マカオと上海蟹

AM 06:30

おはよう香港♩今日はマカオにお出かけの日。晴れてHappy Day＊

九龍公園をお散歩すると、太極拳をしてるひとがちらほら。

意外っっ太極拳てみんなでするとおもってたのに、こんな単独プレイものなのや！(笑)

AM 07:30

九龍のフェリーターミナルから、マカオ行きのフェリーに乗ります。

かわゆいミルクティを片手に高速船で1時間の船旅。

まもなく開通の、香港とマカオをつなぐ世界最長の橋が遠くに。なっっっが！！！

AM 09:00

マカオ港に到着。まんてんの晴れで湿気がすごい！笑

まずはなんといってもの腹ごしらえ。朝ごはんに直行します。

◆南屏雅叙

新馬路十月初五街85-85A號地下

店頭に並ぶ焼きたてパンが飛ぶように売れていく老舗の風格の喫茶店。

温かい西檸紅茶(レモンティ)14＄と、冷たい凍西檸紅茶(レモンティ)16＄。

変わり種で杏仁奶露(アーモンドティ)14＄も。とろっと杏仁が香りおいしい。

お目当ての、南屏文治 25＄を注文。

焼豚とハム、とろとろ卵のはさまったサンドウィッチは激うまっ…!!!

無造作に置かれた焼きたてパンたちから、どう見てもおいしそうな、これ！と指差しで。

菠蘿飽 4＄(パイナップルパン)でした。

バター挟んでっとお願いすると、リフトで1階の厨房に降りていき、はさまってかえってきた♡

ふわふわ、うまーーーー！！！！杏仁ティーがめっちゃ合う！

お会計は1階であろうが2階であろうが、現場から叫んでこのおじさんに知らせる方式(笑)

んちゃくちゃおいしい朝ごはんでした。ご馳走さまでした。

ノスタルジックな雰囲気の漂う、朝のマカオの下町をお散歩。

300年間もポルトガルに統治されていたとあって、ヨーロッパ色も混じりながら、それでもやっぱりどこかオリエンタル。

通りを抜けると、世界遺産のマカオ大聖堂が。

イメージ通り、薄いっっっ！笑

このはりぼて感は、火事で焼けて表面だけのこったかららしいのですが、裏側から見るとそれが良くわかりました。

マカオは何気に世界遺産がたくさん。ちょっとそこにある壁とかまで世界遺産になってたり。

セドナ広場に向かうストリートには、清水寺の参道さながら観光客さんがやまほどっ。

地元のおじさんに倣い、立茶スタンド的なところで菊花茶を入れてもらうと。

ほろあまくって体に良さそう。おいしかった＊

こちらも世界遺産の聖ドミニコ教会。

そしてセドナ広場には、中秋のお祭りのハッピーな飾り付けが。はい、ちーず！笑

赤い扉の並ぶ福隆新街へ。

そんなに有名ではないかもですがノスタルジックで好きっ。ここもすごい写真映えスポットな気がします＊

この近くで、なにやら人がたくさん並んでいる小道？の屋台的なのがあったのでのぞいて見ると。

どうも豚モツのお粥が有名なお店のようで、地元の方もmy鍋を持って買いに来ています。

隣の商店で冷たいビールを買い、わたしたちも並んでみることに。

◆成記粥品

住所: 新馬路新馬路營地大街吳家圍

おじさんとおばさんたちが手際よく、モツを切って煮込んでひとつずつ丁寧にお粥に仕立てていきます。おいしそう！

日本語メニュの用意もばっちり○

シグニチャのような、豚レバーとガツのお粥 24＄をお願いしました。

外は暑すぎたのでテイクアウトして。ぶりぶりの豚モツがたっぷり！

少し生姜がきいて、臭みなんかなくむしろいいダシが出てるっおいしかったー！

ご馳走さまでした。

AM 11:00

西灣大橋をバスで南に、カジノの並ぶ氹仔(タイパ)島へ渡ります。

海の水の色がおかしい？！のはやっぱり、台風の影響かなぁ。

ラスベガスさながらの豪華カジノホテルたちが見えてきました。

とはいえカジノには1mmの興味もないわたしたち。車窓観光でわいきゃい楽しみ♩

目指したのは、ここから更に30分ほど南下したコロアン島のコロアンビレッジという場所。

さっきとはうってかわって、南国の島らしいのんびりした町並み。

目的はここ、1989年のオープン当初から同じ場所で営業を続けているマカオエッグタルトの発祥店、ロード・ストウズベーカリーの本店♡

◆Lord Stow's Bakery

http://www.lordstow.com/

店内でどんどん焼きあがるエッグタルトたち。よい匂い〜^ ^

焼きたてのエッグタルトをひとつほおばるとっ。

さくさく！うんっまーーーー！！

こないだポルトガルでも本場の食べたばっかやけど、これやっぱ、嫌いなひと絶品おらんやつやほんま！！！

マカオ版のほうがプリン感が強くて食べ応えがありました○ポルトガルはもっとバター感強かったかな、なんて。贅沢な食べ比べっ。

完全無添加で作っていたシフォンケーキが気になって見ていると。

お店のおじさんが、オレンジピール入ったのがおいしいよ！って。ひとつ買ってみました。

これ本店以外にもあるのかな？

近くには同系列のカフェもあり、サンドウィッチなどのランチもできるようでした。

PM 12:00

お昼ごはんは、タイパ島のメインエリア、カジノが並ぶ少し裏の。ポルトガル料理やさんが並ぶエリアを目指して。

ここは落ち着いていて、ほんとにヨーロッパみたい。

小さなエリアですが、一角だけのお土産ストリート付近には車も人もたくさんっっ。

不思議やなぁ。ここがポルトガルと言われればそんな気持ちにもなるんやけど、ふと上を見上げると大きなカジノホテルが見えたりね。

かわいいお店。オープンおめでとうっ♩

と見てると、お姉さんー！お花落としちゃってるやん！！笑

お散歩している間に辿り着いたお目当てのポルトガルレストラン。

◆Toca 小窩

住所: 31 R. dos Negociantes

タイル可愛い！ワインも(高いけど)たくさんあって素敵っっ。

飲み物は、Toca Sangria Jar 210$ を。

白か赤かを選べ、さっぱりと白のサングリアをシェアすることに。

程なく運ばれてきたつけあわせのパン。

外サクっ中フワっの極み…!!! おいしすぎる!!!

マカオ名物かな？！このピリ辛オリーブも◎

1皿目の、HosClam Ameijoas 130＄

ぶりぶりの浅蜊に、白ワインとガーリックのスープ。

思ってたよりだいぶ巨大なんきたっっ！！！笑

2皿目は、"Bacalhau Almeida" 198＄

干し鱈のクリーミーエッグソース。

これ…んんんんっまぁぁああーーーー！！！！！！そしてでっか！！！笑

伝わるでしょうか、この大きさ。

本場ポルトガルでも見たことないお料理やけれど、とろとろ卵と鱈の旨味のコンビネーションがおいしすぎてびびる…!!!

一緒に煮込まれたお豆の、甘くクリーミーなこと。私の豆史上、完全にナンバーワンなのですが！！！

このお料理食べるためだけに、また絶対マカオ来ます。最高。

3皿目は、African Chicken 195＄

マカオ独自に発展したポルトガル料理、アフリカンチキン。

ピリリと効いたスパイスとピーナッツの香りがすごくて、骨まわりのお肉の味が特に濃ゆくておいしい。

つけあわせのチキンライスまで絶品でした！

お腹はちきれそう。でもここはほんと、おいしすぎてびっくりなレストランでした。

また来ます絶対ー♡ご馳走さまでした。

食べるものだけ食べたら、もうマカオには用無し？！な薄情なわたしたち(笑)

さようなら、と車窓観光をしながらタクシーでフェリーターミナルへ。

PM 14:00

まだ真新しいタイパフェリーターミナルから、帰りはコタイフェリーで香港島まで。

さっき買った"天使ケーキ"♡と、マカオドルを使い切るために買ったお茶でしばしのティータイム。

ふわっふわ。おいしい！いいデザート＊

PM 16:00

香港側のターミナルは上環に。ここから、できて間もないMTRの南港島ラインに乗継ぎ終点の海怡半島駅へ。

香港島のいちばん南です。海ーーー！♡

駅から徒歩10分ぐらいのところにある、Horizon Plazaというアウトレットビルへ。

とっても香港らしくて面白い。28階建のビルに詰め込みつめこみなアウトレット○

色んなセレクトショップやブランドがお店を出していておもしろかったけど、収穫はなしっ。残念ー。

PM 18:30

香港島からの夕焼けをちらり車窓に見ながら。

夕食に向かう前に、もうちょっとお腹すかせたいねと(笑) 

金鐘駅前のGreat Food Hallに寄り道して。

でもここは超高級！スーパーだった。在留の方向けの輸入スーパーかな。

香港島にしかない、2階建の路面電車に乗り込み東の灣仔(ワンチャイ)へ。

窓がないので、臨場感たっぷり！笑

PM 19:00

最期の晩餐は…この季節といえばの上海蟹を食べにっ♡♡

◆杭州酒家

https://m.facebook.com/hongzhourestaurant/?locale2=ja_JP

香港に上海蟹を広めた名店、天香樓のエグゼクティブシェフだった方が開いたお店で。

本格的なお味を割合リーズナブルに楽しめると在住の方を中心に人気ときいていたのです。

上海蟹を食べたいの！と事前に連絡を入れて仕入れてもらっていたの♡

はいあなたの予約したやつこれね、と持ってきてくれて。嬉しい！

ビールは3種類をひとつずつ♪

前菜に選んだのは、招牌醤鴨 98＄

お姉さんおすすめの鴨の干したもの。えぇアテやー。

そして必食の、東坡肉 120＄

豚バラ肉の煮込み"トンポーロー"はここのスペシャリテ。とろっとろーー。

蒸しあての包子に挟んで追いダレをかけて頂きます。最高！

まもなく、上海蟹が蒸しあがってきました。贅沢にも一人一杯でっ♡

お兄さんがすんっごい手際でひとつずつさばいてくれます。

これで食べる準備のできあがりっ♡

蟹は体を冷やすので、生姜酢と一緒にいただきます。

はさみと先の細い蟹スプーンで、小さなからだの中の身とミソをほじほじ…全員無言(笑)

身もミソも、とっても味が濃く濃厚で…タレをつけてしゃぶりながら頂くののおいしいこと。

はじめての上海蟹体験、ぜっぴん！でした！

そしてこれ。招牌蟹粉拌麺 268＄

絶対食べたかった！！蟹味噌あんかけ麺！！

はい、最高ふたたびー。写真は3分こしてくださった後の量なのですが、平気で10人前ぐらい食べれそう。でぶっ。

最後に頼んだ、筍乾雞毛菜 88＄

ミニ青梗菜と干し筍の炒め物

さっぱりと良い口直し。どのグループも頼んでいた定番の一品のようでした。

どれを頼んでも150%おいしいし、接客もつかず離れず笑顔いっぱいで◎

上海蟹は時価やったから、お会計どきどき…してたのに、びっくり！ひとり6,000円。

蟹味噌麺まで食べたのに？！良い店すぎるっっ。

香港に来るたびに訪れたい場所が出来たっ。

ほんとうにしあわせな時間をご馳走さまでした。

PM 21:00

デザート食べたい！の声に賛同し、MTRで佐敦まで。

香港らしい糖水デザートの人気店へ行ってみることに。行列！でも、すぐ入れました。

◆佳佳甜品

住所: 號地下, 29 Ning Po St, Jordan

写真つきのメニュをもらって…

これこれ！濃薑蕃薯糖水加湯丸 27＄

おそらく一番人気の、さつま芋と黒胡麻入り白玉団子の生姜風味糖水です。

この白玉うんまーーーいっ！甘い生姜スープもさつま芋も取り合わせが絶品すぎるっっ。

まっくろくろの、香滑芝麻糊 20＄

どろりんと黒胡麻香ります。おいしい〜っ。

めっちゃマンゴー！な、楊枝甘露 32＄

うんうん、どれも絶品。流行るのわかるなぁ♡

デザートまでぬかりなく。ご馳走さまでした。

PM 22:00

最後の夜やもんっ。尖沙咀のバーが並ぶ、Knutsford Terraceで飲み直そうと＊

たくさんのバーが並ぶ中で、メキシカンな一軒にチャレンジしてみることに。

◆MAZE Bar

http://www.zincgroup.com.hk/

シードルに南オーストラリアの白ワイン。

カクテルを頼むと、なんかディズニーシーのタワー・オブ・テラーで見たような容器で出てきたっ！！！笑

はぁ楽しいたのしい。

気兼ねなさすぎる3人での香港旅も明日はもう帰国っっ。もっと居たいよーー。

Written by... ＊＊

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◆Table a Cloth.Co.,Ltd

CEO／Travel Designer／J.S.A.認定ワインエキスパート

岡田 奈穂子(Nahoko Okada)

Mail: tableacloth@gmail.com

Web: http://tableacloth.com/

新旧の点心対決

AM 07:30

東京から遅れてやってきた友人を迎え、今日はすこし遠くの海の街"西貢"へ。朝ごはんを食べに行きます。

油麻地駅前からおきゃわっ♡なミニバス(18＄)で約30分、西貢に到着です。

夜の海鮮料理が有名なこの街ですが、実は地元香港のひとたちが朝飲茶を楽しむスポットでもあるみたいで。

わたしも香港の友人に教えてもらって、こちらへやってきました。

◆西貢全記

https://m.facebook.com/ChuenKee.main/

ローカルのファミリーさんたちで、広い店内は2階までいっぱーい！

まずは食器をお茶で洗って…

英語なんてまっったく通じないけど、おいしそうなものをメニュから指差しで♪

七味椒鳳爪 25＄

鶏の脚の豆豉煮込み。これ大好き♡

鮮蝦菜苗腸粉 32＄

昔よく香港人の友人とイギリスで食べた、米粉の蒸春巻、"ちょうふん"。

流沙奶黄飽 25＄

どろっと卵が絶品のたまごまん♡

蟹籽焼売 29＄

蟹と海老がぶりんぶりんでめちゃくちゃおいしかった！

鮮竹牛肉球 25＄

にくまんじゅう的な？これもぶりんぶりん。

魚翅灌湯餃 32＄

今朝の一番はこれかも？！フカヒレの良い出汁がスープにしみしみ出てる～っ。

鮮蝦菜苗餃 29$

追加で頼んだ海老ニラ餃子。うん、これも間違いない。

回転寿司みたいに点心にランクがあって、割と良いのばっかり食べたのに、おなかいーっぱいでひとり1,000円ぐらい。お安いーーっ。

外にはおいしそうな魚や貝がたくさん！

シャコもでっかーーー。おいしそうーーっ♡

海沿いには海鮮レストランがたくさん並んでいてこれから賑わってくる模様。

でもでも、こんな穏やかな場所にも先日の台風22号の爪痕。すごかったのやなぁ。。

西貢街市海鮮超級市場へお散歩に。

人気の叉焼やさんではなんと！豚の丸焼きを買い求めるお客さんも。

皮目がぱりぱりでおいしそうすぎる…!!! すてきなお帽子ね♡

2階には果物や野菜、乾物を売るお店が。

干物やさんを見つけたのできょろきょろっっ。

あったー！最近日本で3日も連続出会って、運命を感じてしまっていた、咸魚(ハムユー)。

内臓を入れたまま干した発酵魚さんで、上手く炒飯などに入れると美味♡なのですっ。

ちょっとでいいのーと言うと、OKOKと、ごん！と切ってくれて＊

すごー。中半生なのやーーっ。

生姜を表面に載せ、砂糖と油をまわしかけて8分蒸すのよ、とお母さんが丁寧に食べ方を教えてくれました。

お豆腐やミンチ肉ハンバーグに載せるのも定番のレシピだそう♩

海老や木耳なども少し買いました。

AM 11:00

帰りは1番のミニバスで、彩虹駅を経由して。

尖沙咀まで戻り、デパ地下でお土産などをすこし物色していると。

なんと！Market Place前で猫部さまに出会った…!!!(笑) なんかうれしい♪

彌敦道から中間通に曲がったSOGOの前あたりでは、かわいい移動ワゴンのソフトクリームやさんもうっかり見つけて(´∀｀*)

みんなと同じ、Soft Icecream 10＄を。

メレンゲみたいにふわっふわなソフトクリームで、何？！ってなったけど、はまるーーっ。

PM 14:00

いったんホテルへ荷物を置きに戻り、どきどき！香港でも特に楽しみにして調べまくっていたアフタヌーンティへお出かけ＊

老舗のペニンシュラやリッツも気になったけど、やっぱりーと選んだのは、2017年に出来たばかりのスタイリッシュな5ツ星ホテル。

◆Kerry Hotel

http://www.shangri-la.com/jp/hongkong/kerry/

18年間ショコラの世界で腕をふるい、2015年に最年少でMOF(フランス国家最優秀職人賞)に輝いたシェフ、Christopheさんのアフタヌーンティー。

しかもしかも！ここのチョコレートは、この間工場に行ったValrhona社のものを使っているそうで♡

アフタヌーンティーセットは、2人分で538ドル(＋10%のサービス料)。これを3人で分けることに。

セットの飲み物はお茶か珈琲のメニュから選べたので、2人分を選んで。

Silk Stocking Tea 58$

香港スタイルの濃厚なミルクティーと、

Yuangyang 58$

珈琲とミルクティーのブレンドを。

見た目は一緒！でも珈琲がふわり香ってこっちがすきーっ。

そしてひとりぶん追加で、蜜桃𣲙茶 58$ を。

桃とレモンの爽やかなアイスティー。

そして…運ばれて来ましたーーーっ…!!!

素敵すぎるアフタヌーンティセット…♡♡

セイボリーには、クラブケーキや無花果とフォアグラのタルトなど。一点豪華主義。

洋梨のなかになゴートチーズが。

スコーンは、プレーンと柑橘の2種類。

MOFのファイナルで出したというパイナップルのデザートに、バニラとキャラメルのプディング。

スペシャリテのチョコレートデザートも2種。

だいたいこういうのって、まとまって素敵！やけどひとつひとつは普通。って多いのかと思いきや…それぞれの完成度の高さに驚き。

あーーーしあわせすぎるーーっ。夢にまで見たこのひととき…♡

外のテラスからは香港島が眺め、ここはさながら都会のオアシス。

何気に人生初めてかも？！なきちんとしたアフタヌーンティ。

最後に中秋の月餅の試食までいただいてしまい。

おいしかったーーー。ご馳走さまでした。だいまんぞくっ！！！♩

PM 16:00
MTRを乗り継ぎ、今日は香港島の上環まで。

新しい街というけれど、古いものの上に重ねている感も否めない不思議な場所。

路地裏にある、こだわりのお醤油やさんにちょっぴり寄り道をして。

◆九龍醤園

住所: 9 Graham St, Central

無添加で作るお醤油や各種醤(じゃん)の専門店で。

定番のお醤油には砂糖入り/なし があり、小さいものが36＄、中ぐらいが60＄と強気なお値段。

卵ご飯に合うのは？と聞くと、なしなし！というので砂糖なしのものを買いました。

あと、美味しそうだったこちらのスペアリブ用の醬！お土産にいくつか♡

近く、世界一長いという街中のエスカレーターに乗り、最近話題のお店が立ちならぶHollywood Rd.へ。

こんなところに見つけた！香取慎吾さんのウォールアート。上手ーーっ。

インスタジェニックな街並みのなかでは、そこかしこで撮影大会開催ちゅう。

最近香港でも流行りというワインを売りにするお店も多くありました。

話題のスポット、PQMという商業アパートメントへ。

元警察宿舎だったという建物の中には、若手アーティストさんなどのショップやレストランがたくさん入っています。

中庭では珈琲博？！が行われていて大盛況っ。

反対側のアパートの2階には、日本酒をたくさん紹介し販売されているところも。

テイスティングまでさせてくださいました。

素敵！日本の文化がこういう形で伝わるのはとても嬉しい。

グレイスワインも♡海外で甲州売られてるの初めて見たかも？！

PM 17:30

アペリティフに行こうかと、近くで私が行きたいと思っていたバーを探して。

ないないーと歩き回り、細い路地の先に発見。わかりにくすぎる！笑

◆The Old Man

www.theoldmanhk.com

ここは、この間発表されたばかりの、ASIA'S 50 BEST BARS 2018を見ていて、第5位に輝いていたバーで。

ヘミングウェイを題材にしたオリジナルカクテルが話題ととーっても気になっていたのです。

全10種類の中から、お姉さんに色々聞きながら。
Winner Take Nothing #1933

爽やかなピンクグァバのジンに、スーズ、キャロット、ディル。

For Whom The Bell Tolls #1940

甘くない苺ベースに、バターラム、ココアニブのコクが香る。

A Moveable Feast #1964

貝のエキスも入っているという。オイスターリーフに、バジルトマトシード。

海の香りがとってもする！のに、なにか食事を食べているような旨味がものすっごい。おいしすぎてびっくり！！

ガスパチョと言われればそうかもしれない。味のコンビネーションがとても美しいカクテル。

どれもこれも、ほんとに前菜を頂いているかのように複雑ででもまとまっていて。

素晴らしいとしか言いようがない…!!!

外れがなさすぎて、10種類全部飲んでみたいと思ってしまった。

すごい体験。ご馳走さまでした。

PM 18:30
暮れてきたSOHOの街並み。お洒落とシノワアートが入り交ざった不思議な空間。

今日は新旧の点心を食べ比べる日ということで、今一番「モダン」な点心を出す超一等地のこちらのお店へ。

◆Mott32

https://www.mott32.com/splash/

美しいお姉さんに地下に地下に誘われ…

突然に広がるこの空間。映画の世界にまぎれこんだみたいっっ。

思ってたよりどのメニュも超高級で…迷って迷って。

まずは、42天飼養北京烤鴨 120＄

生後42日の北京ダックと黒トリュフのサラダを。

芳醇なトリュフの香りが、しょっぱなから贅沢な心地に誘ってくれるーっ。

さ…さすがです。

剁椒海斑豆苗餃 95＄

モダンなニラと豚肉のスパイシー点心に、

黒豚肉松露鵪鶉蛋焼売 70＄

これおいしいーー！半熟うずら卵の焼売は、またまた黒トリュフが香る。

卵どろりんっ。あぁしあわせ。。

北京鴨絲羽衣甘藍春巻 75$

こちらは、北京ダックと青菜の春巻き。

蜜汁頂級西班牙黒毛豬叉燒 325＄

そして！シグニチャーのイベリコ豚のBBQロースト。なんとこれで4,500円？！

こ…これは…イベリコ豚の旨味をこんなに引き出す調理法があるのかと…値段もびっくりするけど、味も負けず劣らず驚きおいしい。。

3人で少しずつつまんで、ビール1杯で5,000円。正直高い！！！

けど、場所代と経験値で言うと満足さんっ(´∀｀*) ご馳走さまでした。

PM 20:00

九龍に戻って、シンフォニーオブライツのショーを対岸に見て。

キラキラ綺麗っ。でもなぜか昔はもっと感激した気がして純粋なこころを取り戻したくなった(笑)

テレビのコントショーを見てるかのような、臨場感あふれる激安足マッサージに行き。

あー遊んだあそんだ。楽しいなぁ。

明日は朝一番からマカオへお出かけします。

また晴れますように。

Written by... ＊＊

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◆Table a Cloth.Co.,Ltd

CEO／Travel Designer／J.S.A.認定ワインエキスパート

岡田 奈穂子(Nahoko Okada)

Mail: tableacloth@gmail.com

Web: http://tableacloth.com/

たなぼた香港旅

肌寒さがやっと心地よくなってきた日本から、夏へ逆戻りの香港へ。

女性起業家コンテストの副賞でPeach航空さんより頂いたPeachポイントを手に、旦那さまを誘って香港へ3泊4日の旅に＊

AM 08:50

Peach航空の国際線、なにげに久しぶりかも！

うとうと、3時間半で香港へ到着です。

AM 13:00

香港空港からはUberに乗り(2人いれば電車とお値段かわらなかった)、尖沙咀エリアのホテルへチェックイン。

◆Attitude on Granville

http://www.attitudegranville.com/en/

まだ新しくポップでかわいいホテルです。

後ほどチェックインしたお部屋はこんなかんじ。

お部屋こそ広くはないけど、必要なものは全てあって、ミニマルで使いやすい♩

ホテルを出てまずは、近くにある両替の聖地！？重慶大廈 (Chungking Mansion)へ両替に。

このビルの1階部分にはたっくさんの両替商がありますが、手前はぼったくり価格で、奥にいけばいくほどレートが良くなっていきます。笑

レートを(旦那さんが)ほぼ全部なめるように見た結果w、私が変えたのはここ。

Bobby Sanという方がされていました(笑)

この日のレートで、1香港ドル＝14.4円。ほぼリアルの為替レートと同じか、なんなら安いんじゃないか？！ちなみに関空は16.7円だったそう。

PM 13:30

無事おかねも手に入り、ごはんごはん♡と地下鉄に乗り太子駅へ。

チャージ式のオクトパスカード。便利便利っ♪

なんと！松茸餃子が食べられると噂の餃子やさんがあり、来てみたのです＊

◆餃掂手工餃子雲吞專門店

住所: Mong Kok, Boundary St, 30號

あったあった、これやぁーーー！♡♡

松茸の張り紙に期待大っっ！！！

ごん！と置かれたサービスのお漬物。味しっかりでおいしっ！

奥ではたくさん包みつつみしています。

来ました！どーーーん！！

松茸豚肉餃 78$ (8個) は、焼きと水餃子を選べて水餃子に。

この松茸醬を付けていただくと香り増しまし。

ちゃんと入ってるし、香る！贅沢さんっっ。

そしてこちらは焼きでお願いした、大白菜豚肉餃 45$ (7個) 。

ごめんなさい！！正直言っちゃって、松茸よりこっちのがおいしかった！！！味が深くてびっくりおいしかった！！！

他にも、ホタテ餃子やトリュフ入り松茸餃子など食欲そそられるのがたくさんあったからまた来たいな。

ご馳走さまでした。

お昼も香港ならハシゴしちゃうっ(´∀｀*)

2軒目はここっ。

◆劉森記麺家

住所: 48號 Kweilin St, Un Chau

どうしても食べたかったここの名物、蝦子雲呑撈麵 44$ を。

海老の卵の粉をたっぷりふりかけた細麺で、ここは香港一とも言われる老舗さん。

…なのやけど…想像していたほど…でした(笑)

むしろセットで頼んでいた海老の雲呑スープが、すっごい海老出汁出てておいしい。

蠔油生菜 18$ もお願いして。

レタスの油煮 オイスターソース

香港の下町グルメ堪能！ご馳走さまでした。

PM 15:00

深水埗へ歩いていく途中で、地元のおじさんが並ぶココナッツジューススタンドを見つけて。

◆King of Coconut

住所:Un Chau, 深水埗桂林街42-44號恆誠大廈地下

その場で漉して作ってくれる、フレッシュなココナッツジュース。いちばん小さいサイズで18$。

これが、めちゃくちゃ冷たくてすっきりした甘さでめちゃくちゃおいしいの！！！氷もなく小でもたっぷり。

暑くなった体にごくごくと栄養チャージ。毎日飲みたいやー。

んん？なにかの撮影中。下町香港らしい街並み。

深水埗駅を通り越し、基隆街へ。

ここはボタンやリボン、生地屋さんがところ狭しと並んでいます。とても安いの！

今度のマルシェのテーブルクロスに使えそうな生地を見にいったのやけれど。

1m 10$(150円ぐらい)でお目当てのものが買えました。やった♩

PM 16:00

今度は油麻地へ移動し、キッチン道具やさんのならぶ上海通りへ。

暑いーーー！けど、ぷらぷらしてるだけで楽しいっ♡

香港らしく蒸籠をたくさん売るお店があったり。

これ何に使う型？！笑

めっちゃ縁起良さそうなクッキー型があったり。でも結局収穫は……なし(笑)

この手のものはやっぱり、台湾の質と安さには敵わないかもなー。

汗まみれになったので、名物の二階建てバスで一度ホテルへ帰ります。

PM 18:30

香港1日目の夜のごはんへ。

予約をしていたのは、天后にある今現地で超絶話題のクラフトビアレストラン♩

◆Second Draft

https://m.facebook.com/SecondDraftHK/

素敵！店内のカウンターにはびっしりと作りたてクラフトビールの種類が手書きでっ＊

迷ったなかでそれぞれひとつずつを注文。

This Town Needs Beer 63$ (330ml)

マンゴーやライチの香る夏ビールと、

Cha Chaan Teng Gose 63$ (330ml)

塩ライムの香るドラフトビール 。

ミネラルたっぷりで癖アリやけど、味の濃い中華料理にはぴったりかも！暑かった1日。こういうの求めてたーーっ。

しかも、Happy Hourで15% off♡

お料理はまず、Mapo Burrata 142$ (330ml)

麻婆×ブッラータチーズ。これが食べたくてここに来たの！見よ、このしあわせのどろりん！笑

Inked Croquettes 28$ ×2個

イカ墨と干し牡蠣のクロケッタ

は！これもどろりんのやつ！牡蠣の旨みたっぷりー。乾燥牡蠣買って帰ろう、うん。

追加で、All That And A Can Of IPA 67$ (330ml)を。

USホップ使用？！だとか。少しボタニカルでシトラスの爽やかさが○

Tai Hang Fries 78$

みんなが頼んでいた、高菜のポテトフライも気になって♡

クミンのディプソースがおいしくてお酒がすすむ…!!!

Octpus & Pork Belly 158$

タコとポークベリーのガーリックソテー

んんんーーっ。豚肉ってどうやったらこんなとろっとろになるのやろう。。

最新の香港の食シーンは、どれもこれもおいしくて感動っ。

食事の物価の高い香港では控えめなほうなのかな、ひとり5,500円程でした。

お洒落なレストランやバーが並んでいた天后の夜。次はこの街でハシゴも楽しそう。

PM 21:00

2階建バスに乗って、香港島の夜景のなかを走り抜け、また九龍へ戻ります。

香港はほんとに、人が多い。淡路島の1.5倍に730万人やもんな。東京よりずっと人口密度高いって…どんなんっっ。写真撮ってても人がはいるはいる。

香港島から九龍へは地下道路を通ります。

九龍に入ってすぐバスを降り、Wホテルのバーへ夜景を楽しみに行くことに。

◆W Hong Kong

https://www.marriott.com/hotels/travel/hkgwh-w-hong-kong/

ロビー階でエレベーターを乗り継ぎ、76階のプールバーへ。

ラ…ラグジュアリー…!!!

みんなまだ働いてるのかな…お疲れ様です。。

Mojito Passion Fruit 110$ を。こんな絶景なロケーションでのんびりといただきます。

はぁのんびり。しあわせーー。こういう旅って久しぶりかもっっ。

そして帰りしな。バスに乗ろうとしたら、小銭が全然なくって。

ひゃーっ！ってなってたら、バス中の人が両替に協力してくれて、ありがとうーーーって泣きそうになったぁ(/ _ ; )

しかも、優しさのおかげで無事にふつうの料金払おうとしたのに、君は子供料金！ってお金半分つっかえされ…!!!

もうこてこての30歳ですけれど…!!! 笑

なんか一気に香港がすきになってしまった＊

街灯もなんかビールみたいでかわいいし♡笑

尖沙咀の夜もバーがたくさんで楽しそう。

でも今日はもう眠たいのでまた明日ね。

楽しんだー！おやすみなさいっ＊

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◆Table a Cloth.Co.,Ltd

CEO／Travel Designer／J.S.A.認定ワインエキスパート

岡田 奈穂子(Nahoko Okada)

Mail: tableacloth@gmail.com

Web: http://tableacloth.com/

機内食までぬかりなく

AM 06:30

はやくも帰国の朝です。一瞬だったー。

部屋の扉を開けると、4階だというのに、1階のベーカリーレストランから焼きたてパンのよい香り♡

今日はここで朝食に決まりっ(´∀｀*)

結局これが定番になる、Melange 4.4€

たくさんある朝食メニュから、パンの盛合せがついた、Burggarten breakfast 19€ を。

どれも間違いない、焼きたてパンのセレクション♡

特にこの、オーストリア定番のカイザーロールがおいしくて…!!! 持ち帰り決定！笑

ハーブ、パンプキンシード、トマト風味のスプレッドにチーズの盛り合わせ。

プティフルーツサラダ、ヨーグルト、ここにジュースも付く豪華さ。

Egg Benedict 10€

オーガニックエッグを使ったこだわりのエッグベネディクトも追加で。

なんでこうもソースがおいしいかなーって！しあわせな最後の朝。

ちゃっかりとお持ち帰りも仕立ててもらって。

ほかほかっ。2日間お世話になりました。

AM 08:00

新しくて綺麗なウィーン空港へ。

タックスフリーの書類を送るため、切手を買うとこんなにかわいいシールで♪

AM 10:00

パリ経由で大阪へ帰国するため、エールフランス航空に搭乗。

ストームのため安定の40分遅れ♡

乗継ぎさえ間に合ってくれたら何でもいいよ、もはやパリ泊まれるならそれでもいいよ、な大きな気持ち(笑)

PM 12:30

パリに到着し、荷物ともどもなんとか乗継ぎ間に合いました。やったー！

帰りはもちろんのエコノミーだったのですが、ちょびっとだけ奮発してスペシャルミールのリクエストを入れておいたのです＊

現在のメニュは、2012年にフランスの番組でトップシェフに選ばれたJean Imbert氏が監修したもの。

茄子のカレー風煮込みに、フランス産ホロホロ鳥とスペルト小麦のリゾット。

イラティチーズ、ラズベリーティラミスのデザートもどれもおいしくて。

機内食の進化半端ないーーーっ！！！

最後まで食を楽しみきった旅。

そして、クラシックの良さを再発見できた旅でもありました。

次の旅は月末に。香港を訪れる予定です。上海蟹の季節だー！やたー！♡

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新旧ウィーンのダイニング

AM 07:30

特別すぎる景色を窓の外に、ウィーンで迎える朝。

朝のお散歩も、360度どこを向いてもはっとするほど綺麗で楽しくて。

横を通ったオーストリア国立図書館。

美しい図書室まで入りたかったけれどオープンは10:00。ざんねんっ。

王宮の裏手に見つけた馬の訓練所。見てみたいものばかり。

あっいたいた！女性の騎手さんかな、すてき。

アーチをくぐると、ミヒャエル広場に出ました。ホーフブルク王宮の北の入口です。、

ちょっとおなかすいてきた♡ あともう少しもう少し。

とっても楽しみにしていた朝ごはんは、1876年創業のウィーン随一のクラシックカフェへ。

◆Cafe Centrale

https://www.cafecentral.wien/

大理石の柱に、光をたっぷり誘い込む大きな窓。内装がもう素敵すぎる。

入口に置かれたショーケースには、美しく仕立て込まれたパティスリーたちが整然と。

このカフェは朝食メニュがたくさんあるのがよくって(´∀｀*)

セットメニュの Altenberg Fruhstuck 16.9€

パンの盛り合わせに、スクランブルエッグ、ハムとチーズ、フルーツサラダ、オレンジジュース。

コンフィチュールは、ウィーン近辺でよく取れる杏子のもの。

珈琲も…さすがウィーンです！

エスプレッソ、ミルクの量やホイップの有無などの組合わせで8種類から選べ。

牛乳の甘さがほろりおいしい、Kaffee Verkehrt (小さなエスプレッソにたっぷりのミルク)と。

単品で、Kafdee mit Schlagober 5.3€

いわゆるウィナーコーヒーに一番近く、苦味と濃厚なクリームが絶妙なバランス。

そして！40種類以上も珈琲の種類があるというカフェ文化大国のウィーンにあって、私が一番飲みたかったもの。

Maria Theresia 7.3€ を♡

ホイップの乗ったダブルエスプレッソに、オレンジリキュールが入るという大人の珈琲。

結構お酒きついっっ!!! しまった、これ夜の飲み物やった!!!笑

仕事にすっごく疲れた寒い夜なんかに、これ一杯ひっかけて帰りたい。

追加で、ショーケースより Apfelstrudel 4.8€ を単品で。

たっぷりの林檎にシナモン、レーズン。ラム酒もきいてこちらも大人味。

カフェのギャルソンさんも朝一番からぴしっとキメていて格好良い。

朝こそまだ、地元の方もいてこの静けさですが。お昼に前を通った時は観光客の山！山山でした。また朝に来ようっ。

ご馳走さまでした。

美しいパッサージュを横目に旧市街を西へ歩き。

すごいっ。公の本の交換スペースね。こういう文化とてもすてき。

AM 09:00

リングの外まで出てきました。

1番と2番のトラムを乗り継ぎ、リングを一周してみることに♪

車窓に見える景色は素晴らしいし、旧市街と新市街、街の大きさも全部わかっていいっ！

観光用の一周トラム(10€ぐらいやったかな)もあるけれど、乗継ぎで節約できました♡

最終はモーツァルト像の前で下車して。

AM 10:00

開館と同時に、ウィーン美術史美術館へ。

チケット買うのに窓口から外まで長蛇の列が出来ていましたが…

人をかき分けて入ると、誰も使ってない↑このチケットマシンがあります。カードオンリーですが、ちゃっと買ってちゃっとinっ♡

メインエントランスの階段をのぼったところに、なにやら足場が設けられていて。

わ！すごく素敵！クリムトの天井画ね。知らなかったーーー。

他の三方とは明らかに違う、やわらかで個性的タッチに魅入っちゃう。

2階の絵画の部屋たちにも、もちろん珠玉の絵画作品がたくさん。

ここの一番の見所はやっぱり、ブリューゲルのバベルの塔なのかな。

実現不可能なものに挑戦しようとする人間の傲慢さや勇敢さを表しているそう。

…てか！こんなん日本に来たらすっごい人だかりやのになっ。なんなら、反復横跳びでもしながら見放題やんっ♡笑

オーストリアらしく。マリアテレジアの娘、マリーアントワネットの肖像画もありました。

3階に登ると、"The Last Day"というタイトルの展示室が。ここにあったのは、この美術館の成れの果てを美しく連想させる絵画たち。

でも私がもうどうしても見飽きなくて、めちゃくちゃにテンション上がったのが、団体客さんはすっとばしていっちゃう、この0.5階部分。

奥に進めば進むほど、ウィーン王家の宝物がたくさん展示されているのやけれど。

目を見張るほどの豪華さと、ひとつひとつの装飾の細やかさにびっくりする。

日常的に使っていたものもたくさんというから、当時の王家の力のすさまじさを想わずにいられない。

これらを作るためにかけられた時間の長さが、宝物になって後世に残っていくのやなぁ。

ここだけ博物館のようで、見ごたえたっぷりでした。

今回は行かなかったけれど、世界で一番美しいと言われる美術館カフェもここに。

次来たときはここで週末のブランチセットしよう〜♡

PM 12:00

そろそろおなかすいてきたよ〜マリアテレジアさんっっ。

どうしようかなと、ウィーンの北西にあるGrinzingというエリアまで行ってみることに。

38番のトラムで約20分、終点まで。

たどり着いたのは、ウィーンの北の森の入口。

周辺には葡萄畑が広がり、ホイリゲと呼ばれる造り酒屋さんがたくさん集まるエリアです。

かわいい町だーー♡ こんなところに路面電車一本でこれるなんてっっ。住みたい…。。

立ち並ぶホイリゲたちは、通常平日は15:00ぐらいからしか空かなくて。

でも、お昼もやっている評判の良いところがあったのでそちらへ行ってみることに。

◆Zum Martin Sepp

http://zummartinsepp.at/

わわっ！思っていた通りのホイリゲの雰囲気だぁ嬉しいーーー！！！(*ﾟ▽ﾟ*)

早速、Heuriger 2017 3.7€ を。

ホイリゲの名前になっている新酒ワイン(去年のだけれど)。伝統のジョッキスタイルで！♡

Weisburgunder  Hausberg 2016 4.9€

ここのワイナリーのPinot Grisをお願いすると、こちらは上品にもグラスで。

Most & Sturm 3.2€ というドリンクのポップがどこのテーブルの上にあったので。

これは何？と聞くと、ワインになる前のワインだよ、と。上の写真の左のジョッキがそれ。

発行途中のブドウ果実かな。甘いけれど酵母感があって食事にあったのが不思議でした。

お料理は注文して出てくるものもあるけれど、ホリイゲといえばやっぱり、このスタイル♡

店内に設置されたビュッフェ台から、すきなものを指差しでもらいます。

皮付き豚肉のグリルどーーーん！そうこなくっちゃ♪♪

盛りたい放題のサラダは、小さい方のお皿で5.4€。どれも作り込まれていておいしそう。

お値段のレシートをもらって、あとで飲み物と一緒にテーブル会計するのですが、お肉もサラダも込み込みで、18.4€。おとくっ！

お野菜たっぷり食べれるし、ひとつひとつのお味も…Lecker! (おしいしよ!!!)♡♡

雰囲気もお味もワインも、最高のランチスポットでした。また来たいです。

それでもお昼は静かなグリンツィングの町。夏の夜はお酒飲みさんたちで、きっと大にぎわいなのやろうなー(´∀｀*)♪

ホリイゲの入口にかかるこの逆さの松の木は、新酒ありますよ♡の目印。

今年の新酒も11月中旬に解禁されるみたい。来たいよーーーきたい！こよう、うん。

PM 14:30

また38番のトラムで、ウィーン市内へ戻ります。

最後のお土産をさがしに、いつも必ず立ち寄ってしまう高級食材屋さんへ。

◆Julius Meinl

https://www.meinlamgraben.at/Home

いやーー高い。ここはやっぱり。珈琲だけは専門店なのでここでお買い上げ。

2日しかなかったけど、割とやりたいことやって満足まんぞく＊

最後にもっかいだけケーキ食べておこうかなと(笑)、ケルントナー通り沿いにある行きたかったコンディトライへ。

◆Café-Konditorei L. Heiner

http://www.heiner.co.at/

店員さんのエプロンも、飾りすぎないクラシックなケーキたちもどれも素敵でおいしそうっ!!!

迷って迷って、隣のおばぁちゃんと同じ、Erdbeershnitte 3.8€ をお願いして。

層の美しい、苺ムースとチョコレートスポンジのケーキです。

甘さ控えめで優しい味わい。それがもうっめちゃくちゃおいしくて癖になる。何年も続くものって、こういう味なのやなぁ。

お土産のチョコレートたちの包み紙もめちゃくちゃかわいくて、ついついね。

ご馳走さまでした。

PM 17:30

最後のディナーの前、アペリティフへ行こうよと誘って、てくてく。

旧市街の一番北のほうにある、大好きで来るたび訪れるワイン屋さんへ。

◆Vinothek W-Einkehr

http://www.w-einkehr.at/

いつものおじさまいたいたっ♡買いにきたよーーそして何か飲ませてーっと(´∀｀*)

あれやこれやと、白を4種類出していただき。
 

最後の"URBAN"というワイン！Gemischter Satzと書いてあるから、これは何の品種？と聞くと。シャルドネやリースリング、グリューナーなど5種ほどを混醸しているという。

全部のいいとこどり！おいしすぎる！！即買い決定っっ。

オーストリアにもおいしいスパークリングある？と聞くと、当たり前やーん！とポンっと抜いてくれて♡

ひゃーっ。これも絶品。Blaubruger(＝Pinot Noir)と、Sankt Laurentという地場品種を50%ずつ。頂きます。

お会計したて出ようとした時に、これも飲んどきとついでのように入れてくれたもの。

樽の香りとグリューナーの果実感が素晴らしくマッチしていて最高においしかった。

もうっもっと早く出してよーー！w また次来る時の楽しみにしておくわ。

旅先に『行きつけ』があるって嬉しい。

小規模生産者のオーストリアワインをこだわって出してくれるこちらのお店。きっとまたすぐに来ます。

ご馳走さまでした。

PM 19:00

すこし暮れてきたウィーンの街。白い壁にレストランの看板の光が灯りはじめます。

最後の夕食は、ここもウィーンに来るたびに訪れる場所。昔一人で来た時に見つけて以来、大好きでたまらないこちらのレストランへ。

◆Loca

https://www.bettereatbetter.com/

メニュを見ている人は誰もおらず、いつも通りシェフのおすすめコース(6皿/47€)を。

ワインペアリングをお願いすると、最初はロゼのスパークリングからにしようかと。

ここから40kmほど離れた、ニーダーエスタライヒ州のものだそうで。

少し樽が聞いていて、じんわりおいしいーーー。ローカルなワインしか置いていないとこらも、このお店の大好きなところ。

1皿目。最初の前菜は、フレッシュなブッラータチーズのバジルソース。

パンには、バターやサワークリームを添えて。

2皿目。オーストリア伝統のブラックソーセージにアプリコットを合わせたもの。

これーーーっ。んんんんーーー好きすぎる。。いったいどうやったらこんな組合せが思いつくのだか。。

3皿目。燻製鴨のカリフラワークリーム。

これに合わせる白ワインはやっぱりと、Gruner Veltliner♡

4皿目は、トラウト(鱒)の燻製卵ソース。

下に敷いてあるのは何と海苔を使ったソース。烏賊やルバーブも添えられ、とても味わい深い。

赤ワインをお願いすると、ローカル品種のSt.Laurent 100%のものが。初めてっ!!!

黒いベリーのコンポートのようで、なんやかポートワインみたいですっっごく美味しい！！

5皿目。最後のメインは、ドライエージビーフ(熟成肉)のグリル グリーンピースとポルチーニ茸のソース。

6皿目。最後のデザートは、バジルのアイスクリーム。

たっぷりのバジルとキャラメリゼされたナッツに、秋を迎えるウィーンの森の魅力を連想して嬉しくなる。

ローカル食材のみを使った、あまりに素晴らしく、繊細かつ複雑に仕立てられたこの「シェフのおすすめコース」。

いったいどんな方が作ってるのかと思ったら、めっちゃ恰幅良くて両腕にごっついタトゥーの入った、漫画に出てきそうな大男さんでした！笑

人を見かけで判断してはいけない！絶対に！！！笑

旅から教えられることだらけです。

さぁさホテルへ帰って、仕入れた山ほどの食材をパッキングしないと。

今回、クラシックからモダンまで、歴史を超えて満喫できたウィーンの食シーン。

大満喫でした。ご馳走さまでした。

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岡田 奈穂子(Nahoko Okada)

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麗しのウィーンへ

AM 07:00

リヨンのホテルでフランス最後の朝食をいただき、シャトルバスで空港へ。

設備はどれも最新！モダンな空港です。

AM 10:00

良かったぁ、今日は飛びそうで(´∀｀*) ウィーンまでオーストリア航空で2時間の空の旅です。

機内で配られた、Mannerのお菓子にオーストリアに向かう実感が…♡

オーストリアのお菓子メーカーで、ヘーゼルナッツのクリームを挟んだワッフルは誰もがだいすきな味っ。

AM 12:00

無事にウィーンの空港に到着しました。

もうお昼時だねと、空港からタクシーで直接ランチに訪れたのは、大好きなドイツ菓子の先生に教えていただいたレストラン。

◆Kurkonditorei OBERLAA

https://www.oberlaa-wien.at/standort-10-3/

地下鉄のOberlaa駅に隣接する、大人気コンディトライ(お菓子屋さん)の本店にあたるカフェレストランで、昼食もおいしいと教えていただいて。

建物の中に入ると、煌びやかなケーキたちがずらりっ！目移りしちゃうーーっ！！！

ここのケーキは、リッチすぎるウィーン菓子を食べやすく軽やかにしたものも多く、一時はダイエットケーキと呼ばれ大流行りしたのだとか。

駆けつけ一杯の、Gruner Veltliner 3€

オーストリアの固有品種で、リースリングとソーヴィニヨンブランを良いところどりしたようなフルーティな香りが大好き！♡

価格もお手ごろなので、日本でも見つけては買ってよく飲んでいます。

教えてもらった通り！お料理も大充実で。

Altwiener Suppentopf 6.5€

ウィーン伝統の牛肉コンソメスープ と、

本日のランチセット 11.8€を頼むと。Lachcremesuppe(クリームスープ)に、

Fiakergulasch Wurstel Serviettenknödel

メインには、フィアカー(馬車)グーラッシュという美しい名前のつく、牛バラ肉の煮込みが。

ボリュームもお味も大満足！住んでたら通うわぜったいーっ。

デザートには何を食べようかなと散々迷った結果…

カフェメニュの中にわたしがウィーンで絶対に食べたかったものを見つけてしまって。

Topfenknodel mit Zwetschkenroster 7.1€

伝統菓子のひとつで、甘いチーズのお団子にプルーンの甘酸っぱいソースを合わせたものです。

なにこれおいしーーーい！！チーズボール、見た目とうらはらに温かくて甘さはとっても控えめ。ふわっと軽いのっっびっくり！

生クリームも羽のように軽やかで、ひゃーっぺろっと食べれちゃう。

Melange 3.9€

こちらでいう、カフェオレも注文して。

ケーキ屋さんのカフェレストランで、デザートはもちろん、ごはんまでおいしいなんて最高すぎるっっ。

教えていただけて本当によかった。ありがとうございます。ご馳走さまでした。

お店の裏に広がる噴水のきれいな公園。なんといいところーーー。地元のおばぁちゃんたちもたくさん集っていました。

PM 14:30

3泊予定が2泊になっちゃったけれど、ずっと憧れていたこちらのホテルへやっとの思いでチェックイン。

◆The Guesthouse Vienna

https://www.theguesthouse.at/hotel-de.html

迷子になったらこれ使って、と私の名前とホテルの住所の入ったゲストカードを。

素敵なお部屋ーーーっ！！特にこの窓際っ。このあとここは、わたしがワインを飲んだり朝仕事をしたりするスペースに(笑)

ホスピタリティも本当に素晴らしく。水やビールはもちろん、なんと地元オーストリアワインが赤白ボトルで2種類ずつ、毎日飲み放題とのこと…!!.

下の系列のレストランに部屋から持って行って(持ち込み無料で♡)飲んでくれても良いですよ、と。なんとーーっ。

PM 15:30

お買い物へ行こうかなとホテルを出ます。みんなかしこーい！

シュテファン大聖堂から徒歩5分という素晴らしい立地。にぎやかなウィーンの旧市街。

わたしのお気に入りのショッピングエリアは、地下鉄に乗って3駅のNeubaugasse駅周辺。

大通りから1本入ると、オーストリアやドイツなど、ヨーロッパの服たちを扱うブティックや小さなデザインショップ、リボンやボタンなどの手芸屋さんなどがたくさん集まっているんです。

素敵なお姉さんがデザインしたという秋物カットソーなんかも買えて嬉しいっ大満足♡

PM 19:00

ウィーン初日の夕食は、シュテファン大聖堂の裏手にあるクラシックなホテルレストランへ。

◆Hotel König von Ungarn

https://www.kvu.at/en/#

かわいい空間ーーー♡♡きゅんっっっ。

ここも、ドイツ菓子の先生におすすめいただいたところ。期待大すぎるーーっぅ。

飲み物はおきまりの、Domaine Wachau Gr.Veltliner 2016 5€ と、GRUBER Riesling 2016 5€。

ここのホテルの名前のついたリースリングが、めちゃくちゃおいしかった。

前菜の盛り合わせ Small 7.5€

ポテトサラダや卵のサラダ、鰊のマリネ、キャロットラペ、水牛のカプレーゼ、カッテージチーズなどが美しく盛り合わせに。

パンも4種。様々な穀物が練りこんであってどれも外パリッ中ぎっしりでおいしい。

パンは、フランスと張るぐらい私はウィーンのものが好き。

メインは、Wier Kalbsschnitzel vom Milchkalb 19.5€

乳のみ仔牛のシュニッツェルです。

さっきからゴンゴンゴンと、お肉を叩く低音が心地よく厨房から届いていたの！さくさくっと軽やかでおいしいーっ。

ここのものは伝統どおりに仔牛肉を使っていますが、近頃は豚肉で出すところも多いのだとか。それもはやトンカツやーん笑

とっても食べたかったもうひとつのメイン！

Traditioneller "Tafeltpitz" 18.5€

こちらもウィーン伝統の、牛ランプ肉の煮込み料理です。

西洋ワサビと林檎、2種のソースを好みでいただくのがこのお料理の伝統。

うーーんっおいしいーーーっ。クラシックって素敵、って。この旅で改めて気づいた。

ちょっと控えめだったとはいえ、ホテルレストランで席料込みでひとり22€程。

なんと！この立地にあって。やっぱりやっぱり幸せでした。

ありがとうございます、ご馳走さまでした。

PM 21:00

帰り道、なぜかまだ開いていたシュテファン大聖堂に入ってみたりして。

電気は消えても美しいです。。

旧市街の夜はまだまだ賑やか。すこしの肌寒さが心地よくって。

3度目のウィーンはまだまだ行きたいところだらけ。

明日の1日が実質の最終日です。めいっぱい楽しまなくてはっっ(´∀｀*)

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フランス料理の真髄

AM 06:30

まだ陽の登らないアヴィニョンの旧市街。

今日は、エルミタージュとリヨンを経由し、夜にはオーストリアのウィーンまでという大旅行の日。

アヴィニョン駅で朝食を買い、TERのリヨン行きに乗り込みます。

フランスの国民飲料、オランジーナで軽めの朝食。

ワイン畑に登る朝焼けと、ローヌ川沿いに広がる絶景を眺めるローカル線で1時間半。

朝日にむかって伸びるひまわり畑。

葡萄畑が拡がる丘が見えてくると、そこはもうエルミタージュ。

AM 08:45

Tain-l'Hermitage駅で途中下車します。

ワイン好きならば一度は来たい、そうでなければ全く興味をもつタイミングもないかもしれない(笑)

駅の背景がザ！なワイン畑。すごっっ。

この駅裏のワイン畑には、エルミタージュを代表する一大ワイナリーのM.Chapoutierさまの文字がずらり…!!!

さすが。駅前徒歩1分にオフィス兼ショップを構えていらっしゃいます。

もちろん興味がないわけではないけれど、わたしは生産者のエスプリを直で感じられる小さなワイナリーのほうが好きなので、今回はここはパス♡

ガイドブックにも載らない小さな町ですが、それでもやっぱりかわゆいのです。

AM 09:00

車通りの多い道沿いを歩いていると、ほんとにね！どこからともなく！チョコの甘ぁい香りがしてきました。

その正体が数100m先のこちら♪

◆Cite du Chocolat Valrhona

https://www.citeduchocolat.com/

フランスを代表する高級チョコレート、ヴァローナ社のチョコレート工場兼博物館です。

かの有名な！あのヴェローナのチョコレートはすべてこの場所から出荷されています。

入場料9€を払って博物館に入ると。

チョコレートにまつわるあれこれがスケール感たっぷりに！

入口付近にあるこのマシン。チョコレートのテイスティング方法を教えてくれるのですが。

入場チケットのバーコードをかざすと…

じゃん！チョコが出て来た！なにこれ嬉しい！！

ここはラボかしらん。説明を見ては、その横にあるチョコレートを食べる(セルフサービスの食べ放題)という、なんとも鼻血ぶーな博物館♡

2階に上がると、チョコレートの加工にまつわるあれこれや、ケーキラボなどもあり。

ひゃ！これまで食べ放題！入場料すぐ元取れそうやっww

奥はカフェテリアのようになっていて、出来立てのチョコやケーキなども食べられるようでした。

隣のブティックでも試食放題はまだまだ続き….!!!笑

少し買っただけやのに、はいこれもあーげる♪と、おまけをこんなにたくさんくれました。

日本で買ったら普通に板チョコ1000円ぐらいするよねっ…!!! らっきー♡

AM 10:00

見せてねと連絡していたワイナリーへ、時間ぴったりに到着です。

◆Ferraton Père et File

http://www.ferraton.fr/

おっとこっちは裏口でした(´∀｀*)

ローヌ川のほとりへ回り込み。

表玄関はこちら、レストランを併設しています。

早速ワイナリーの中をご案内いただくと、もう宝物ののような赤ワインたちが樽いっぱいに。よだれものっっっ。

20haの畑をもち、年間50万本を生産するこちらのワイナリーはシャプティエとも資本関係があるようでしたが、それでも比べると全然小規模で。

すべてオーガニック、6ヶ月〜1年の小樽熟成を経て出荷されるというこだわりようです。

レストランの2階に位置する見晴らしのよいテイスティングルームでお楽しみの試飲の時間♡

実はあんまり時間がないの、と言うと。じゃぁもう僕のセレクションで良いの飲んでよって。

Syrah100%のCrozes-Hermitage 2016から始まり。

2本目にはなんともう、Hermitage 2011が!!!

7年経った今が飲み頃というこちら。とってもエレガントでフランスの本気のおいしさ。こんな慌てて飲むもんじゃないっっ(笑)

表記違いのErmitage 2012 はさきほどのものよりパワフル。

ローヌ川対岸のSaint-Joseph 2014は酸が高く土や動物の香りがする。ジビエに合わせたい。

どれも本当に美味しかったけれど、満場一致で2番目のHermitage(生産元価格で1本47€)を買わせていただくことに。

この秋中に空けちゃおう～♡ ご案内くださったStephanさん。ありがとうございました。

またエルミタージュ駅に戻り、今度は北に1時間。

畝る迫力半端ない、エルミタージュの丘たち。

AM 11:40

まもなくリヨンに到着です。まだ午前中だなんてなんと充実した日！笑

駅で荷物を預けて、今回の旅一番のメインイベント。本日のランチへ出掛けます。

リヨン駅からタクシーで20分、見た目はどうなの？！なこちらにたどり着きました。

◆Restaurant Paul Bocuse

https://www.bocuse.fr/

世界で一番有名かもしれない三ツ星レストラン、ポールボキューズの総本店です。

正直、ザ！クラシックなおフランス料理とか、誰もが知るミシュランとかってあんまり好きじゃなくて。

リヨンも今回4回目ぐらいだけど、食事の候補に入れたこともなかった。

でも最近色んな料理の文献を読み始め、フランス料理のルーツやを辿っていくと、どうしてとこのポールボキューズを外しては何も語れなくなっちゃうのです。

"Delight of Travel & Eat"を語る以上、やっぱり一度は来てみなくちゃと。

そして行くなら、2月になくなったポールボキューズ氏のエスプリがまだ残るであろう今かなと。思い切って、もうそれはそれはたくさん予習をして今日を迎えました(笑)

アペリティフにグラスでシャンパーニュをお願いすると、Moet&Chandonの2009ミレジメで。

こんなにもなみなみと注いでくださってびっくり!!!

メニューはプリントアウトして穴が空くほど見てきたので頭に入っていますが(笑)、ここの一番シグニチャーなコースを人数分お願いして。

Amuse-bouche de l’Auberge

まずはアミューズブシュの、トマトクリームのガスパチョから。

Nage de homard glacée au Pouilly-Fuissé

ロブスターのセロリクリーム キャビア添え

爽やかに香るアニスが、シャンパーニュと絶妙なマリアージュを演出してくれます。

Soupe aux truffes noires V.G.E. 

ここに来てこれは外せない！本当に楽しみにしていた「黒トリュフのスープ」。

さくさくっとパイを割って中をすくうと。わんさかな黒トリュフに、フォアグラまで…!!!

旨味が凝縮しすぎているコンソメスープ。

そしてもうね、ワカメかな？！と思うぐらい黒トリュフが入りすぎて器の裏っ側に張り付く。

このお料理、わたしが30年間食べたものでいちばんおいしいものかもしれない。ほんとうに。

赤ワインをボトルでと、Chateau Neuf de Papeのものからおすすめをお願いして。

Isabel Ferrando "Colombis" 2011 (145€)

日本で飲むいわゆるシャトーヌフとは一線を画する、とても軽やかながらエレガントでアフターの長いワイン。

メイン1品目のお魚料理は、Rouget barbet en écailles de pommes de terre croustillantes

なんと美しいお料理…!!! お魚はきっと日本にはない、でも赤ムツ(ノドグロ)に近いかなぁ。

ジャガイモを鱗に見立てて、こんなに美しいお料理は過去に見たことがない。

ローズマリーとオレンジのソースが本当にほんとうに美味しくて、本気フレンチの格の違いを感じずには居られない。バゲットにぐりゅっと付けてたべちゃうっ。

Granité des vignerons du Beaujolais

お口直しのボジョレーワインのシャーベットは、タクトヴァンの器で。

そしてこれです！これっっっ！！！もう何度も本で読んだこちらのスペシャリテ。
Volaille de Bresse en vessie ‘Mère Fillioux’ 

「ブレス鶏の膀胱包み クリームソース」

牛肉の膀胱のなかでじっくりと蒸し焼かれるのは、ローヌ地方一番のブランド鶏の「ブレス鶏」。

膀胱が開かれ、中に入ったお鶏様がすごい手際で取り分けられていきます。

取り分けられたお皿がこちら。美しい！！！そして、まともに食べたことない超高級モリーユ茸がこれでもかと載せられる。

なんとーー。味わい深い…。香りだけでお腹いっぱいになりそう。。

ほんとにとんでもないレストランです。ここまで卓越してしまったら、もはやそのへんの若鶏でも半端なく美味しく調理してもらえるんじゃないかと思う。。

こちらは取り分けられた後のガラ様。下さいお願い！持って帰ってラーメンのスープでもとりたいわ！！笑

ほぼほぼ完食っ。ふぅーーーーっ。

ごろごろごろっと運ばれて来たワゴン。
Sélection de fromages frais et affiné チーズの盛り合わせ、というか、お好きなものをお好きなだけという幸せ最高潮のやつです。

指差していろいろと切り分けていただいて。ちっちゃくていいからね！ちっちゃくでと。

それでもこの大きさ。日本のチーズショップで買うやつぐらいある(笑)

この2層になったカマンベールは初めて見た。一番のお気に入りは「ブリアサヴァラン」でした。

またまた口直しかな、ジンジャーの香るレモンスフレが。

どれもおいしすぎて口をお直しする必要なんてないよ、と言いたくなる(笑)

そして最後のお楽しみ。

運ばれてきました！総勢4台のワゴンでやってきた、Assiette Gour。デザートの、これまたお好きなだけ♡のやつですっっ。

このケーキを、と選ぶとその場でベリーやソースを乗せて仕上げてくださる、なんとも素敵なサービス。

この日のセレクションから、ラズベリーのタルトとミラベルの同じくタルトを。

自家製のヴァニラアイスクリームにマジパンのケーキ。苺のショートケーキ。

シンプルだけれどそれ故に仕事の丁寧さが出ておいしかった、クリームブリュレ。

私がどはまりしたのは、このチョコレートケーキと、フルーツコンポートの赤ワイン漬。

最後の小菓子も美しく。

ここのデセールは、リヨンきってのパティセリー『BERNACHON』が監修しているという。

最高のレストランと最高のパティスリーの饗宴。ほんとうに、とんでもない。

連れてきてくれてありがとう、ご馳走してくれてありがとう。

互いに相手に感謝したくなっちゃうぐらい素晴らしい、一生忘れられない体験でした。

奥にあった厨房。

目を輝かせて見ていたら、シェフが挨拶しに来てくださって。

トイレ帰りやったから手がちょびっと濡れてて、握手してくれたのに、ひゃっごめんなさいっってなった(笑) でも嬉しかったぁ(´∀｀*)

お土産もののコーナーもあったのやけれど、圧巻だったのはそこ奥にあった、50mも長さがあろうかというワインセラー。

宝物の山なのやろうなぁいいなぁ。。

あ、これはいりません結構です♡

ボキューズさん、お料理ですごいんだから。お皿に顔写真とかこういうのとかいらないのになぁって、そこだけ思っちゃう。

でもでも、こんな幸せな時間を下さって本当に尊敬と感謝です。

きっと彼のエスプリが今後も世界中に残り、またどこかで触れることができますように。

ご冥福をお祈りします。

PM 18:30

荷物をピックアップしてサン=テグジュペリ空港へ移動し、今夜のウィーン行きの便にチェックイン。

しようとすると……フライトはキャンセルになりました、と。

あ、そうなんですね。わかりました。代替便とホテル用意してもらえます？と、自分でもびっくりするほどびっくりしなかった私(笑)

実は最近すっっごく飛行機運がなくて、結構な割合でキャンセルになったり遅延したりするのw

でもその分か、お客様が行ってくれる時は結構順調で、こういう時は強がりでもなく心底に、自分でよかったなぁと思う。

無事に明日の朝の便と、近くのホテル(朝食と夕食までついてる！食べられない！笑)を用意いただいて。

全員一致で言ったのが、「やった！もう1日朝バゲット食べられるやんっ♡」って、なんて前向きな食いしん坊(´∀｀*)

そのままホテルへチェックインし、今晩はのんびりと過ごすことに。いいよねこんな時も。

夜になってもおなかは減る気配をまったく見せず。

デカフェのオーレで、楽しかった今日の余韻をこころと体にそっととどめて。

明日はウィーンに辿り着くといいな＊

おやすみなさい。

Written by... ＊＊

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◆Table a Cloth.Co.,Ltd

CEO／Travel Designer／J.S.A.認定ワインエキスパート

岡田 奈穂子(Nahoko Okada)

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