まだ起き抜けの曇り空、
ストラスブール2度目の朝です。
またあのお気に入りの橋に登りに行って。
ランニングがてらに
昨日お散歩しながら、お母さんが「このプーランジェリー最高なの!」と言っていたパン屋さんへ朝ごはんを買いに。
◆Pâtisserie Koenig
http://www.cafe-nana.fr/
Pain au Chocolat 1.3€と
Buriocchu Nature 2.3€ を買いました。
戻って、またしあわせの朝ごはん。
今日も元気に行ってきます!
ストラスブールに来る決め手となった、ドイツ菓子の先生におすすめ頂いた街へ。
ストラスブールより東へ、国境を越え
ドイツのOffenburgという駅へ。
ここで乗り換え約10分、Gengenbachという町へ到着です。
このあたり一体は『シュバルツヴァルト(黒い森)』と呼ばれ、遠くから見ると黒く見えるらしいモミの木などの、針葉樹がたくさん生い茂っている自然豊かなところ。
たしかにさっき列車の窓から見た森も、ところどころ黒かった。
列車を降りたとたんに驚いたのは
澄んだ空気と、唄ってるかのような小鳥ちゃんたちの可愛い囀り。
それから、当たり前やけれどの突然のドイツ語(笑)
駅を出てすぐ、まず見つけたのが
チョコレートやケーキが美味しい『おじぃちゃんのお店』と教えてもらったカフェ。
◆Cafe Birnbräuer
http://www.cafe-birnbraeuer.de/
今日はおじぃちゃんは居なくって、おばぁちゃんにおすすめのチョコをーと聞き、
Kirsch TruffleとFlorentinerをひとつずつ。
こんなに可愛い箱に入れてくれて♡
ふたつで2.5€でした。
歩いていると、Apoteka(薬局)を見つけたので
この3日間ぐらい悩んでた目の炎症に効きそうな点眼薬はありますか?と聞くと
あるあると、出てきたのが5€の目薬。
こんなんで大丈夫かな?!と半信半疑で使ってみると、ものの1時間もしないうちに腫れが引いてきてびっくり!!!!
さすが医療の国ドイツです。御見逸れしました。
そうこうしているうちに、町の中心へ。
同じ木組みでも、
フランス側とはまた色使いも違う可愛い町並み。
水路も流れていて、とってものどかです。
気持ちよさそうね!♡
町のシンボルかな、"Obertorturm"と呼ばれる塔に登ると、この町の全景が。
確かに、こここら奥に見える森も『黒い』です。
たもとには昔のパン焼き窯があったり、
塔を抜けると、水路が川に変わっていたり。
メインストリートで、表のアプローチからお洒落すぎるワインショップを見つけました。
◆Batonnage
https://www.batonnage19.com/
開いてるかな?と中に入ってみると
びっくりするぐらいモダンにワインが並び、ギャラリーのよう。
優しいお姉さんがいて、ここバーデン地方のワインある?と聞くと、もちろん!と
Sauvignon Blancを飲ませてくれました。
ドイツワインと思えないぐらい香りも味わいもパワフルで美味しかった。
昨日買ってなかったらかうのになぁ〜。
ありがとうございました。
ひっきりなしに人が出入りしていたパン屋さんでは、ドイツパンの数々に興奮し。
◆Bäckerei Dreher
http://www.stadtbaeckerei-dreher.de/
いよいよ!わたしの今日、というか
アルザス最大の目的地だったここに!!!
◆Metzgerei Meisinger
http://www.metzgerei-meisinger.info/
じゃーーーん!
ザ・町のお肉やさんです(笑)
このお肉やさんの店内カウンターでお昼に食べられる定食が、びっくり安くて美味しいと聞いてから。
いてもたっても居られず、考えたこともなかったシュバルツヴァルトにわざわざ来ることを決めたのです(笑)
さすがドイツ、いろーんなハムやソーセージが様々並ぶ中に…
見つけました!欲しかったの。
"Shwarzwalder Schinken" 5.08€
シュバルツヴァルト地方名産の、モミの木でスモークされた生ハムです。塊でこの安さー!
調子に乗って、おいしそうだった"Truffel-Kugel"も買ってみた。
トリュフソーセージ?! 1€ぐらい。
ランチは11:30〜やったのやけど、
電車がぎりぎりーと言うと、時間前やのに作ってくれて、しかもテイクアウトパックに入れてくれて、ここで食べられるだけ食べて行ったらいいよ、と。
優しすぎるるるる〜。
日替わりの定食の本日のメインは、
"Rinderbroten" 6€
分厚ーいローストビーフをとろっとろに煮込んだような。
そこに、付け合わせの紫キャベツのシュークルートと茹でたじゃがいも。
さっきパン屋さんで買った
プレッツェル生地のような、でも中はふわふわのパンと一緒に食べます。
このお肉のとろっとろに柔らかいこと!!!
もうね、わたしの中で今日までどんどん期待が膨らんでたのやけど、その50倍ぐらい美味しくって!!
未だに夢やったような気がするぐらい、とんでもなく美味しかった。何回ゆうねんー。
これがたった6€だなんて、また明日も来たいよーーーっ。
テイクアウトせずとも、ここで熱々をすっかり食べれちゃって、また駅へ戻ります。
駅に向かう途中で見つけた、
それこそおじぃちゃんの素敵なアンティークショップ。
◆Antiquitäten
住所:Leutkirchstraße 5,77723,Gengenbach
時間がなくてゆっくり見れずやったけど
綺麗で、デコラティブすぎず手の届きそうなガラス製品やカトラリーがたくさんありました。
ゲンゲンバッハ、楽しい町やったぁ。
教えていただいたことに本当に感謝。
そして駅に戻り、今度は
シュバルツヴァルト地方の観光起点ともいう
Freiburgへ列車を乗り継ぎ向かいます。
フライブルクに降り立つと
さっきとはうってかわっての、都会ー!
街中に突如現れた葡萄畑に驚きつつ
大聖堂のマルシェに寄り道っ。
この時期にしか食べられない
白アスパラがたくさん売っていて!!!
こっちでも割と高級品だけれど、特にこのシュヴァルツバルトのものは美味しいと評判らしく、もちろん日本と比べると全然高くない。
あぁもう食べたいー!!!
さっきレストランのメニュにあったのもガン見してたの。
ね、お姉さん、気になるよね。しゅぱーげる!
キッチン道具やさんにはこんなものまで。
白アスパラ専用?のピーラーです。
でも明日のランチで食べる予定あるもん!
やから晩御飯用にと、マルシェではビーツ(1つ0.6€!!!)を買いました。
フライブルグは、この大聖堂のあたりが一番街並み的には可愛かったです。
そうこうしているうちに
ここに来た一番の目的を忘れていました!
わたし、ケーキ食べに来たの。この街に♡
◆Colombi Hotel
http://www.colombi.de/
5つ星ホテルに併設のカフェサロンで
これまた先生の超絶上手なおすすめにより、教わるがままにほいほいと♡
どのケーキもきらきらと輝く中に、
これまた絶対、と思っていたものがあったのです。
Schwarzwälder Kirschtorte
「黒い森のサクランボ酒ケーキ」
シュバルツヴァルトキルシュトルテ、という長〜い名前のこのケーキは、白い部分、ザーネクレームというクリームにKirch(キルシュ)というアルザス名物のサクランボ酒がたっぷり染み込んでいて。
この地方発祥、ドイツ菓子の定番ケーキになっているようです。
伝わるでしょうかこのでかさ!!
そしてホテルケーキなのに、これでたったの3€です!!
お酒の量もすごいっ。完全に酔っ払うやつーーー!
ほんとはこのカフェでのーんびり食べたかったけど、帰りの時間もあったのでテイクアウトにしてもらって。
帰りはストラスブールまでらくらくと
FLIXBUSという直通バスで1時間20分、11€。
※途中でパスポートコントロールがありました
コーヒー屋さんで飲みものも買って、バスの中でゆっくりといただきました。
解体したものの、1/4も食べずにギブアップ。
美味しかったー!ほろ酔い♡笑
今晩はまた、日本文化好きなお母さんに
天ぷらをご馳走しようと思って。
ストラスブールに戻った後、スーパーと、近くのアジア食材屋さんへ。
よくわからない白身魚は指差しで(笑)
フレッシュなお豆腐も売ってました。すご。
一番搾りも1.3€でみつけた。日本より安い?!
と、地元アルザスのワイナリーでお寿司用にと作られているワインも発見♪
またふたりでアペを楽しみながら、
出来あがった本日のメニューは『天ぷら定食』
天ぷらは、定番の
海老、白身魚、茄子、ズッキーニに
フレンチらしく贅沢にも、
ビーツ、白アスパラ、シェーブルチーズまで!
これに、
インゲン豆とシャンピニョンとの生姜煮と、
豆腐と葱のお味噌汁を作りました。
ワインも軽やかで天ぷら出汁によく合い美味しくて。
お母さん、喜んでくれた♡よかったぁ。
明日はストラスブールを経つ日。
しあわせすぎた3日間に、寂しいけどもう寝るねと伝えると、待ってまってと。
来てくれて本当にありがとう、と
身に余りすぎるほどたくさんの、プレゼントをくれました。
どう考えても感謝するのはこっちやのに!!!もうーー泣けるーーーーっっ(/ _ ; )
またすぐ会いに来させて、ね。
Bon nuit, おやすみなさい。