhappa doi, chenna payesk
ナッツとカルダモンのヨーグルトムース
サフランチーズフリットのタルトレット
・Ashen Kulfi
バナナリーフアッシュの一口アイス
もうひとつ、屋台菓子のジャレビからインスパイアを受けたという、Jalebi caviar
キャビア状のクリスピージャレビと、バニラクリームを混ぜて頂く。はまるっ。
シェフがごあいさつに来てくださって。
マジックを見せますね、と。
う…浮いてるーーーー!!!
そしてこのおいしすぎなトリュフチョコを手に乗せて、今日はありがとう、と。
そして最後の最後に。
入店時に何かの記念日?と聞かれて、
(まだ3ヶ月あるけど)結婚3年記念日!とか適当なことをゆっていたせいか、こんな繊細で素晴らしいお祝いまで。
優しくて、あたたかくて、美味しくて。
ほんとに、心に残るダイニングでした。
しこもこのテイスティングコースで、2,700ルピー。約5,000円なんて!!!!!
そのぶん、ワインはお高くて、仕上がりはサービス料込みでひとり1万円程かな。
それでも、十分に支払う価値のある料理の数々でした。
PM 00:40
眠気とお腹いっぱいでさすがにぐったり。
明日はまた、早朝からタージマハルへお出かけなので、ばたんきゅっ。
おやすみなさい。