大統領選明け、朝のパリです。
祝日ということもあってか
人通りはまばらで日曜日のよう。
開いていたらいいな、と期待しながら
朝ごはんをたべにてくてくと、
北マレにあるオーガニックカフェへ。
◆Café Pinson
http://www.cafepinson.fr/
オーナーさんのご経験から、
本当に体が喜ぶ食材をとセレクトされ、朝食、昼食、夕食とそれぞれこだわって提供されているそう。
朝食セット petit dejuner 12.5€ を注文。
温かい飲み物に、フレッジュース
タルティーヌかマドレーヌ3個、
ホームメイドのヨーグルトグラノーラ
飲み物はラテを頼んだのやけど
豆乳のような香りがするし、
グラノーラも大豆で作っているとか。
朝から胃腸すっきり!
搾りたての林檎のフレッジュース。
愛してやまないタルティーヌ様!!
一番のり、窓際の席でのんびりできました。
他にも美味しそうなマドレーヌやデリが売っていました。ランチも人気みたい。
そして、今日はすこしだけ遠出の日帰り遠足をするため、サンラザール駅へ。
ここから電車で約1時間、
Vernon駅でバスに乗り換え
※ここで降りる人のほぼ全員がこのバスに乗るので、のんびり行くと座れませーんっ。
バスのチケットは片道5€、往復10€でした。
水牛や馬さんたちがのんびりすごす風景を横目に約10分走ると、
ずっと来たかったの!晴れてよかった!
Giverny村へ到着です。
小さいちいさい、とても平和な村です。
しゃぼん玉とんでるるるる〜
バス停から地下道を超え、
右の方に歩いて行くと
目的の『Claude Monet Foundation』が。
道向かいのモネのおうちと蓮池のお庭は
この入口から入ったガーデンの奥で地下道で繋がっているみたいなのですが、
なんせ入口はすごい行列!!
ここで、40分ぐらい待ちました。
※行く予定が決まってたら、多少フィーがかかっても(といっても1.2€ぐらい)オンライン予約がおすすめかも。
いよいよ入場!
モネのお家のお庭ですーーーっ。
モネのお家にもお邪魔しちゃいますっ♡
あら、モネさん!お邪魔しています。
お家のあちらこちらには、
見たこともないぐらいたくさんの浮世絵。
もはや、浮世絵のライブラリー!
モネ作品よりなんなら、歌川作品のが多かった。
外に広がるこんな素敵な庭を見ながら
次はどんな絵を描こうって考えてたのかな。
この家側のお庭の南角に、
道向かいの蓮池ガーデンへ繋がる地下道が。
竹林があって、なんとなく嵐山なんかの日本庭園を思わせるような。
わぁここだぁ!きれいーーーーっ!
この小舟も見覚えがあるやぁー。
なんだか描かれた絵画からは
もっとシンプルなお庭を想像してたのやけど
驚くほど色とりどりで美しい空間でした。
昨日こしらえたお弁当と残りのワインも、
せっかくなのでここでいただきました。
※お庭内は飲食禁止です。外側だったらいいみたいだった。
大満足して庭園を後に外にでると、
可愛いお花を売る雑貨屋さんがあったり。
村のインフォメーションセンター横のショップは
奥がサロン・ド・テに。
このお土産ものやさんのポストカードが
可愛いすぎて何枚か購入っ♡
のんびりしていたら、2時間に1本しかない
帰りのバス&電車に遅刻しそうになってもうダッシュ!(笑)
無事にバスに乗れ、駅前のカフェのカウンターで電車がくるまでコーヒーを。
帰りは1時間たらずでパリに着いたので
ルイヴィトン美術館に行こうかなと思ったのやけど
凱旋門より西に行く地下鉄が止まってしまっていて、凱旋門で足止めをくらってしまい。
すごいね!今日は戦勝記念日だもんね。
さすがにシャンゼリゼ通りは物々しくて
そそくさとまた地下鉄で東へ戻ります。
まだ時間はやいけど、もはやはや晩御飯して
お家にかえろうと、グルメな11区へ。
まず向かったのが、ELLEかなにかで見た
ナチュール専門のこちらのワインバー。
◆La Cave Du Paul Bert
http://parisbymouth.com/la-cave-du-paul-bert/
ワインは、お勧めの
Romain des GrottesのBeaujolais 6€
ナチュールの香りがすごい強くて
最初、!!!!!ってなったけど
飲めば飲むのど、鰹節のようなどこか田舎の温かさのような香りがしてきて離れがたくなる。そんなワインでした。
アテには、
こっちでいう枝豆的な定番おつまみの
Oeufs Mayo Epicees 5€
焼いてくれたサービスのパンも
皮目がばりっばりでほんま美味しかったー!
ここのワインは全部"bio"なの?と聞くと
違うよ、"natural"だよと。
葡萄と水だけ、ケミカルなものは何も無し、これが "real wine" だからねと。
お料理は、生牡蠣やシャルキュトリーなど
おつまみ的なものが中心やったので、
気軽に1杯のアペもしくは2軒目使いかな♪
わたしはこれをアペとして、
行きたかったもうひとつのワインバーへ。
大丈夫!
まだ17:30なので心配しないでね(笑)
◆La Cave de Septime
http://www.septime-charonne.fr/
パリでも指折りの予約の取れない人気ビストロ、Septimeがセカンドで出したワインバーで、こちらもナチュールワインを扱っています。
白ワインは、去年訪れた
Domaine Reberachの"Synthese" 6.5€
文句なく美味しい!!
こっちきてから飲んだワインで一番やわ!
本店と同じ素材を使っていると人気のアテからSardine Fumee/Piquillo/Feta 10€
燻製したサーディンと赤ピーマン
Coteaux Bourg 6.5€は、
ピノとガメイブレンドという珍しいもの。
これには、
Terrine de pot au feu/Fromage frais raifort 10€
牛テールぎっっっしりのテリーヌに、
西洋ワサビの効いた酸味のあるRaifortチーズが爽やかに合う。
食べ進めると、間にフォアグラが挟まっているというまさかのサプライズ(笑)
そしてこのフォアグラと葱のポワレが絶妙に合うという新しい発見。
フランスやなぁ。
棚に、四恩醸造のワインが置いてあって
なんで日本ワイン?!と聞くと、
美味しくて前扱ってたのやけど、レアでもう手に入らなくてと。
そらそうよね、日本でもレアやもん。
でもすーーっごく嬉しい!日本のワインがこんなパリの超有名店で認められているなんて。
他の田舎町ほど素材に頼りすぎず、
東京やロンドンほどアイデア重視すぎず、
両方の良いとこどりをできるし、しているのがパリの文化なのやなぁと改めて。
マクロンさん、おめでとう。
いつまでもフランスを素敵な国にしていてね。