朝の5:00
遠くの丘から聞こえる教会の鐘と
にわとりの鳴き声で目が覚めて
柄にもなく日記なんて書いてみたり
洗濯物をしてみたり
しばらくして
おいしいクロワッサンに自家製のコンフィチュール
カプチーノと、とろけるような洋梨なジュースをいただいて
また駅まで送ってもらって、ジェノバへ向かいます。
リグーリア州最大の港町ジェノバまでは
ここから直通で1時間半です。
Genova
Genova P.Principal駅に到着。
すっっっごい活気です!!
昨日からのんびり気分だったわたしは、
圧倒的な街のパワーを感じてちょっとびびる。
とりあえず荷物をあずけて
Boccadasseのきれいな街並みをみるべく、
インフォメーションでバスのチケットを買ってバスに乗り込みます。
今日は夕方にはミラノにいく予定で
ジェノバでの滞在時間は3時間。
ここで、もしこのまま街並みを見に行ったら
ジェノベーゼパスタが食べられないかもしれない恐怖にかられ
発車直前、あわててバスから飛び降ります。
チケットもったいなかったけど…
花より海よりきれいな景色より、やっぱりジェノベーゼ!
旧市街をうろうろしていると
気になるオステリアに出会いました。
◆La Bottega del gusto
http://www.amioparere.com/bf2a/locali/genova/la-bottega-del-gusto
ちっちゃなお惣菜やさんに、4席のカウンター。
鼻がぴくり、こういうときって絶対にあたるの。
気のいいおっちゃんに
わたし、ジェノバのパスタがぜったいに食べたいの!グリーンのやつね!ぐりーん!というと
奥からなにやら緑のペーストがつまった生のラビオリを出してきてくれて
これ作ってあげるよ、と。
想像してたジェノベーゼとちがうけど…
エミリア州のフリッツァンテと小烏賊のフリットもすこしもらって
パルミジャーノソースのラビオリ?のようなものを
おそるおそる食べてみる。
なにこれ!おいしい!
たしかに中身は、ミントの香りのするコクのあるペースト。
ジェノベーゼっぽいー!!と興奮してると
Pansoti con Salsa Noci
という料理だよと、ノートに書いてくれた。
調べたらたぶん、ジェノベーゼではない。
けど、ぽいのでよいのです♪
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/st/img/program/italian/tv/2015/recipie-11.pdf
こんなところでひとり酔っぱらったらこわいよと思いながら
ありがとう、と上機嫌へまた街へ。
美術館の前にあるお菓子やさんで
できたてのちびタルトを並べているおじさんに出くわし
思わず、イチジクと木苺ののったものをつまみぐい。1€。
あぁ甘いものの後はコーヒー飲みたいなって、ふらりと入るカフェのカウンターで
エスプレッソひとつくださいな、って立ち飲みするのも
ちょっと板についてきた気がしたり。
ジェノバのごはんを堪能したので
悔いなく次の街、ミラノへ。
明日一緒にシチリアへ行く友人と合流するための、ひと晩の滞在です。
せっかくなので、着いて早々に
だいすきな下町、Porta Genovaへ。
ナヴィリオ川のほど近く、お気に入りのアクセサリーやさんがあって
今回も浮きのピアスをひとつ持ってかえることに。
昔使われていた線路のうえに露店がでていたり
駅の車庫を改装したおしゃれなマーケットまでできてて
うれしくなって、うっかりプロセッコを飲み歩き。
古いもののうえに、文化が積み重なる
この街の雰囲気がやっぱり大好き。
Corso Comoに戻り、友人と合流!
かけつけ1杯、Garbaldi通りでアペを1軒
ロンバルディアにきたのやからと、フランチャコルタを。
焼きたてフォカッチャなどのビュッフェ付きで10Euro。
それからさっきのPortaGenovaのメルカートに戻って
おいしそうだったピッツァを。
◆Mercato Metropolitano
http://www.mercatometropolitano.it
ひとりでずっといたから、
一緒に飲んでくれるひとがいるのはほんとうにうれしい(*^^*)
たのしい夜でした。