Buono Voyage.

旅の目的はいつだって、おいしいワインと料理に出会うこと。

アルザスのテロワールの味

あのおいしいパン屋さんのバゲットを
朝から焼いてだしてくれた、Anne。ありがとう!

ジャムもぜーんぶお手製だったのですが、
なかでもこの地方特産の
「Mirabelle(黄すもも)」のジャムがびっくりおいしくって!

30分もかけてゆっくり、朝ごはんをいただいてしまいました。

そして、今日は更に東に約1時間半
アルザス地方のストラスブールへ。

Strasbourg

日課になりつつある、ホストへのご挨拶。
今日は、CesarとJosefina夫妻のお家へお邪魔します。
とってもいいひとたち!

街は、“かわいい都会”というイメージそのまま。

おーーーっきな大聖堂があったり、

かと思えば、プティフランスと呼ばれる
アルザスらしい運河の流れるかわいい街並みが現れたり。

ランチはそのプティフランスのなかで、
アルザス名物の薄焼きピザ“タルトフランベ”と、
アルザスリースリングのセットを。

釜で焼きたてのタルトフランベには、
クリームチーズにオニオン、パンチェッタ、マッシュルームが乗っていて
あっさりおいしくて、ぱくぱくいけちゃう!

セットで、10.9€。タルトフランベがおいしいお店なよう!
ほどよい量の、しあわせランチでした。

◆Petit Venice
http://m.yelp.fr/biz/la-petite-venise-strasbourg


そして夜のサラダにもそろそろ飽きてきたので
今晩はキッチンを借りてごはんを作らせてもらえることに。

スーパーで晩御飯の材料を買い出して
パン屋さんでプレッツェルを買い、家に一旦戻り
電車で30分、Colmarへお出掛けです。

Colmar

ここから更にバスで30分ほど行ったところにある
Kaysersbergのワイナリーにアポイントをお願いしてたのですが、
なにせバスが1日に数本しかないので、Colmarの街を散策しながら待ちます。

建物群をデッサン中。すてき。

Colmarは去年のハネムーンでも訪れた
大好きな街のひとつ。

あぁ、去年ごはんたべたところ!
ここのフォアグラがめーーーっちゃおいしかったの忘れない!!

こちらはプティベニスと呼ばれる地区。
あぁほんとうに、かわいい。だいすき。

去年もリクヴィールで買い、
ママにあげたらめっちゃおいしかったと超絶喜んでくれた
フェルベールさんのジャムのミラベル味を見つけ、ふたつお持ち帰り。

なんでも欲しいものは、ふたつ買わないと。
1個だけお会計してると、斜め上のほうから
なんでなんー!欲しかったー!という声が聞こえる。

そして、去年行けなかったブロカントにも
うっかりと、来れました(笑)

そしてバスで、Kaysersbergまで。
また地元の小学生たちのスクールバスに乗り込んだもよう。

Kaysersberg

アルザスのぶどう畑は
びっくりするぐらいの急斜面で、標高も高いところに拡がり
ぶどうの背丈も高め。
収穫、とっても大変そう。

ずっと来たくて、
でもストラスブールからは不便やしなぁと諦めていたけれど
やっぱり諦めきれずに昨日連絡したら、
いいよー!がんばっておいでー!と言ってくれたワイナリー。
アルザス一とも名高い、Domaine Weinbachです。

◆Domaine Weinbach
http://www.domaineweinbach.com/

テンションあがりすぎて、全然写真がないけれど
計9種類ものテイスティング

ちょうど取材があったからいろいろ開けてたのと、
ハーフで240€!!!もする
ゲヴェルツトラミネールのグランノーブルまで飲ませてくれた。

完全に貴腐化された粒だけを畑で選び
ひと粒ひと粒、ピンセットのようなもので摘むのだとか。
黄桃のコンポートや、干し葡萄のようなニュアンスのなかに、
きっちりと貴腐で閉じ込められた酸。絶妙。
貴重すぎる。ラッキーすぎる!

今晩、ファミリーと一緒に飲もうと
うきうきPinot Grisを1本ゲットし
バス停まで送ってもらって。
ここまでは順調。

!!! バ ス が 来 な い ! ! !

教えてもらったバス停が、その時間は通らないところで
待てどくらせど来ず…

こっちのバスは、ほんとうに難しい。
地元のひとは車があるし乗らへんから
聞いても勝手をよく知らないことも多いし、
何回も時刻表をにらめっこして、どんなに気をつけてても
あぁそういうことかー!っていう落とし穴がある。

仕方がないので次のバスまでかわいい街を散策し

バス停を変え、なんとか貸切状態の最終バスに乗り込む。

この電車に乗りたいよー!というと
10分ぐらい巻いてくれた○

時刻表よりずいぶんはやいのに
がんがん、バス停を通りすぎていく運転手さん。
あんかやろ、そら難しいわな、バス乗るの。
でも今回はありがとう(^^)

コルマール経由でストラスブールへたどり着いたのが20時前。

遅くなってごめんねと、慌てて晩御飯をつくってる。

今日買ったのは、agneau(子羊)のお肉。
超おいしそうやのにたったの2.3Euro!
に、野菜やシャンピニオン、オリーブなどいろいろと。

こっちのスーパーは量り売りやから、
1回分だけっていろんな種類を買えるのがとってもうれしい。
オニオン20円、じゃがいも1個10円、ズッキーニ80円・・・
と、アルザスのマンステールチーズをホールで買っても
全部で7Euroもしない贅沢な晩御飯です。

ママンが、それならごはん一緒に食べよう!と
パスタやチーズやといろいろ出してくれて
急遽、ファミリーの晩御飯にまぜてもらって。

買ってきたワインを使って作った子羊のグリルも、
おいしい!と食べてくれました。やった♪

あぁまたフランスにひとつ、帰ってこれるお家ができた。
それが、本当にうれしい。

葛飾北斎が好きな
お父さんも息子さんものお医者さんファミリーでした。


明日は朝4:30に起きて
フランスの反対側、ブルターニュまでフライトの日。

でも、居心地がよくて楽しくて
ついつい話し込んでしまった夜なのでした。