Buono Voyage.

旅の目的はいつだって、おいしいワインと料理に出会うこと。

食べること、感謝すること。

 

朝のサンフランシスコはすこし、霧模様。
ホテルの部屋からの景色。

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AM 7:00
朝ごはんを食べに、バスでまたミッション地区へお出かけっ。

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行きたかった朝ごはんスポットNo.1!!!

サンフランシスコでいちばん美味しいベーカリーとも言われるタルティンの工房カフェ。

 

◆Tartine Manufactory
http://www.tartinemanufactory.com/

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広々とした空間に、パンの焼ける香りがただよう。天国のような空間っっ。

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まず脇目もふらず頼んだのが、

Summer Berry Tartine 9$
苺とライチチーズ、ヘーゼルナッツと
赤紫蘇のタルティーヌ

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おっっっいしぃーーーーー!甘みと酸味がどちらもほどよくて。おいっしいっっ!!!

 

Brioche 5$

つやっつやのブリオッシュさま。

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卵の味もしっかり、クリームもジャムもすこし酸味があり、想像していたアメリカの嫌な甘さなんて、もうどこにもない。

 

Greek Yogurt 8$
プラムのギリシャ風ヨーグルト

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シナモンスパイスのグラノーラ添え

グラノーラにはシナモンとフェンネルがふわっと。朝から爽やかに香る。

 

どんどんと焼きあがる大きなパンたち。
きっと、サンフランシスコ中の美味しいレストランで今晩食べられるのかな。

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地下鉄の駅に向かう途中、すてきなスーパーを見つけて寄り道。

◆Gus's Community Market
https://gussmarket.com/

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カリフォルニア産の野菜や食品が、びっくりきれいに陳列されている。職人技っ。

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ワイン缶が流行っているみたい。

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カリフォルニア名産のアーモンドに、トリュフ風味を発見!即買いっ。

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日本では大行列のブルーボトルコーヒーも、
こちらではこんなにカジュアルに売ってました。

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また地下鉄に乗って。
今日はサンフランシスコの市内を出て、海の向こうバークレーへ渡ります。

 

Berkley

サンフランシスコとはまた全然違った雰囲気の街並み。

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空が更にひろーく感じます。

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カリフォルニア大学のバークレー校の中にある、自然史博物館に行ってみることに。

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中は…博物館というか、すこし博物もさせてくれる研究棟?といったようなかんじ。

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ティラノサウルスのお出迎え!!!!

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でっか!!!!こんなん遭遇したら、泣いちゃう!!!

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図書館にまで恐竜さんたちが。

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考古学にすこし心ときめきながら、大学を後にしてバークレーの街歩きに。

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サンフランシスコ発祥のオーガニックコスメショップを覗いたり。

◆Body Time
http://www.bodytime.com/

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SPF30の入ったデイクリームを買いました。

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ハーブ&スパイス屋さんで、スパイスデビューのお手伝いをしたり。

Lhasa Karnak Herb Company
http://www.herb-inc.com/

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楽しい、この街!そしてかわいい。

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美味しそうな匂いもあちこちからただよってくる。市内より好きかもっ。

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そして、絶対に来たかったこちらのチーズショップにも。

◆Cheese Board Bakery
http://cheeseboardcollective.coop/

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カリフォルニアや全米からも美味しいチーズを集めていて、ここでしか買えないチーズがたくさん。

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たくさん試食もさせてもらって、
カリフォルニアメイドの熟成チェダーやクリームチーズ、バターを少し買いました。

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地元の人はこぞって、ここにパンを買いに来ていた!どれも美味しそうでした。

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こういう時間が経つのはほんとにあっという間で、気づけばのランチタイム。

バークレーに来た何よりの理由、憧れてやまなかったこちらのレストランへやや緊張気味に足を踏み入れます。

 

◆Chez Panisse Cafe

http://www.chezpanisse.com/

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"カリフォルニア料理"のパイオニアであるアリス・ウォータースのレストラン。
アメリカで最も予約を取るのが難しいと言われるレストランのひとつです。

 

「自然と人間に優しい農法で育てた地元の新鮮な食材を使う」ということを大切にしているのだとか。"オーガニック"、と世間で呼ばれるものでしょうか。きっと言葉で言うより難しいのやろうなぁ。

 

クラシカルで素敵な店内。

ランチはここの2階のカフェで頂きます。

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細部までのこだわり。こういうの、すごいすき!

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安定の(?)ワインはハーフボトルで、Sonomaのものをとお願いして。

Merry Edward
Russian Valley River 2015

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完熟した果実の甘みと樽から香るバニラのバランスが心地よい、とても好きなお味。

 

アラカルトの前菜からは、
Hand-streched mozzarella 14$

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自家製というモッツァレラには、それぞれ異なる種類のトマトが添えられていて。
トマトの食べ比べができるカプレーゼなんて初めて。

 

そして、もう、1品。
Cannard Farm Black Mission Figs 17$
びっっくり甘い黒イチジクのサラダ。

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一見シンプルで、でも完成している。

 

自家製パンも、買って帰りたいぐらいのクオリティ。

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メインからは、店員さん一押しの、
Rigatoni with BN Ranch Beef Ragu 24$

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BNって?と聞くと、牧場オーナーの名前らしいのやけれど。その牧場の歴史まで聞かせてくれて。ひとりひとりのスタッフさんが、そんなところまで知っているなんて。

ほんのすこしのスパイスとバジルで、とろっとろに煮込まれたラグーが本当に美味しい。

 

それから、
Northern Haribut with Romano Beans 34$
平目とローマンビーンズのグリル

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魚の味、臭みとかではなくって、海の旨味をしっかりと感じる一品。しみじみ美味しい。

 

どのお皿も、調理法はきっととてもシンプル。
でも、素材の味がとても大切にされていて、それぞれの食材から生み出されるハーモニーがとても美しくって。

 

ある意味で、これまで全くに知らなかったお料理。シェフだけじゃなくて、食材にもその生産者さまにも。心の底から"ごちそうさま"を言いたい、素敵な時間でした。

 

近くに良いワインショップがあると聞いていたので食後に訪れて。

◆Vintage Berkeley
http://www.vintageberkeley.com/

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カリフォルニアの中でも、こだわりを持った小規模生産者のワイン、それも30$以下のお手頃なものを扱うお店と聞いて。

 

ハンター心に火がついちゃう陳列っ。

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知識豊富なオーナーに好みを伝え、NapaのChardonnayとSonomaのSBを1本ずつ。

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日本ではなかなか、この中価格帯のおいしいアメリカワインって出会えない!から、飲むのがたのしみだなーん♡

 

帰りは、サンフランシスコにはまだ戻らず対岸のSausaliteへ。

 

昨日から訪れた、ほとんど全てのレストランやカフェで使われていた、"Heath"という工業食器ブランドのファクトリーショップを訪れたくて。

 

◆Heath Ceramics
Sausalito Factory & Showroom

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マットな質感と、間違いなく使い勝手のよいシンプルさが味ありの食器たち。

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フェリーターミナルやミッションにもショップがあったけれど、ここは工場併設だけあって、フルラインナップ。

先ほどのレストラン、Chez Panisseとのコラボモデルも。

 

ほんの少しの貫入や皿裏のカケがあるB品たちなら、30%Offぐらいで買えちゃう。

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わたしは全然気にならない!ので、背の高いサラダボウルをひとつお買いあげ(*^^*)

 

すっかりと重くなった鞄をうきうきぶらさげ、バスでサンフランシスコへ戻ります。

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バスならここから約1時間、6$。

 

サウサリートの港町を経由して…

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ゴールデンブリッジも通ってくれるの!!

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嬉しいっ。。やっぱりきれいやなぁ♡

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楽しいロングトリップでした。

 

市内に戻り、すこし休憩して。

買い物などにつきあっているうちに、すっかりおなかもすいちゃって( ´∀`)

 

今晩の夕食は特別にスペシャルな体験の予感。

看板もなにもない、連絡をもらった市内のとある"番地"を目指します。

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Pop Up Restaurant、という常設でないレストランが今サンフランシスコで大人気だと聞いていて。

独立を目指す料理人さんたちが、腕試しの意味も込めてキッチンスペースを借り、週に何度かのペースでレストランを開く。

お客さんは、専用のサイトから予約をし、デポジット払ってはじめて場所などの詳細が送られてくるという。

さすが、ここはシリコンバレーを持つ街。いろんなことが新しい。

 

わたしは、イタリア料理のポップアップレストランをひとつ知っていたのやけれど、イタリアンは日本でも食べられるし…と他を探してここにたどり着きました。

◆Istanbur Modern
https://www.istanbulmodernsf.com/

 

恐る恐るドアを開けると、大きなダイニングテーブルが2つ。みんなで囲むのね!楽しそう!

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せっかくなのでトルコのワインをボトルで。

DLC sultanlye emir white 2013

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微発泡でフレッシュ、おいしいやんー!

 

Simit and Yogurt Butter
"Simit"と呼ばれるトルコのベーグルには、
とても軽やかなヨーグルトバター。

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前菜は全部で5品。
こちらは大皿で来るものを4人単位でシェアするスタイル。

 

Fattoush
"ファトーシュ" ピタと葉野菜のサラダ

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パクチーが上品にきいている。

 

Georgian Badrijani Nigvzit
ジョージア風茄子の胡桃包み

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これほんとに美味しい!ガーリックがほんのり。ソースはザクロだそう。

 

Roasted Squash
キヌアソースの"スクアッシュ"グリル

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スクアッシュは黄色いズッキーニのことらしいけれど、とてもジューシーでどちらかというとバターナッツのよう。とろける!


Manti
"マンティ"とはトルコの餃子のようなもの。

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燻製茄子のピューレが入る。美味しい!

 

Grilled Octopus

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柔らかく仕上げられた蛸に、添えられるのはしし唐と小茄子のピクルス。

 

Mid Courseとして、
Ninkasi Okroshka

"オクローシカ"というのは、ロシアの冷製スープのことだそう。

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Ninkasiという銘柄のビールを使った冷製スープを、皮目を焼いた鯖にかけていただく。

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"発酵"からインスピレーションを受けた1皿だとか。アーティスティック。

 

Antep and Alepo Kebab
Antepとはトルコの南の都市、Alepoはシリアの都市。

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焼いたミートボール形のスタイルのケバブと、味噌とコチュジャンで煮込んだケバブの食べ合わせ。

 

デザートはなんと、こんな名前。
"Bird Shit" Pistachio Tart

『鳥の〇〇』こほんこほんっ。公共の場では言えないこんな名前を付けられたピスタチオのタルト。

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貴重すぎる、オール本物ピスタチオのタルト。日本では考えられないっ。

カイマック(トルコのクロテッドクリームのようなもの)のアイスクリームを添えて。
さすがのトルコアイス!弾力があってもっちり。濃厚で美味しい。

 

このデザートが来た時に、2つのテーブルにそれぞれ1人ずつ誕生日のひとがいて、ケーキが置かれると同時に、店内の全員で、誰からともなくHappy Birthdayを歌い出す。


ひとりの方が、It's a small world. と。

ちょっと泣きそうになった。ほんとうに世界ってすばらしい。おいしいものを共有して、そこにはボーダーなんてカケラもなくて。

 

幸せに満ち足りた後に頂いた、最後のサワーチェリーリキュール。

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さくら餅と同じ香り!!!こんなのあるのね。

最後には、Tiny Cookieのおもてなし。

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両隣のひとに、時間を共有してくれたお礼と挨拶をして。外にでるとこんな景色が。

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今日も、心の底から。ご馳走さまでした。

 

ケーブルカーに送ってもらい、また楽しい1日が終わり。明日がいよいよ最後です。

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おやすみなさい。